タナカ タロウ

チリはリチウムの主要な生産国であり、世界のリチウム市場において重要な役割を果たしている。チリのアトゥアカマ砂漠には豊富なリチウム鉱床があり、多くの企業がそこで採掘活動を行っている。リチウムは電気自動車のバッテリー、スマートフォンやノートパソコンのバッテリー、再生可能エネルギーを貯蔵するため、医療機器など様々な場面で使われている。電気自動車やスマートフォンなど普及がすすみ、今後もリチウムの需要は高まり、チリのリチウムの輸入も増えてより経済も発展すると考えることができる。

記事の中にもあるように、ブラジルの食品ロスの量は世界の中でも多い。UNEPが2021年に発表した『UNEP Food Waste Index Report 2021(世界の食品ロスの統計)』によると2021年の食品ロスランキングは世界7位で約1200万トンである。ブラジルの人口が約2億人であるため、年間の1人あたりの廃棄量は約60キログラムである。日本でも『TABETE』という廃棄寸前の食べ物を安く売るというフードシェアリングアプリがある。利用者側はアプリで簡単に食品を手に入れることができ、フードロスも減るのは利用者側にも社会にも優しい仕組みだと思う。ブラジルや日本だけでなく、こういったアプリが世界全体で広がればフードロスは大幅に減ると考える。