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ソフトバンク、米で500億ドル投資へ 孫氏、トランプ氏会談で約束
AFP
【米大統領選】トランプ氏の勝利で世界はどう変わる 実行宣言した公約とは
BuzzFeed
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
転載で恐縮ですが、 「好悪の感情は判断を間違わせる、だったかも。 2016年11月10日08:55 自戒を込めて、だが、トランプ・リスクは大きく分けて2つある、と思う。 一つは、今も多くの人が心配している「政治的リスク」。「内向き」、「排除の論理」、「ポピュリズム」、「反グローバリズム」などなど。これは、間違いなく世界をより不安定化させるだろうが、「先の長い話」。 もう一つは、「経済的リスク」。目立っている「保護主義」は疑いもなくアメリカにも世界にもマイナス。その一方で、規模は大風呂敷ではあるが、インフラ投資、大規模減税・・・ポピュリズム政策メニューで、中身が前世紀かもだが・・・といった財政政策は、中長期的にはともかく、短期的にはアメリカのGDPを押し上げるだろう。そして、財政赤字の増加=国債大量発行だから、アメリカの長期金利は早速急上昇し、それに伴って円安になっている。 昨夜のトランプの会見が、取りあえず「マイルド」で、かつ、共和党が上下院とも過半数だったから、先の長い「政治的リスク」は一時棚上げ、経済政策の方は「いいとこ取り」で、NY市場は急上昇した。 トランプのような奴は、吐き気を催すほど嫌いだが、当面はむしろ円安株高、ということになるね。昨日の東京市場の反応は、「政治的リスク」と保護主義を見れば「中長期的に見れば」当然、と思うが、短期的には上げる。 この動きも brexit と同じか。 brexitも、トランプ・リスクも、「悪いことはまだ起きていない」。だが、起きることはわかっている。 こうなると、やばいのは来年前半かな。 そんなわけで、今日の東京市場、大幅反発で始まる。日経平均寄りつきは・・・先物は17200円台半ばだが、現物の水準の予想はかなり難しい。こんなに動くときは、先物に寄せることが難しいからだ。ついて行けない、あるいは、「売りすぎたので反動買いが先物を追い越す」の双方が考えられるからだ。寄りつきは16600円ぐらいかな、と思ってはいるが、いきなり17400円でも不思議はない。ドル円自体は、ヒラリー勝利のケースより円安ドル高になっているし、先物を売りすぎた向きはファストリ辺りに大量の買いを出すはずだからだ。だが、不安な相場には違いない。レンジ予想はほぼ無意味だが、16500円-17500円、上はもっと行くかも、と答えるね。」
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政府日銀、円高注視し連携対応 臨時幹部会合を開催
共同通信 47NEWS
日銀 新たに金利目標を導入 大規模金融緩和で追加措置
NHKニュース
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
私は、「金融政策だけで日本経済の根本的な問題は解決しないし、構造改革を進める施策を伴わない金融緩和は効果が小さいどころか、「滅びゆく恐竜」のような企業を延命させる罪すらある」と考えています。 それ故、「総括」が不十分とか、イールド・カーブのコントローラビリティ(特に長期、超長期)とか、諸々ありますが、「変に動かなかった」のは評価します。 が、「長期金利(10年)0%」は、現状より長期国債の購入額を減らすことになる計算。プチ・サプライズの「マイナス金利深掘りせず」と合わせて、金融・保険には「いい材料」ですが、「実質利上げ」 「オーバーシュート型コミットメント」は、言わば「無期」緩和宣言。「持続する意志」ではありますが、「期限目標の放棄」と受け取ることもできる。少なくとも、「バズーカのような緩和」への期待は萎む内容。「期限」を「額面通り」に捉えれば、毎回のように追加緩和期待が生じる状況なので、「お互いラクになりましょう」という裏メッセージがあるのかも。 こう並べると、株価の方は、これまで売られていた金融・保険の戻りと、TOPIX型ETF購入の話に引っ張られただけ、かな。為替は、一瞬円高になりましたが、その方が「普通の反応」のように思います。22時現在、ドル円100円台ですが、これは「FOMC前」だけですかね? FOMCの結果次第では、いや、FOMCを通過すれば、「実質利上げ」、「バズーカ、もうなさそう」で、株価も反転するかも知れません。
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アベノミクス再起動 28兆円経済対策、実効性は未知数 リニア前倒し、即効性欠く
日本経済新聞
