【ジョーク】日本メディア、ヤバすぎる崩壊の末路

2024年4月26日
全体に公開

疲れきってしまい、鮮度の悪い魚の目をしつつニュースを眺めていたところ、「***の末路」というタイトルの記事が目につきました。

時々話題になりますが、ウェブメディアでは読んでもらうための最大の訴求力はタイトルで、そのために「ヤバすぎる」「崩壊」「末路」といった言葉が乱発されるきらいがあると言われています。

が、実際、どれぐらい乱発されているのか、統計的な調査はあるのでしょうか。あるかもしれないけど、私は見たことがないので、やる気がでない現実逃避にリサーチしてみました。

手法はグーグル検索を使い、対象ニュースサイトの記事総数と、そのワードをタイトルに使った記事が何件あるかを調べるというものです。現代ビジネス、文春オンラインは女性誌系、スポーツ誌系など毛色が違う媒体も同じドメインで配信しているので、必ずしもいわゆる「週刊誌」ライクな記事だけが含まれているわけではないことを注記します。また、他媒体と比べて文春オンラインの記事総数が異常に多いのですが、その理由は特定できていません。なんらかのエラー、または私のミスという可能性がありそうです。なお、NewsPicksについてもやろうと思ったのですが、オリジナル記事だけをグーグル検索にかける方法がわからず断念。

前置きが長くなりました。で、結果は以下のとおり。

ただ、これだと総数に差があるので、「記事1万本のうち、そのワードを用いたタイトルの記事が何本登場するのか」という頻度も算出してみました。

赤字は最多。

結果として、プレジデントオンラインが「末路」王、現代ビジネスが「ヤバすぎる」王、「崩壊」王の二冠獲得です。おめでとうございます。

さて、ここまで現実逃避がてらに数字をまとめてきた感想なのですが、「あれ?パワーワード出現回数って意外と少ない?」というものに。もっとも回数が多い現代ビジネスの「崩壊」にしても、1万本中56本、つまり、200本に1本という頻度。1日50本の記事を配信しているとして、4日に1回しか「崩壊」していない計算に。体感ではもっと多い気がしていたのですが。

私が中国屋さんということで、中国ニュース関連記事にしぼると、また違った傾向が見えてくるかもしれません。そのうち、気が向いた時に「海外ニュースにおける、末路・ヤバすぎる・崩壊の国別出現比率」をまとめることにします。

*トップ画像は、ChatGPTで「日本メディア、ヤバすぎる崩壊の末路」をキーワードに生成したもの

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