職業カメラマンは何人いる?いくら稼げる?【数字シリーズ】

2023年10月29日
全体に公開

「職業カメラマンって、日本に何人いるんだろう?」「どれくらい稼げるんだろう?」という問いに向き合う本日の記事。

私が写真を始めた頃は、フィルムからデジタルへの移行期で、職業カメラマンや職業フォトグラファーへの道は狭き門という世界でした。当時はスタジオアシスタントや師匠に弟子入りというルートがまだまだ一般的で(インスタグラムもなかったですし)一流スタジオでも、アシスタント求人はだいたい15万円以下。一番稼ぐ人がどれくらいの年収かは、当時は考えたことがありませんでした。(遠い目)

デジタルがすっかり普及した現在、カメラマンがどんな位置付けの職業なのか、見ていきましょう。

職業カメラマンの人数は?

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、令和2年国勢調査を元に導き出されたその数、69,170人とのことで、約7万人

美容師、メイクアップアーティストがそれぞれ35万人、はり師・きゅう師でも12万人いますから、思ったより少ない印象です。やはり、「誰でも写真を撮れる時代」になったのが大きいのかもしれません。ちなみに、バーテンダーは7330人でした。

年収は?

全国の賃金(年収)は466.7万円最頻値は月収24〜25.9万円のゾーンで、年収にすると288万円〜310万円です。求人賃金の全国平均が22.2万円ですから、一般的にはそんなに稼げる仕事ではないのかもしれません。

一方で、0.6%の人(人数にして415名)は月収80〜89.9万円に到達しています。

まぁ、それでも年収1000万円程度ですから、NewsPicksの読者層を考えたら、ひょっとしたら魅力がない金額なのかもしれません…。

ただ、就業形態をみると、自営・フリーランスが78.3%を占めますから、みなさん機材費や交通費は経費算入していることでしょう。

その他、平均年齢や就業時間、最終学歴などなど詳細が見たい方は、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」へどうぞ。

UnsplashのDiego PHが撮影

職業フォトグラファーの喜びとは。

日々写真を撮る仕事をするとしたら、やはりカメラを持ってることで、特別な機会や場所に立ち会えること、自分が対峙した被写体が形になること、やり直しのきかない「今」という瞬間に向き合えること。そして、フリーランスとして自分の自由を担保しながら仕事ができることなどが、やりがいや喜び、価値なのかな、と想像します。

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TOP画像:UnsplashのAlexander Dummerが撮影した写真   

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