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【最新】ゲノムからわかる現代日本人の「遺伝的特徴」
河田 雅圭東北大学大学教養教育院 総長特命教授
人間の様々な性質の個人間の違いに、ゲノム配列の違いが影響していることが示されています。それは、異なる地域に住んでいいる人間の集団間の違いも同様です。現在、現代人の大量のゲノム配列や古代人のゲノム配列の解析が急速に進展し、人間集団の遺伝的特徴がどのように進化してきたのかが明らかになりつつあります。
この記事では、特に日本本土に生活している日本人集団に焦点をあて、日本人の祖先がどのような自然選択を受けたかについて現在までわかっていることを紹介しました。日本人に対する思想的な思い入れを抜きにして、ゲノム進化が明らかにする生物学的日本人について考える機会になってもらえればと思います。
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【新教養】私たちのゲノムは、なぜ一人ひとり違うのか
河田 雅圭東北大学大学教養教育院 総長特命教授
種内の多様性の進化に関する問題は、わかりづらいので、誤解される方が多いのかもしれません。集団内の遺伝的多様性は、進化の結果であって、集団や種の生存が結果となって進化したのではない、というのが正しい理解です。
また、集団内の遺伝的多様性は、結果として進化を可能にし、集団や種の生存の向上に貢献することもありますが、逆に絶滅に導くこともあります。
クモザルの色覚多型は、東大の河村正二先生の研究で、これは、記事でも述べた個体の生存に働く自然選択で積極的に維持されている多様性です。集団の生存に利益になっているわけではありません。河村先生とは、魚の色覚多型で共同研究をしているのですが、今回の式辞の内容は「間違って引用された」とおっしゃっていました。
人の多様性とその尊重については、以下の記事もご一読ください。
https://note.com/masakadokawata/n/nb758462b63fb
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