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「学校カメラマン」はもう限界 5千枚撮影で日給2万円 首都圏の運動会に関西から助っ人も
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
もうすぐ運動会シーズン。
先日SNSで炎上し話題になった学校行事を撮影するカメラマンの人手不足、「代写カメラマン」についての取材記事です。
現役の代写カメラマンの話を聞くことができました。
学校カメラマン業界は連帯が強く、「仕事を紹介してくれた恩人の顔に泥はかけられない」と口をつぐみがちです。
重い機材を抱えて日に5000枚撮影、生徒の平等な写りを確かめて納品、30年前から変わらないギャランティは1日2万円、
寄せられる保護者や教職員からの時に理不尽なクレーム…。
代写カメラマンの獲得競争は過熱し、現在、来年の学校行事のブッキングが始まっています。関東の学校行事に関西圏から遠征することもあるといいます。
カメラマンの善意と根性で持っているような、メスの入りにくい慣習的な問題、見直す時期に来ているのではと思います。
「精子提供」で人生は激変、男性(33)は仕事を辞めた 「子どもの出自を知る権利」とどう向き合うか
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
日本でも議論が進む生殖補助医療について、
学生時代に米国の精子バンクに精子提供をしていた男性(33)のインタビュー、3部構成の3本目です。
彼の精子で生まれた子どもは少なくとも97人以上いることがわかっています。
問題提起が詰まったパートです。
軽い気持ちで、社会的意義のあるアルバイトとして精子提供を行っていたディラン。彼の精子は大人気で、子どもが97人以上生まれていたことがわかりました。
元々、オープンIDを選択し、子どもの出自を知る権利と向き合うつもりでしたが、提供先から連絡がきたのは予想よりずっと早かったといいます。それは、子どもも母親も、子どもの「半分」がどこから来たのか、それがどんな人間かを知りたがり、交流を持ちたいと考えたためでした。
ディランは呻吟し、仕事を辞めました。
そして、精子バンクや社会にさまざまな提言をしています。
一人の男性の精子から生まれる人数の制限、精子提供が可能な年齢の引き上げ、子ども同士の近親婚や近親相姦を避けるためのデータベースの作成。
生殖補助医療について、深めるべき議論はたくさんあります。
ぜひ多くの人に読んでほしいと思います。
「私の精子でぼろ儲けしたのです」 97人の子が誕生 33歳白人男性の精子はなぜ「大人気」だったのか
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
日本でも議論が進む生殖補助医療について、
学生時代に米国の精子バンクに精子提供をしていた男性(33)の告白。
現地でジャーナリストがインタビューした記事で、3部構成の2本目です。
インタビューに応じたディランは学生時代、学費のために精子提供をはじめました。
精子提供時、匿名提供か、オープンIDでの提供かでオープンIDを選んだのは、将来的に生まれてくる子どもの出自を知る権利を尊重したい、ドナーとして道義的な責任を果たしたい、との思いからでした。
ところが、彼の精子を使って生まれた子どもの数は増えていき、報告数だけで現在97人もいます。
身長、健康状態、キャリア、両親の学歴、外見、あるいはそのほかの理由で、彼の精子は子どもを望む人々に大人気だったのです。
社会的意義、子ども同士の近親婚という問題、ディランが向き合っている遺伝上の父親としての役割―。
ディランは一人の精子から生まれる子どもの数に制限をかけるべきだといいます。
さまざまな観点から問題を提起する記事です。日本でも議論が進めばと思います。
【独占告白】「私の精子から97人子どもが生まれた」 米国人男性(33)が告発する精子バンクの実態
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
日本でも議論が進む生殖補助医療について、
学生時代に米国の精子バンクで精子提供をしていた男性(33)の告白です。現地でジャーナリストがインタビューした記事で、3部構成です。
ディランは学生時代、学費のために軽い気持ちで精子提供を始めました。精子バンクからは社会的な意義もあると説明され、そう信じていました。
ところが、思いもかけないことが起こります。
精子バンクに聞く彼の精子を使って生まれた子どもの数は年々増えていき、現在、報告されただけで97人もいるのです。
一人の男性の精子から、100人以上、ひょっとすると200人もの子どもが生まれる事態を、どう受け止めればいいのか―――。果たしてそれは適正なのか。
生殖補助医療の社会的意義、子ども同士の近親婚という問題、ディランが向き合っている遺伝上の父親としての役割―。
さまざまな観点から問題を提起するシリーズ記事です。日本でも議論が進めばと思います。
猫ミームよ、ありがとう 人生詰んだ「あの日」を“マシ”にしてくれたSNSの魔法とは
一週間は「“生きる“支援を優先」 災害支援の専門家が伝える 今は「個人で物資」より「募金」が望ましい理由
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
1月1日に発生、甚大な被害が明らかになりつつある能登半島地震。
災害が起こった時、被災地のニーズにコミットし、集まったボランティアを差配する“災害支援のプロ”たちも続々と現地入りしています。
現地に入った彼らが伝える、今知ってほしいことをまとめた記事です。
311以降、継続的に被災地を取材してきた、防災をライフワークとする記者が
現地入りした専門家に取材しています。
1月2日、現地入りした奈良県のNPO「災害救援レスキューアシスト」代表の中島武志さんは、まずは“人命にかかわる支援”に集中すると言います。
「少なくとも1週間くらいは、在宅避難者の食事状況の調査や炊き出し支援など、『生きる』ことに直結する支援になる」
被災地の力になりたいと考えている日本中の人々に、専門家たちが伝えるのは、“安易な現地入りは避けて”“個人レベルの物資レベルより今は募金を”といった具体的な内容です。
「8時間労働」「残業当たり前」を疑問視 Z世代が従来の組織の考えにとどまらない理由とは
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
皆さんは、いわゆる何世代ですか?