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
転載ですみませんが、 「「2016年08月04日08:59 リニアの前倒しは、まあいいとして・・・即効性はともかく生産性を高める効果が期待できるから・・・今更、従来型の公共投資を増やすことによって景気浮揚、というのはどうか。 既に、大規模土木事業・橋梁・トンネルといった辺りは供給制約に当たっているように思う。 NEXCO中日本の入札監視委員をやっているのだが(公開情報です、念のため)、多くの事業で、落札率=落札価格/契約制限価格(上限価格)は上昇しており、100%に近い案件や、不調・不落(入札・応札者がいない・落札されない)と、不調・不落から派生する落札率が100%を遙かに越える案件が頻発している。見る限りでは、人手不足と人件費の高騰が大きな原因だ。一方、電子機器などが主体の「機器型」は、価格低下が著しく、「低入札(=落札率が非常に低い)」が「常態化している。 これを「現場の感覚」と言ってよいかどうかは議論の余地があろうが、供給制約に当たっている事業をさらに増やしても「施工までに時間がかかり」、「さらなる価格の上昇を招く」ことになる。即効性が期待できず、かつ悪影響を及ぼす、ということ。 そもそも、「生産力効果」が疑問視される公共投資が多いではないか。そんなものを「短期的な効果」を求めてやれる状況なのか? 「地方創成」と絡めるなら、道路よりも、「Wifi無料のまち・むら」の方がずっといいと思うけどね。 何度も言うけど、本質的な問題は「低成長」と「将来不安」であって、デフレは言わば「それらの子供」。そちらに「効く」政策とセットにしないと、需要刺激策のほとんどは長期的にはむしろ有害でしょうに。」
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次会合で政策検証、必要なら追加緩和=黒田日銀総裁
Reuters
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
久しぶりのピックですが、相変わらず、FB,Y-Careerからの転載ですみません。 「2016年08月01日08:58 「総括的な検証」ねえ 7月29日、日銀は「上場投信の購入倍増、6兆円」などの「ちょっとだけ追加緩和」を決定するとともに、9月に、政策の「総括的検証」を行う、とした。  たしかに、「本番は9月」ということなのだが、「総括的な検証」の結果が、市場が期待している「より大規模な、より強烈な」緩和=例えば、無利子永久債によるヘリマネのようなもの、になるとは限らない。 むしろ、「客観的にクレディブルな目標」を掲げ、「日銀としてサステイナブルな量的緩和」を続けるとした方が、短期的には株価が急落することはあっても、「中期的にはいい」と思う。「2%のインフレ率」は「目標」として残してもいいが、「プラスのインフレ率を維持し、中長期的に2%を目指す」ぐらいでいいのではないか。米国など各国が「2%目標」を掲げているとしても、当分、世界的にインフレ率は鈍化しており、マイナスに転じている国もあるのだから。 「2%を必ず達成するまともな手段」は、現時点ではない。「まともな」とは、「将来の日本の破綻を決定づけない」という意味だが、本当にない。 そんな政策目標を掲げ続けるのは、中央銀行としては「罪」だ。 ついでながら、上場投信の購入倍増、というのは、「株価を支える効果」はあるが、株価を「直接支える」のは、日銀の仕事ではない。日銀が買い支えることで、市場の価格形成を歪め、企業統治にも悪影響を与える、という弊害を無視できないレベルに高めた、という面もある。 しばらく前から、今の日銀は「長期的な成長の敵」と思っているが、これもそうかな。」
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IMF、世界経済見通し引き下げ 景気停滞リスク指摘
Reuters
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
病状思わしくなく、久しぶりですが、また転載ですみません。 「「2016年04月13日09:00 消費税10%の再延期を正当化する、 には、十分かな。既に内々には決定しているかも、だけど。 2016年の世界成長率予想を3.2%に引き下げ、17は3.5%に下方修正。 個人的には2016年はもっと悪い、と思っているが、2017年について、「日本は消費税の影響で先進国の中で唯一マイナス成長」と予想したのはインパクトがある。 もちろん、増税は延期した方がいいが、延期の仕方が問題だ。期日を切るなら、2019年、かな。 ついでに、あの馬鹿げた「軽減税率」も白紙に戻すべき。 今日の東京市場、続伸で始まる。日経平均寄りつきは、16100円台半ばから16100円前後。昨日は上げ方が不自然と思ったけど、日銀が買ったらしい。が、今日は思惑で上げて始まる。16200円台かもっと上の場面もあるかも。その後どうなるか、は中国次第かな。16000円維持できない可能性がかなりあると思うけど。逆に、下げる可能性も見ておくべき、ということだね。中国の貿易統計の中身が予想よりいいと・・・黒字幅よりも、輸出入それぞれの総額の方が重要・・・株価は16500円ぐらいまで跳ねるかも、ではある。が、予想より少しでも悪ければ、急落する可能性がある。 でも、もう「情報が漏れ出ている」のかも。だったら、「上」だけどね。」
