MBTIを知ったら生きやすくなった
みなさん、こんにちは!NewsPicks編集部インターンの稲福祈子です。
前回は、Student Pickerの建さんが、【イスラーム×日本】AIと共に探るアート、ついて語ってくださいました。
AIにアートを教え込み、画像を抽出させることは可能ですが、「AIに任せてしまうと到底理解できないであろうものは、試行錯誤の道中にある個人的な体感と味わいである。」という言葉にハッとさせられました。
みんなが知りたがる「MBTI」
ところで、みなさんはMBTI診断をご存じですか?
今やSNS上では、MBTI の話題を見ない日はありません。
MBTI診断とは、「Myers-Briggs Type Indicator(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)」の略。
今、ネット上でMBTI診断と言われているのは、「16personalities」というWebsiteを使って性格診断をすることです。
元々、韓国アイドルのBTSを始めとして、韓国でMBTI診断を受ける流行がはじまりました。
留学先で出会った韓国の友人たちに、初めて会ったとき名前よりも先に、「MBTIなに?」と聞かれた時の衝撃は今でも忘れられません。
その影響は大きく、日本でも2022年ごろからMBTI診断が流行り始めました。
今では、企業の就活にも使われることもあるようです。
インスタグラムでMBTI診断と検索すると、このように沢山の解説が出てきます。
MBTI診断ってなに?
具体的に、どのように性格診断するのか見ていきましょう!
90個ほどの簡単な質問に答えて、診断をします。所要時間は15分ほどです。
診断結果は、4つのアルファベットで構成されます。4つのアルファベットの組み合わせ方が16種類あり、その中から自分の性格タイプを知ることができます。
例えば、日本人で一番割合が多いと言われているのがINFP(仲介者)。
INFPの特徴は、共感力が高く、高い理想を持っていることです。
自分のことを理解できた!
もともと、アルファベットの重なりでよくわからん!なんなん!と思っていたMBTI診断。
あまりにも周りの友人に聞かれるので、診断してみることに。
そして、診断結果が見事に自分の性格と一致しててびっくりしてしまいました。
私の診断結果は、ENFP(広報活動家)です。
好奇心旺盛で、三日坊主、貯金が苦手などの特徴があります。多少違うところはありますが、ほとんど当たっています。
自分のMBTIが分かると、インスタグラムやTiktokなどでMBTI別の勉強法や、職の適正など自分のタイプに関する様々な情報を知ることができます。
私は元々、自己分析をするのが苦手です。就活の時にも、自分の強みや弱みを見つけるのにとても苦労しました。
ENFPあるあるなどを見ていると、単純に面白いのと同時に、自分の性格が多角的な面から言語化されているため、いろいろな場所で活用できると思いました。
そして、ENFPに合う勉強法や職業なども気軽に知れるのも魅力的だと感じます。
MBTI を鵜呑みにしてはダメですが、MBTIを知れたことで、楽しみながら自分のことをより深く理解できたと思います。
友人関係でも使える!MBTI
MBTIにハマり始めてから、友人に会うたびにMBTIを聞くようになりました。
そんなとき、なんだか気が合わない大学の友人にMBTIを聞いてみることに。
私と仲良くなりたくないのかな?とか、なんか態度が冷たいなと思っていた友人でした。
その友人にMBTIを聞いてみたところ、INTP(論理学者)。
INTPは、合理的・喜怒哀楽が分かりにくい・冷静で完璧主義、といった特徴があります。
私(ENFP)と友人(INTP)での性格の違いとして、F(道理型)かT(論理型)が挙げられます。
例えば、F(道理型)は体調が悪いとき、「大丈夫?」と相手に心配してほしいタイプです。
確かに、私は「大丈夫?」と心配してくれると嬉しいです。
一方で、友人(T:論理型)は「大丈夫?」と言われると、少しムカつくらしいのです。
相手に、心配するという「同情」ではなく、体調が悪いとどうすれば良いのかという「解決策」を求めるタイプということです。
そのため、T(論理型)の友人は、相手がもし体調が悪いときは、「薬飲んだら?」という解決策をまず先に提示します。
逆に、私(F:道理型)は「大丈夫?」の同情の前に、「薬飲んだら?」という解決策を提示されてしまうと、「なんだか冷たいな」「心配してくれてないのかな」と悲しい気持ちになってしまいます。
しかし、T(論理型)の友人にとっての「薬飲んだら?」という返答は相手のことを気遣った最大限の優しさです。
これは一部の例ですが、いろいろな場面で、F(道理型)の私とT(論理型)の友人では考え方がだいぶ違うと感じることがありました。
友人のMBTIを知れたことで、「態度が冷たく見えてしまうだけで、私のことを嫌っているいるわけではないんだ!」と分かり、心の中のモヤモヤが消えました。
人間関係において、相手のこと知るのには対話が必要で、ある程度時間がかかると思います。
ですが、MBTIを活用することで、相手のことをより理解できる機会が増えたと感じます。
もちろん、診断結果は絶対ではないことは頭に入れています。
「価値観を知る機会」が増えた
もし、相手が遅刻してきたとき、みなさんはどう感じますか?
T(論理型)の友人は、もし誰かが遅刻してきたらまず先に「理由」を教えてほしいといいます。
理由次第では、謝らなくてもいい!とのこと。
一方で、F(道理型)の私は理由よりも先に、まずは「ごめん!」が聞きたい。
遅刻した理由はどうでもいいから、謝ってくれたら全然OK!です。
小さなことですが、結構大事なことではないでしょうか。
このような小さなことに対する価値観の違いを、普段の生活で相手と確認する機会は少ないと思います。
MBTIの話題をきっかけに、性格タイプを知れることで、相手がどのような価値観を持っているのか知る機会が増えたと感じます。
MBTIは必ずしも正解ではないですが、言動の理由に分かりやすい名前(MBTI)がついたために、相手の態度や考え方に対して、理解しやすくなりました。
そして、相手の言動に対して、「なんでそんな行動するの?意味わかんない!」ではなく、単なる性格の違いなのだとより納得することができ、人に対する付き合い方がより楽になったと感じます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
今、流行りまくっているMBTI診断。皆さんも、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
参考文献:
今岡由季恵. (2024, January 5). 「私はINTJ」「ENTPと相性が…」若者が話題にする4文字のアレ…「MBTI」って何?調べてみて考え込んだ. DIAMONDO Online. https://diamond.jp/articles/-/336246
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