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沖縄の牛乳パック、なぜ946ml? 殺菌方法で生まれる「味の違い」は
木村 充慶FUKKO DESIGN 理事
沖縄の牛乳パックは「1Lではなく946ml」
沖縄の人なら違和感ないかと思いますが、それ以外の人が沖縄のスーパーに行くと驚きます。
1Lかと思って手に取った牛乳パックが946mlなんです。
こんな半端な数字の理由はアメリカ統治下の影響です。
アメリカでは体積の単位として「リットル」ではなく「ガロン」を使用。沖縄でも統治下時代にガロンがよく使われていました。だから、1リットルに一番近い「4分の1ガロン=946ml」になったそうです。
それともう一つ。沖縄の牛乳は本州の2倍近い値段です。
946mlでだいたい290〜400円くらいでした。
海に囲まれて、餌である穀物や草などの輸送費が高かったり、牧場数が激減して需要と供給のバランスがとれなくなってしまったりと、さまざまな背景があるようです。
そのほかにも、沖縄の牛乳は臭みがなくて美味しかったり(殺菌温度が違う!)、放牧の牧場ではジャージーが多かったり、本州の常識で見て回ると驚きがたくさん。詳しくはwithnewsの記事に書いたので、みてください。
ちなみに、価格について関東の人も決して他人事じゃないと思っています。300円台の牛乳がスーパーに並ぶ沖縄のような状況が近い将来の関東でもありえる話だなと感じます。
代替ミルクもある中で、タンパク源として、カルシウム源としての機能だけでは、牛乳の消費はさらに下がってしまうかもしれません。牛乳ならではの価値をもっと作っていかないといけないなと思いました。
気候変動対策、個人に何ができる? アクションガイドを発表したら…
木村 充慶FUKKO DESIGN 理事
「気候変動アクションガイド ビジネス版」を公開するにあたり、制作背景などを記事にさせてもらいました。
国立環境研究所の江守さんや、経営コンサルタントの夫馬さん、NHK記者の岡本さん、気象研究所荒木さんなどのメンバーと、深夜オンラインであつまり、半年以上打ち合わせを続けて作りました。
毎回2時間以上かけて、みんなでスライドを見ながら、あーでもない、こーでもないと話しながらまとめる作業でした。
今回制作するにあたって、ものすごい時間がかかりました。それは本当に企業で対策を進めるための内容にしたかったからです。
昨年、個人向けのものも作っていました。個人でできる対策はやりたいと思ったらすぐに行動に移せます(もちろん簡単なものばかりではありませんし、お金もかかります)。
ただし、企業で対策しようとしても個人の一存では動きません。多くの人と合意形成をしなければいけません。
そんな中で組織の中でどうやって進めていくかも丁寧にまとめてみました。主に4枚目のACTというページです。
こちらを参考に是非企業の気候変動対策を進めてもらえればなと思っています。
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