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2023年10月16日 公開

【超入門】イスラエルとガザ、問題の「根幹」を理解する

イスラエルとイスラム過激派組織ハマスの衝突は1週間で死者3500人超と深刻な状況が続く。紛争はどこまでエスカレートし、世界経済への影響はどうなるのか。歴史的な基礎も踏まえて、NewsPicksが丁寧に紐解く。(出演:キアラシ ダナ/デザイン:黒田早希/撮影:川村拓希/制作補:佐藤烈、柳橋泉紀/ディレクター:小西健太郎)
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「根幹」というのは、
まず、イランの勢力拡大政策で、特に2003年の米軍のイラク侵攻、そして2012年からのシリア内戦で、結果的に、イラクの(革命防衛隊の)勢力が西の方へ広まっていき、イラク、シリア、そしてレバノンがイランの強い影響下に入ったことです。
 イスラエルはイラン系勢力に北側を囲まれることになりました。
 イランの拡大政策を無視して、イスラエルとパレスティナの話をするのは無理です。

もう1つは、エジプトのムスリム同胞団が、「アラブの春」で一時選挙に勝って政権を取ったものの、2013年のエジプト軍のクー・デタで壊滅したことです。
 また、シリアのムスリム同胞団も、シリア内戦で敗れ、壊滅しました。
 ハマースはもともとは国際的なムスリム同胞団の一部でしたが、ムスリム同胞団が各地で壊滅し、資金と兵器を供給してくれるのがイランだけになりました。
 この結果、2010年代からハマースはイランの拡大政策に組み込まれて駒として動かされるようになり、シリアに駐留するイラン系武装勢力、レバノンのヒズブッラーと隣国間で連携しながら、イラン統率下のイスラエル対策に使われています。

ハマースが攻撃に出るのは、イランの(革命防衛隊の)意向ありきで、イランから来る指示は、イランの自国防衛と体制維持、というイランの利益に基づくものです。
世界中が今、イスラエルに注目しています。

民間人が大量に殺戮されたパレスチナのイスラム過激派勢力ハマスの攻撃から一週間、イスラエル軍の報復を続けています。ガザ地区の絶え間ない空爆で、双方の死者は既に3500人となっています。これだけでも第四次中東戦争以降最多の死者数で、間違いなく歴史に残る紛争です。

しかし深刻なことに、この紛争はまだ「入り口」にしかすぎない段階です。イスラエルは「ハマスを壊滅させる」と宣言して、今週中には地上戦を本格化させる見込みです。

ではなぜ、この地上戦に注目しなければならないのか。そして、この先我々が目にするものとは一体何なのか。イスラエルの退役軍人や国際政治の専門家など、取材を尽くした上で今言える内容をギュッとまとめてみました。

そして、重要な視点がもう一つ。そもそもなぜ、イスラエルとパレスチナは対立し続けるのか。その中でハマスとは一体何者なのか。
こうした点も合わせて動画で解説しています。ぜひご覧ください。
分かりやすい解説でした。今回欧米のメディアでは「イスラエルのサイバーテロなどに気を取られすぎた読み違え」「ハマスの2年にわたる緻密な計画」が指摘されています。大国のおごり、小国の必死さを改めて感じます。ベトナム戦争の様にならなければよいが、と思います。
最後に取材協力のところで私のクレジットがでていますが、それとは無関係に、キアラシさんによる歴史問題から現状までの解説は大変わかりやすいので、復習の意味も込めて、一度ご覧になると良いかと思います。
イスラエルとハマスの紛争は今週どんな展開になり、世界経済への影響は? 今、もっとも大きなイシューに向き合うため、NewsPicks編集部では急遽、イスラエル危機特集を掲載して参ります。1週間どうぞ、よろしくお願い致します。皆さまのご意見やご感想を、コメント欄でお待ちしております。
日本では中東への知識や情報が薄いので、こう言った特集はありがたいですね。その昔、エジプトからイスラエルに入国するときに、アジア人の私でさえ物凄く厳しい入国検査を受けた記憶がありますが、緊張関係が続いているからイスラエルは男女共に徴兵制で、高レベルな軍事力と防衛で守り続けていたわけですよね。戦争は避けられない状況になっていますが、地道にイスラエルとアラブの友好を進めてきた方々のショックも大きいようです。知人の教育者の方も、仲間の先生方や生徒さんを亡くされたと今日聞き、本当に心配な状況です。

米国の報道ではハマスを撲滅する事自体は無理だという話を聞いていますが、どう終結するのか混迷を極めそうで、国連など国際機関の活躍を期待したいところです。

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