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米FRB金利据え置き 世界リスクで年内利上げ予想2回に引き下げ
Reuters
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
体調不良のため、久しぶりのpickですが、今回も転載で申し訳ありません。 「2016年03月17日08:58 FOMCのちょっとしたサプライズは 利上げしなかったことではなく、今年の利上げの回数予想が2回に下がった…と言うか、年末の利子率予想が下がったこと。 しかし、市場関係者の予想はともかく、多少物事が見えるエコノミストであれば、「利上げ、という方向自体を再検討すべき」と考える、と思う。 今年の世界経済は、「何か大きなポジティブ」がない限り、全体として低調。米国はまだいい状態だが、「すごくいい」のではない。 まあ、日本と米国は、夏、秋に向けて、「ちょっと良くなる」可能性が高いとは思うが。 さて、日米欧の中央銀行政策ラリーは、 ECB:予想をやや上回る緩和 だが、ドラギ総裁自身が冷水をかける発言 日銀:予想通り動かず FOMC:予想通り利上げせず しかし、予想利子率が低下 だから、全体として「当面は予想よりも緩和的」だった。 したがって、世界全体としては、株価は上がる方向、のはず。経済全体としても、米国が利上げしなかったこと、予想を下げたことは、たぶんよかった。 ドル安にはなったが、それでも東京市場は反発で始まるだろう。日経平均寄りつきは17000円台半ばから後半か。だが上げて終わるかどうかは微妙。数日ぶりに書くが、中国次第だと思う。上海市場も一緒にあげるようなら17300円ぐらいまで行くかもしれない。が、下げるようなら16800円割るかも。 しかし、「多少大きく見れば」マーケットにはポジティブのはず、なのだが。」
円急伸、一時110円台=欧米株は軒並み大幅安
時事通信社
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
転載で申し訳ないですが。 「2016年02月11日19:37 「悪いとこ取り」 1ヶ月前、『日本に関しては、この3年間、「政策期待」が大き過ぎた、と思う。だから、「期待」が実体以上にネガティブなものになれば、日経平均は15000円近辺か15000円割れもありうる。とは言うものの、賛成ではないが、日銀は「量的緩和の追加」を行うだろう。もしかすると、近々やるかも知れない。』と書いたのだが、 ・中国は「方向性」が見えない、あるいは出せない。 ・米国は強弱入り交じった経済指標で、減速懸念が台頭。   以上は、「フツーに」リスクオフ要因 ・日銀は動いたが、それは(おそらく日本経済には有害で、マネーサプライが増加するかどうかすら怪しい)「マイナス金利」、しかも「及び腰」。 これは、今、むしろ「売り材料」となっている。 ・イエレンFRB議長の議会証言は、ドル高懸念を表明(言うまでもなくドル安要因)。利上げペースは緩やかになると言いつつ(「フツーは」ドル安要因)、3月利上げの含みを残した(ドル高要因ではなくリスクオフ要因)。 ・減産の話が飛んでしまい、原油価格26ドル台。 そんなわけで、リスクオフの株売り * リスクオフの円買い(一時、110円台!)による日本株売り、悪いとこ取りの「売りの二乗、三乗」という展開。 何より、日銀はマイナス金利というカードを切ったばかり、しかも「疑問の声」多し。日銀は「当面動けない」と思った投機筋が、「安心して売り」にかかっている面も。 マイナス金利、筋もタイミングも悪かったね。これで、日銀は「連敗」。 日経平均15000円割れがありうる、と昨年から思っていたが、中国が「本当にひどい状態」になる前にこうなるとは思っていなかった。 どうやら、今年の下値の目処は、日経平均15000円割れではなく、13500円ぐらいか。 今夜のNY市場が下げ止まらないなら、明日の東京は、本当に日経平均15000円割れするかも。 アベノミクス相場は終了、アベノミクスも、潜在成長率を高めると言う意味では間違いなく失敗、だが、これ以上実体経済を悪くしない政策が必要だ。まず、消費税10%は「2年」延期。企業収益は悪化するはずだから、外形標準課税の強化も延期すべき。 日銀? 実体面に直接働きかける政策が出るまでは、もう何もしない方がいいよ。」