私は就職氷河期世代でロスジェネです。長らく若者の気持ちでいましたが、
現場には若い世代が増え、その価値観に触れることもよくあります。
これはZ世代と上司世代の価値観についての取材記事です。
しばらく前、9時~17時勤務に涙する海外の新社会人TikTokerの投稿が話題になりました。人生の大半を仕事に取られていいのか―――。
労働の「きほんのき」と思われていた「8時間労働」自体を疑問視する声は、実は国内にもあります。
ジェネレーションギャップはいつの時代にもありますが、現場の40代は、氷河期世代でロスジェネ。モーレツ世代にしごかれつつ、下にはゆとり・さとり・Z世代が控えるという、究極の板挟み世代かもしれません。
永遠の経済成長を目指すという無茶な「魔法」はとけつつあります。
現代日本で働く現役世代は、対応に苦慮しつつも、時代の大きな流れを感じ取っているはずです。
それぞれの世代が今何を考えているのか、ギャップを読み解いていくことは
それぞれが価値観の転換を考えていく上で、手がかりの一つになると思われます。
イスラエルとパレスチナ間の「伝わらない手紙」を届け続けたフォトグラファー 写真と手紙で伝える平和への思い
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
パレスチナ、イスラエルの一時休戦による人質交換がニュースになっていますが、これはパレスチナ・イスラエル双方の人々が、「壁の向こうのあなた」へ向けて書いた、届くことのない手紙です。
本記事は若いフォトグラファーが、戦争が始まる前、パレスチナ、イスラエル双方を訪れ、市井の人々に行っていた取材をまとめたものです。
彼はパレスチナの人々にはイスラエルの人々へ、イスラエルの人々にはパレスチナの人々へ向けて手紙を書くように頼みました。
ハマスによる襲撃以来、ガザ地区での戦闘やそれによる被害が多く報じられてきました。
子どもや女性も含む民間人が亡くなったというニュースも飛び交い、世界中の人々が胸を痛めています。
カメラマンの小山氏は、2018~23年6月まで、複数回にわたりパレスチナとイスラエル双方を訪ね、取材しました。
小山氏が双方の住民に書いてもらった手紙は、写真とともに多くのことを私たちに伝えます。
まだ若い世代のフォトグラファーによる、まっすぐな写真と記事です。
戦禍の中に暮らす人たちがいます。その人々が、どんな考えや思いを持ち、生きているのか――。想像力を持ち、考えるきっかけになればと思います。
ペットショップチェーンCoo&RIKU社長「ペットショップはなくなったらいい」 訴訟中の業界最大手が模索する“道”とは
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
ペットを迎えるにあたり、保護犬・保護猫という選択肢は日本でも一般的になりましたが、動物愛護への理解や法整備は、西欧諸国に比べ遅れているといわれています。
ペットショップやブリーダーを巡っては、これまでもさまざまな事件が起こってきました。
Coo&RIKUは業界最大手。週刊誌やSNSなどで批判が巻き起こり、名誉毀損で訴訟中という同社の社長に、太田匡彦記者がインタビューし、実際に自社繁殖場も訪れています。
社長の率直な見解も、自社への批判や疑惑に言及するコメントもあり、さまざまな面で考えさせられる内容です。
11月22日には、“ペットに感謝する日”というハッシュタグでSNSが賑わいました。
私自身もかなりの猫好きですが、「かわいい」「癒やされる」だけでなく、
ペットビジネスの在り方についても議論を深めるべき時期に来ているのではと思います。
こちらは前後編の後編です。
ペットショップチェーンCoo&RIKU大久保社長が語るペットビジネスの実態 「一定程度、僕も犬が好きなので」
熊澤 志保朝日新聞出版 AERAdot.副編集長 AERA副編集長
ペットを迎えるにあたり、保護犬・保護猫という選択肢は日本でも一般的になりましたが、動物愛護への理解や法整備は、西欧諸国に比べ遅れているといわれています。
ペットショップやブリーダーを巡っては、これまでもさまざまな事件が起こってきました。
Coo&RIKUは業界最大手。週刊誌やSNSなどで批判が巻き起こり、名誉毀損で訴訟中という同社の社長に、太田匡彦記者がインタビューし、実際に自社繁殖場も訪れています。
社長の率直な見解も、自社への批判や疑惑に言及するコメントもあり、さまざまな面で考えさせられる内容です。
11月22日には、“ペットに感謝する日”というハッシュタグでSNSが賑わいました。
私自身もかなりの猫好きですが、「かわいい」「癒やされる」だけでなく、
ペットビジネスの在り方についても議論を深めるべき時期に来ているのではと思います。
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