自分の欲求を知ると、お金の使い方が見えてきた👀

2024年5月2日
全体に公開

大学生がお金に本気で向き合ってみた、企画の第2回✌️

こんにちは!NewsPicks編集部インターンの相原です^^

前回は、お金に向き合ったところ自分が何に使いたいのかがわからず迷子になっていることに気づいたところまでお話ししました。

今回は、とことん自分に向き合って自分なりの使い方を見つけていきます。

🛍️アウトレットで感じたこと

自分が本当に得たいものがわからないとどうなるか。偶然訪れたアウトレットで、私は身をもって知ることになりました。

いい感じのデニムと、靴と、カバンをゲットできたらいいなあと思いながら、たくさんの店を見て回る。

なんとなく良さそうなものはいくつか見つけられたものの、結局何を買うべきか全くわからず、満足いく買い物ができずに戸惑う。

三井アウトレットパーク幕張(写真:千葉観光協会)

なんとなーくデニムが欲しいけど、何色でどんな形でどんなサイズのものが欲しいのかわかっておらず、LevisやEDWINでたくさんのデニムを眺めながら、うーーーんと考え込んでしまいました。

カバンも同様で、かわいいなと思うものはいくつかあったけど、どれも本気で欲しいかと言われると、そうでもない。

VUITTONのバッグはとても可愛くて、「これいいなあ」と思えたけれど、それってVUITTONのロゴが入ってなくても欲しいかなあ?と考えると、どうなんだろう、、、。

とかなんとか考えながらダラダラと時間を過ごし、結局お値打ちだったデニムと靴を買って帰宅しました。

でも、それらが超お気に入りか、と言われればそうでもないし、セールだったから買おうと思ったわけで、全て定価だったらおそらく買ってはいないと思います。

結果、満足度低めな買い物となってしまった。

そんな1日を振り返り、これが人生だったらヤバい。と焦りました。

やりたいこと、欲しいものがわからないまま、ダラダラと日々を過ごするだけでなく、心の底から求めてもいないものにお金を使って、結果満足度が低いまま人生を終えてしまう。

お、恐ろしい、、、。

人生はアウトレットと同じだ。

やりたいこと、欲しいもの、つまり自分の欲求がなんなのかを本気で知らないと、自分の人生に満足できずに終わってしまうかもしれない。

(写真:Usman Yousaf/unsplash )

⛏自分の欲求を掘り当てる

とはいえ、です。

自分の欲求が何かなんて、どうすればわかるのだろう。

と悩んでいるところ、ちょうど同席した取材でレオスキャピタルCEOの藤野さんにある方法を伝授していただきました。

「10億あったら何したいか」で考えるというもの。

藤野さんによると、1億だとちょっと現実味あるし、100億だと金額が大きすぎるから、10億という設定にすると、ちょうどよく夢を語れるとのこと。

私は自分自身に向き合い、しばらく悩みながら、最終的にこんなプランを出しました。

もちろんこれからの経験を経て、欲しいものは変わるかもしれません。

だけども、今までは全く見えなかった自分の欲求が、朧げながらも見えてきたような気がしました。

まずは私の究極の夢、「人間のプロになる」を叶えるための旅と家族との生活(*人間のプロについては、いつかトピックスで書きます!)。

夢を叶えるためには、

① 地球上にいる様々な人を見て、それぞれの人間のエッセンスを学び、自分に取り入れること。

② 結婚して子供を育て、私の全ての祖先がやってきたように、次の世代に文化を繋いでいく経験をすること。

この2つをしたい。

(写真:Manuel Schinner/unsplash)

それから、自分は衣食住のうちの「食」が大好きなので、毎月1回は、1人1万円分の美味しいご飯を食べ、家族で楽しむ時間にしたいとも思います。

お金があるなら、給料の良し悪しを気にせず、好きな仕事をしたい。そして、家族、友達との時、そして自分の趣味の時間を大切にしたい。

このあたりで既に自分のやりたいことは叶えられてしまったのですが、まだお金は残っています。

ということで、「日本人に広い世界を見せたい」という第二の夢を叶えるべく、日本人が日本にいながら異国の文化を楽しめるようなイベントを開催することにしてみました。

それでも残り2.4億。他に何かを望むとしたら、これからの社会がよくなって欲しい、しかありませんでした。

人間にも、人間以外とってもより良い地球となっていて欲しい。だから、人間と人間以外が、持続可能な形でより良くなるために活動している企業や団体に、1億円ずつ資金提供することにしました。

(写真:generated by DALL-E)

端数の2400万円は、実家の近所にバスケットゴールがあったらなあとよく思っていたので、私と同じ悩みを持つ日本中のバスケットボウラーの希望を叶えることにしてみました🏀。

これでやっと10億円!

気がついたのは、実は自分の欲望を叶えるためには、そんなにお金は必要ないかもしれない、ということでした。

世界一周旅行なんて、ピースボートで100万ちょっとでできる。実際、ラオスやスリランカに貧乏旅行をしたことがあるけれど、お金がないなりに楽しかった。

好きな仕事をすることだって、お金がある、ないはあまり関係ないし、イベント開催だって自分が企画し、スポンサーを集めればできる。

お金のことを考えていたら、お金が意外と必要じゃないことがわかった、かもしれません。

(写真:Vika Strawberrika/unsplash)

✅22歳の結論

取材を通して、実際に最低限必要であろうお金をシミュレーションし、自分にとって人生で本当にやりたいことについて考えてきました。

さて、現実的に何にどれくらいお金を使っていくべきか。

森博嗣さんの「お金の減らし方」含め、様々な本などでよく目にしたのが、「収入の10~15%を自己投資に回せ」という内容でした。

お金の講義ではその文脈で、「お金がない頃の自己投資の方が効果がある」と書かれています。

お金がない中での貧乏旅や、若い頃の学びなど、お金がない時期に自分にベットした分のリターンは大きいそう。確かに貧乏留学生時代に、スリランカでケチケチした旅行をした経験は死ぬまで忘れない思い出となる気がします。

きっと歳をとればお金を稼げるようになるだろうと信じて、今しかない20代、自己投資を怠らずに続けていこうと思います。

(写真:micheile henderson/unsplash)

そして何より、私はまだ22歳で、見られていない世界も、体験していないこともたくさんあるし、今の価値観は今後も変わっていくはず。

もしかしたら、今思っている欲求は本当の欲求ではないかもしれません。

広い世界の中から、本当の欲求を掘り当てるために、まずは色んな経験をしてみること、色んな人生を歩んでいる人に会うことを繰り返したい。

残り1年の大学生活を有効に活かして、たくさん学びと経験を得る時間に充てようと決意しました。

* * *

トピックスでは異例となりますが、2回にわたって、22歳の私が辿り着いた「お金の使い方」について綴ってきました。

最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました🙇‍♀️

お金の使い方、お金との向き合い方、お金そのもの、について皆さんなりの哲学などありますか?ぜひ、コメント欄で教えてください!

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バナー写真:FotografieLink/getty images

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