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WHO ジカ熱 緊急事態宣言
風間 茂
日本の蚊と感染症をまとめてみる。
まず、感染症を媒介する蚊をざっくり分けてる。イエカの仲間、ハマダラカの仲間、ヤブカの仲間だの3グレープだ。
イエカは、コガタアカイエカの日本脳炎が有名だ。豚など家畜が宿主になる。
子供の予防接種が義務づけられてるので、安心してるが要注意だ。
じつは獲得免疫が30年くらいで消える。追加接種が必要だ。
ハマダラカは、マラリアを媒介する。山梨より西にシナハマダラカが生息する。当然ながらマラリアを媒介昆虫になり得る。
現在は日本でマラリアに感染することはないが、かつては流行したらしい。
平清盛の死因もマラリアだったそうだ。
ちなみに、ハマダラカは夜しか活動しない。
日本で最もメジャーなヒトスジシマカはヤブカの仲間だ。ヒトスジシマカ東北より南に生息する。昼夜関係なく活動するから始末が悪い。
一昨年のデング熱騒ぎが記憶に新しい。
ネッタイシマカとは近縁だ。ジカ熱を媒介するかもしれない。というか、可能性がとても高い。
これらに加えて、蚊は各種フィラリアを媒介する。
犬のフィラリアが頭に浮かぶが、象皮病もフィラリアが原因だ。日本では、ほぼ撲滅されている。
ジカ熱以外は日本で治療すれば治る。過剰に恐れる必要はないが、病気になれば苦しいし、自分が感染源になってしまうかもしれない。
海外では、蚊に刺されないようにしよう。
ディートが有効成分のクリームか液体タイプの虫除けを塗るか、携帯式蚊取りを使うのが確実だ。ピレスロイドが有効成分のやつだ。
他の天然成分とかエッセンシャルオイルとか使ってるやつは、効果がない。
感染症ジカ熱、中南米で「爆発的に流行」-WHOが2月1日に緊急会合
風間 茂
研究が進んでないので対策が容易ではない。
デングと似たようなものだとすれば、感染者を吸血した蚊が別の人を刺して伝播する。
咳などで人から人に直接うつることはない。
感染した人の一部が発症する。
多数は症状がでないが、新たな感染源、キャリアになる。
無症状の人がたくさんいるから病気がなくならないのだ。
蚊を撲滅する、という発想の技術は実は存在する。
トランスジェニックの蚊をばら蒔く方法だ。
子孫の内で、♂のみが生き残り、♀は死ぬように作られている。
ネッタイシマカでやれば良いだけだが、規制がたくさんあるので進んでいない。
2020年の東京オリンピックのときには、蚊の他にもあらゆる感染症をふくめた防疫が要る。
競技場の話ばっかりしてるが、防疫は進んでるんだろうか。
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