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米国株、3日続落 原油価格の下げや世界的な株安が重荷
日本経済新聞
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
イエレンFRB議長の議会証言を待つ形で「下げ止まった」と言うべきだと思いますがね。以下は、7日夜にFBなどにポストした私の現状認識です。 「2016年02月07日19:25 米国雇用統計は、Mixed Result だったが、これだと、NY市場が下げるのは当然。 Mixed の内容は、「民間非農業部門雇用者数の増加は市場予想より少なかったが、失業率は4.9%に低下」なのだが、こういう結果なら間違いなく下げる。 中略 米国経済が既にピークアウトしている可能性はかなりある。だが、そうだとしても、当面は「緩やか斜面」で、「そこそこいい状態」が続くと思う。「急斜面」になるのは、中国が「ハードランディング」したときだろう。 で、東京市場だが、週明けは続落で始まるだろう。どの程度下げるかは、朝のシドニーのドル円を見てからでないとわからない。ただ、16000円割れの可能性がある週になるとは思う。 以下略」 こちらは、1月11日のポストの一部。 「残念ながら、今のところ、今年の世界経済には「希望が持てない」。 以前触れたが、株価も日経平均15000円割れがあっても不思議はない、と思う。年末から見て、日経平均で3000円下げていて、「売られすぎ」感はあるのだが、このままの状態で実体経済の見通しが「見えてくる」と、「売られすぎ」ではなく「こんなもの」になりかねない、と危惧している。」 日銀のマイナス金利の効果は、実はまだ「これから」なのですが、「マイナス金利合戦」になってしまっては、弊害の方が多いでしょうね。私は、日本のメガバンクに対して好意的ではないのですが、ECBも日銀も、自己資本比率規制等の銀行を取り巻く状況に対して「鈍感」なように感じます。
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日経平均は大幅続落、原油安や円高でリスクオフ強まる
Reuters
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
3日は、朝、FBに「中国次第で日経平均17000円割るかも」と書いたように、「17000円割らなくて良かったね」の日だった、と私は思っています。ナイトセッションの終値が16830円、午前4時時点で、CMEの先物は16700円割っています。ドル円も117円台。ADRを見ると、邦銀株は軒並み下げていますが、預金手数料と「口走った」三菱UFJの下落率が当然ながら大きい。 NYダウは同じ時点で10ドル安程度、原油は上げているのですから、日本株が売り込まれている状況です。 私は、「それほど資金需要が掘り起こせるとは思えない日本」でのマイナス金利は、その資金需要を喚起する有効な政策(あれば、ですが)とセットにならない限り、むしろ有害、と思っており、当日にも「愚かなこと」とPickしたのですが、このままなら今日も続落で始まり日経平均17000円割れがあるであろう東京市場の状況を以て、マイナス金利の評価が定まるとは思いません。 「狂躁」が一旦終わるだけです。市場が「マイナス金利の効果を慎重に見極める」姿勢になったとすれば、地合いはそれ以前に戻るだけのこと。反動もあって、下げるのは当然です。 あ、CMEの先物、戻してきていますね。ダウは上げて終わりそう。CME先物の終値は16900円台かな。 東京市場は、このままなら続落で始まりますが、終値はまだわかりませんね。急変がありそうな雰囲気です。予想の修正が必要かも知れません。
日銀 新たな金融緩和策決定 当座預金金利マイナスに 
NHKニュース
預金、なぜ膨張 超低金利でも残高最高677兆円 「長生きリスク」で逆流
日本経済新聞
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
きちんと考えてから書き込むべきですが、敢えて、直観、あるいは直感を言うと、これは「新・流動性の罠」と言ってよい現象と思います。 利子率がほぼ下限、というのは、古典的な流動性の罠と同様ですが、新しいことは、「高齢化」と「資産価格のボラティリティの高まり」。 「年金以外の所得がほとんどなく、所得が増える可能性がない」 「長生きリスクはあるが、余命も限られており、投資のタイムホライズンを長く取れない」 とすれば、資産を失った場合、そのロスを回復できる可能性は低く、「ただ失ったまま」になってしまう。「長生きリスク」も同時に存在するので、「リスク」は取れない。結果として、預貯金に「逃避」してしまう。 一方、銀行にとっては、国内には、預貯金の増加に見合うほどの貸出先がなく、マネタリーベースの増加ほどクレジットは増加しない。 結局、実物サイドが、あるいは実物サイドに働きかける政策が、量的緩和の「量」についていっていない、ということでしょう。 どなたかが指摘されていますが、この状況での『高齢者への給付金』という政策は、「疑問手」ではなく、紛れもない「悪手」です。
