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【線虫がん検査】反論の「綻び」と奇妙な「追跡調査」
NewsPicks編集部
田島 慶科学研究
科学に対する報道の在り方として 批判する根拠について改めて検証するべきではないでしょうか? ――――――――――――――― ・10件の陽性者の尿を送ったところ全員陰性だったいう、その検体はどのように提供され管理されていたのか *臨床研究は厚労省が管轄する倫理審査に検体の情報や管理方法を申請しなければなりません。検体が正しくなければ結果が正しく導かれません。 ・PET検査では事前に水を飲むことでスキャンの精度を高めるが、提出された検体が「陽性者の尿」というこであればPET検査直後に採取されているのではないか(尿検査結果に影響すると考えらる) ・またその検体はN-NOSE側が定める冷凍などの対応をしていたのか(検体は揮発していなかったか) ・元社員が持ち込んだデータは本当に正しいのか(社員は訴えられていることから丁寧に検証すべきこと) ・PET検査の精度は国立がん研究センター調査にて17.83%と公表されているなか、母数が20-30件しかない調査で陽性が見つからなかったことにどういう意義があるのか ・333件中の8件はPET検査の精度を考えると低いとは言えないのではないか *前提:PET検査で検証した結果については活用の筋道がなくそもそもあまり意味がない ――――――――――――――― 疑義をかけるのはたやすい一方で、反証を出すのは簡単ではないはずです。 科学について報道するのであれば、その学問に精通している方が批判側についても検証してから報じるべきです。 インパクトのある疑義を指摘するとメディアはそれだけで収益を得られます。 (過去記事を参照するように促していますがどれも有料です) HIROTSUバイオサイエンスは私企業であり、 疑義を向けられた時点で損害があり反証を作るにはコストも必要です。 正しいか分からない根拠を何度も引用して報じるのは 知る権利に寄与しないばかりか、科学の芽を摘むだけではないでしょうか。 ここ最近の須田さんの記事には新しい情報がありません。 興味深く連載を読んできましたが、10月以降は一方的な情報ばかりです。 須田さんが共著のNetureの記事も読みましたがNewspicksの内容を 転載したような内容で、結論もプロpickerの方がまとめておりました。 まず批判する根拠について確実に正しいといえる検証を望みます。
201Picks
【続報】線虫がん検査は有効か。全国規模の調査開始。
NewsPicks編集部
田島 慶科学研究
PETがん検診ワーキンググループのメンバーの検証例と元社員という方が提供しているデータや証言で作られてるNewspicksの批判ですが、その論拠をNewspicks側では本当に科学的に検証されているのでしょうか? この記事(https://diamond.jp/articles/-/331815)にある田中紘一先生の指摘をみて 最近のNewspicksの批判内容について振り返ると、新たな情報がなく、須田副編集長によるエモーショナルな批判が続いており、もしNewspicks側の批判が誤っていた場合、メディアとしての責任が問われるレベルになっているのではないかと感じます。 PETがん検診ワーキンググループのおこなう「アンケート」で検証し、何かを論じることは科学的に間違っていると思いますし、ブラインドテストというのも、仮に100名のがん患者の尿と9900名の癌ではないと診断されている方の尿を集めて検証する場合、その検体を提供してもらう費用や、研究的な意義をどう倫理審査委員会に申請するのかなど「無罪の証明」のために一企業が負担できないことを求め続けているように感じます。 ジャーナリズムとして、一方を批判する際には、批判するもう一方の情報についても徹底的に検証しなければ、社会的に有意義な批判にならないのではないかと考えます(娯楽という観点は無視して、社会成長という意味では、その姿勢がないと混沌と停滞を生じさせるだけだと考えます)。 ましてや科学という分野は専門的だからこそ、レフリーには冷静さや聡明さが求められます。 エモーショナルな批判、背景にある批判側の動機、批判側の検証数の少なさ、アンケートや証言といった証拠の不確かさ、現状だけ見るとNewspicks側に、本当に誤りはないのかという不安を感じます。 今思うと、過激な批判が目新しく、そうなのかもしれないと思い連載を読んできましたが、もし仮にNewspicks側の報道に事実検証が足りず、証拠や証言に誤りがあったら恐ろしいことです。 健全な批判や、成長に向けたジャーナリズムであることを願います。
374Picks
【続報】線虫検査は有効か。全国のPET施設を対象に調査開始
NewsPicks編集部
田島 慶科学研究
(追伸:10/13) 「日本核医学会」が線虫に関わる報道の誤りについてリリースを出しています。正しくは、「PET核医学分科会」の「PETがん検診ワーキンググループ」という別組織の取り組みとのことです。 こういったリリースは珍しく、学会として取り組みを認めていないものと思います。この調査自体に違和感を覚えましたので追記いたします。 http://jsnm.org/archives/8623/ ーーーーーーーーーーーーーーー PET検査はサイズが小さな腫瘍(約1センチ以下)は見落とされやすく、がんのスクリーニングには推奨されていません。また、18F-FDGが集まりにくい「胃がん」「肺がん」「肝臓がん」など、男女ともに罹患率の高いがん種の検出が苦手です。 PET検査は1994年から全身のがんを検索する検診として一部にて活用され始めましたが、有効性について検討がされないまま急速に普及しており、それに対して、国立がん研究センターが「多臓器を対象としたPET検査によるがん検診の精度評価に関する研究(https://www.ncc.go.jp/jp/about/research_promotion/study/17-54_02.pdf)」を行っています。 その研究によると陽性者を陽性と判定する感度は17.83%と低くいことが報告されており、その理由について、PET検査で検出しにくい癌種(胃がんなど)や、大きさが小さいがんや細胞密度の低いがんなどが含まれていたことを考察されています。 要は、PET検査は早期のがん発見には向かないということと、発見しにくいがん種が多くあるということが、検証結果をもって報告されています。しかし、この2008年の報告以降も私費の人間ドックなどでPET検査は、がんのスクリーニング検査に多用されていています。 前置きが長くなりましたが、PET検査では、他のがんスクリーニング検査(線虫がん検査や、マイクロRNAを使用したがんリスク検査など)の精度を裏付けるものにはならないと思います。 少し話がそれますが、 近年世界各国でがんスクリーニング検査が誕生しており、予防医学と既存医療システムの間で軋轢が生じていると聞きます。生活者視点で誰もが意見し合えるNewspicksだからこそ、叩き合いではない建設的な議論がなされることを期待します。
434Picks
NORMAL