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「日本史を侮辱」戦国時代舞台の仏ゲーム、発売中止署名に9万超 主人公「弥助」巡り論争
産経ニュース
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
ツイッターで、この2週間ほどでしょうか、ずっとこの関連の論争が行われていますが、記事にあるとおり、(1)弥助が侍であるか、(2)日本に黒人奴隷制度があったか、というこの2点がまさに焦点になっていると思います。「黒人」という日本史に登場したことがほぼない人物の位置づけが議論の的であり、春画に黒人が登場したか(その程度には知られた存在だったのか)がいまはTLを賑わしています。アサシン以上に、弥助を持ち上げ?世界に広めた日大教授のトーマス・ロックリー氏が非難されており、解雇運動が起こっています。いや、日本人こそ海外で白人に奴隷にされていたという議論にも発展しています。 女忍者だってなにそれという感じだし、坂本龍馬が英雄だったり日本でも日本史のイマジネーションによるコンテンツ利用はいくらでも行われていますが、これが海外の(かつ実際に奴隷にしていた)欧州のゲームメーカーが行っていること、対象がなじみがない黒人であることが、まさにゲーマーだけでなく一般の人たちにまで議論が広がり気持ちを逆立てた理由なんだろうと思います。侍って、日本の精神性の象徴のように扱われますから、日本人であってほしいでしょうし。 逆に言うと、海外からは「実は黒人も侍だった」というのは心惹かれるコンテンツであり、そのままにしておくと映画やらなんやら作られてしまうので、編集合戦になっていたWikipediaでの表示やアサシンによる説明を明示するなど、史実を明確にするのは重要かと思います。
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