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日経平均は続落、円高や中国株安で売り強まる
Reuters
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
やれやれ、黒田日銀総裁も、このタイミングで「現時点での追加緩和は考えていない」とわざわざ言わなくてもいいものを。まあ、NY市場が大きく下げそうなことは見えていたので、追い打ちをかけた、ということですが。 ナイトセッションの日経平均先物3月限の終値が16690円。一時、16500円台まで下げたので、このままなら、週明けの東京は、日経平均16500円を意識することになるでしょうね。 1月11日に、FBなどに、 「今年の予想を書く前に、てんやわんやになってしまったが、以前書いたように、私は、日本株は「実力的には」日経平均で17000円から17500円ぐらいと思っている。これに「もろもろの市場外の要因への期待」、特に「政策期待」が乗っての20000円回復だったと思っているのだが、何らかの政策は打たれるのだから、ある程度の「政策期待」が株価に乗るのは「普通」。ただ、日本に関しては、この3年間、「政策期待」が大き過ぎた、と思う。 だから、「期待」が実体以上にネガティブなものになれば、日経平均は15000円近辺か15000円割れもありうる。」 と書いたのですが、今週の17000円割れは予期していたものの、ここまでとは少々意外でした。中国危機の本番は2月の春節以降、と思っていたのですが、「もう始まっている」のかもしれませんね。 サウジなどの「資金捻出」の売りが上値を抑えているところに、米国経済への不安が出たのだから深刻です。15日の朝、 「ほとんどの新興国はすでに「調整局面」、世界全体としてもいずれ「本格的な調整局面」に入らざるを得ない。 それでも、米国と日本は、選挙を控えて、「何とか引っ張り上げる」施策を打ちそうだが。それは、おそらく「谷」を深くするから、よくないと思うがね。」とも。 米国経済は「他の全て」を支えられるほど強くはありませんが、まだ「いい」。今夜に限っては、NYダウで一時500ドル超安は売られすぎ、の印象です。また、賛成ではありませんが、日銀はいずれ一度は追加緩和をやると思います。でも、少し先かな。
日経平均は7日ぶり大幅反発、中国懸念後退で全面高に
Reuters
Inoue Tohru横浜国立大学国際社会科学府/経営学部 教授
また転載ですみません。 「2016年01月14日05:37 昨日、「あらら、17700円台で終わるとは。上海市場は大引け前によく下げる、というのを知らないのか?今、15時42分だが、上海総合指数3000割れ、だぜ。このままなら、欧米市場も下げそう。17500円割れで終わって然るべき、だったかも。」と、別のところに書いたのだが、今、CMEの日経平均先物は17200円台。 昨日の終値、17700円台って跳ねすぎ、と思っていたら、 「[東京 13日 ロイター] - 日本取引所が公表している先物取引手口情報(日中)によると、13日の市場では、日経225期近でニューエッジが売り越しトップ、野村が買い越しトップとなった。TOPIX期近ではバークレイズが売り越しトップ、大和が 買い越しトップとなっている。 日経225先物取引手口情報(日中) 2016年01月13日 2016年03月限 売り 買い 差し引き ニューエッジ 5170 3813 -1357 中略 ドイツ 1391 1608 217 SBI証 1879 2102 223 モルガンMUFG 3616 3984 368 大和 866 1450 584 シティグループ 1558 2186 628 みずほ証券 623 1255 632 野村 2736 7224 4488 」 野村、約4500枚の買い越し!突出してる。そりゃ、日経平均、跳ねるわ。 少し長い目で見れば、利益出せるだろうけど、「筋が悪い」なあ。 で、今日は大きく下げて始まるけど、中国株が持ち直せば戻すし、続落なら、17000円割れがありうる。上海市場は自律反発するとは思えないから、中国政府や人民銀行が何かするかどうか、また、それが有効かどうか、によるという状況と思われる。うーん、見通しは厳しい、が、あの国はわからん。」 だからね、中国懸念後退、じゃなくて、中国懸念一時(根拠薄弱な)後退、とでも書きなさい。まだ、展望が開けてないんだから。それに、今、日本か売られているのは、中国懸念だけじゃない。「とある国々の台所事情による売り」の方が大きいかも。
NORMAL