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CHIPS補助金でTSMCがAI半導体製造へ 米国は半導体リーダーに返り咲けるか?
EE Times Japan
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
TSMCの米国での状況について、米国EE Timesの記事で、現実的だと思う。 人材の確保の難しさは、すでに工場建設でも露呈している。工場が出来るので、短期的な人材需要ではないので産業クラスター含めて出来ていく可能性はあるが、長期的な課題であることは間違いないし、その間にも熊本含めてグローバルの半導体競争と進化は続く。 その意味でCHIPS法で支援をしても、サプライチェーンが本当に構築できるかという記事にある声はリスクだろう。CHIPS法なければここまでももちろんいかないが、あるから成功するというものでもない。 そして台湾・韓国は経済安保観点でも最先端技術やその物量は維持するだろうし、結局そういった構造の中で、Intelの過去10年間の苦境で米国企業で製造面のリードを取れる企業がいないなかで、先端半導体での生産能力は一部にとどまるというのはそうだろうと思う。 その構造・文脈のなかで、日本は米国より市場規模や政策支援が小さいが、台湾との近さやサプライチェーン・人財などがまだギリギリ残っていたという観点で米国や欧州との競争に勝ち抜いて、また台湾ではないので中国リスクを減らせるという観点でTSMCの台湾外の第一優先順位となれるかがキー。
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