明日、障害者になったら働けるのか?

2023年8月18日
全体に公開

 この問いかけに、どこまで具体的に想像できましたか?(ぜひ、コメントで教えてください)

 白杖をもって歩いている方や車いすに乗って移動をしている方、補聴器を付けている方などを見て、「生まれつき障害がある人なのだろう」と大半の方がなんとなく思っているのではないでしょうか。(あえて、見てわかる障害に焦点を当てて文章に表現しました)

 普段から、自分がもし見えなくなったら―。歩けなくなったら―。聴こえなくなったら―。と、考える機会がないので当然の感覚だと思います。

実は、先天性の障害者は少ない。

 生まれつき障害がある先天性はよりも、疾患や事故によって障害を抱える後天性の障害者の方が、はるかに多いです。

 厚生労働省 平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)のデータを読み解くと、障害者手帳を所有者のうち0歳~9歳は2.1%です。この数値からも想像できるように、私のように生まれつき障害があるケースは少ないということが、この数値からも想像できます。

 もし、自分や大切な人が身体に不自由さを抱えた時に、今の職場で継続して働ける選択肢がある場合とそうでない場合では、見える景色がきっと違うと思います。先天性の障害者である私も、視覚に障害があっても働き続けられる職場がある時と、そうではない時は、見えている社会の景色が変化することを身をもって痛感してきました。

 明日、障害者になっても働き続けられる選択肢を皆さんが手にするには、現在勤めている会社で障害がある同僚が当たり前にいる必要があります。その状況を作り出す一つのきっかけが、障害者雇用制度です。企業が障害者の雇用を積極的に行うよう、国が進めている制度です。

 ぜひ、障害者雇用をサポートしている、私の活動を知っていただきたいです。私の略歴や活動の詳細は、下記の公式HPからご確認ください。(各SNSの活動は、公式HPトップ画面の下部から閲覧できます)

Lululima branch 公式HP

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