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BRICS「非加盟」を決定 アルゼンチン、書簡で伝達
空本 杉太郎上智大学 学生
新たにアルゼンチン大統領に就任したミレイ大統領が、BRICSに加盟しないことを選択し、そのうえ前の時点で加盟国である中国、ロシア、ブラジルに対して共産主義と批判していることからアルゼンチンは少なくとも3カ国とは対立した構図が出来上がったと言える。また、現在、中国を主導に一帯一路構想が進展しているなかで、同国の前大統領であるアルベルト・フェルナンデス氏が2022年には当構想への参加へ合意しているため、話は複雑化していきそうである。そして自国通貨のインフレを改善するために、通貨をドルへと移行していく計画であったり、銃所持の合法化や人口妊娠中絶反対の考えを表明していたりと、アルゼンチンは彼によって全く新しく別な国へと変わるのではないかと私は思う。アメリカで言えばトランプ前大統領、日本で言えば田中角栄前首相のような発言や行動の大胆さから、アルゼンチンの歴史を良くも悪くも動かす人物となっていくのではないかとも思う。
ブラジル、24年は一段の金融緩和へ=エコノミスト調査
空本 杉太郎上智大学 学生
金融緩和をすることでブラジル経済の成長はさらなるものへとなると思う。というのも、ブラジル産業のポテンシャルは目を見張るものがあるからだ。農業や畜産業といった第一次産業面では、コーヒーや砂糖を筆頭に肉系や大豆といったジャンルのシェアも多い。また圧倒的な土地面積を誇るこの国の一次産業を押し上げている要因であろう。一方で工業を見てみると、国外の自動車メーカーが生産拠点としているため自動車生産数が2022時点で第5位となっている。さらには世界トップクラスの鉱物資源の埋蔵量があったりと、大きな経済成長ができる要素が非常に多い。来年以降の金融緩和によって市場にお金が出回ることで、資源を生かしたビジネス展開であったり、既存の強い産業の拡大やベンチャー企業などへの投資を積極的に行うことができると私は予想している。
中国とウルグアイ、貿易や「一帯一路」協力に大きな可能性
空本 杉太郎上智大学 学生
ウルグアイと中国のビジネス関係が強くなっていくことで、中国の世界的地位がアメリカを抜く可能性が本格的に見えてきた。かねてより、現代版のシルクロードとも言える「一帯一路構想」の完成までの道筋が見えてきたように思える。すでに「欧州班列」とも呼ばれる、中国とヨーロッパ間を走る貨物列車が運行している。このように経済ネットワークを徐々に広めることに成功していくと同時に、アジア圏内での中国という国の存在感も増していると言えるだろう。
今や中国製品無くしては経済が破綻する時代とも言えるほどに、23年に台頭してきた通販系の「Temu」にしろ、アパレル界隈を席巻した「SHIEN」といった世界を股にかける企業が続出していたり、人口の多さを生かした労働力と安価でそれを利用できる現状となっていることで様々な国の企業が中国に進出していることから、世界経済の中心は中国であると断言できる。
そのなかで、今回中南米地域というアメリカから見れば目と鼻の先レベルの地域国であるウルグアイが中国に協力していくことは、アメリカを包囲する形で経済圏ができることとなり、そうなれば「飲み込まれる」可能性が非常に高くなるであろう。一帯一路の構想に協力する中南米国がウルグアイのほかにもさらに登場することになれば、中国がアメリカを凌いで世界のトップとなり、時代が大きく変化することになると私は考える。
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