ライブコメントを表示

ライブコメント
コメントを非表示
VIDEO
2022年6月2日 公開

【予言】地球をキレイに。10年後、"空気を読む人"が爆増する

シリコンバレーに住むジャーナリストNaoとyoohee、"セレブ投資家"Rayが、USの最新トレンドから近未来を予測する『伝書鳩TV』。今日は、近年にわかに流行している"分散型"の課題解決について取り上げます。無謀に思える地球規模の取り組みも可能にする、その手法とは…。そうそう、空気を読むって、あっちの空気です。(毎週木曜の朝に最新エピソードを更新) (声の出演:鳩山玲人、後藤直義、洪由姫、Coefont.cloud/デザイン:國弘朋佳/編集:伊藤大地/プロデューサー:安岡大輔、小西健太郎/演出:有水冴子)
出演者:
コメントする
Pick に失敗しました
人気 Picker
「空気を読む」取り組みは、日本でも行われています。業界最大手のウェザーニューズ社は、ポールンロボという花粉計測器を一般家庭や病院など全国約1000か所に設置して、毎日花粉のデータを集めています。環境省の花粉観測データ公開が終了するのに伴い、今年から同社は観測結果の公開を始めました。
設置費用は無料。去年は秋~冬に設置者の募集がありました。設置してデータを報告するとウェザーニューズがつくったポイントを貰えて、2000ポイント集めると小型の気象計測器がもらえます。無料設置+気象が好きな人だけが嬉しいReward、で丁度成立しているような状態なので、有料設置+高額Rewardとなった時にどこまで普及するかは、金額設定次第・そのデータを欲する社会のニーズ次第といったところでしょうか。

安岡さんの提案を受けて、私が思う実現率を追加。動画内で述べられているような大規模なものとなると、日本での実現率は、Googleなどの大手資本とウェザーニューズ、IBMなどが提携すれば実現しうるかなと思いますが、5%より低いのかなという印象です。
見えないからこそ「空気の見える化」とは、凄いアイデアですね。これは、単なる一企業ではなく、政府やグローバル単位で巻き込んで、取り組んでいくべきことだなと思います。

ガーナの首都近くにあるアグボグブロシーという町では、世界最大の電子機器廃棄物処理場があります。世界中で投棄されているE-wasteのうち、最大で80%がアグボグブロシーなどのゴミの不法投棄現場に捨てられている可能性があるそうで、地元のwaste pickerと呼ばれるゴミ処理をしている方々は、ゴミ廃棄物から出る有毒ガスにより健康を害し、若くして亡くなる方もいるらしいです。そして、少なからず世界の空気汚染に加担しています。

こういったことが世界では起きているということは、平和な日本にいる私たちは、非現実的に感じますが、「空気の見える化」は、一企業だけの力だけではなく、グローバルや政府も協働してぜひ取り組んでいって欲しいです。
大気汚染や気象データは、目の粗いデータで良ければすでに公的機関によってほぼ無料か、観測器を各地に設置するよりは格段に安く仕入れることができるのが現状です。それ以外の、例えば都市の中でも工業地帯に面した場所と自然がある程度ある場所でどれほど違うのかという細かいデータが欲しければ別ですが、それでもそのデータを一件当たり何千円も出して(しかもサブスク的に)買う顧客はそうそういないかなと思われます。データの観測器のモノはいいのかもしれませんが、観測環境についても検定しなければなりませんし、管理についても気を遣います。
つまり観測についての素人が、ばらばらの観測環境で、メンテナンスフリーな観測器で得られるデータの精度というものはそれなりでしかありませんし、それについて何千円という値段はまずつきません。理念はいいところにあるのですが、マネタイズの仕組みが弱いかなという感じがします。暗号通貨が値上がりするものという前提に立っている雰囲気が出ているのもイマイチです。それならばまだ全額寄付に回せるほうが理念に基づいている気がします。
日本については千種さんのおっしゃる通りで、ウェザーニューズ社の仕組みがある程度回っているのは気象マニアにターゲットを絞っているからこそ成り立っているので、マス層にアプローチすることを考えるのであれば考えなければならない点がまだまだたくさんある印象です。
家庭などに空気測定器を設置しもらって、データ販売に報酬を出しデータを収集し企業に売るモデルとのことですが、測定側のニーズも企業側のニーズも個人的にはピンときませんでした
まず冒頭で出されていた大気汚染による死亡者が多いという話は、多くは新興国でしょうが(推測なので未確認)、先進国での展開を想定しています
先進国でも30−40万の測定器を購入する人はあまりないでしょう。言うように本当に毎日5000円も入るなら60日で投資回収できちゃうし、年間180万円も稼げてしまう(月の間違いじゃないかしら?だとすれば5年回収)わけだけどそれは後で述べる需要サイドとの見合いで現実的ではないでしょう
機器の値段は量産効果で今後下がっていくのかもですが、自分の家の空気の状態を一回測ってみたい人はいれど、常時モニタリングしたい人って動機がよくわからない
季節や天候によって変わるのかもだけど、結局引っ越すしか打ち手もない。引っ越し検討時に測りたい人はいるかもだけど
より重要なのは仮にデータが集まったとしてそのデータを高く買いそうな企業側のニーズもよくわからず
こちらも定点観測はまだわかりますが、常時モニタリングデータを買いたいのは、汚染物質を出している発生源が周囲への影響をモニタリングするくらいしか思いつかないのですが、その場合自分で測定器をつけますよね、、
空気汚染や温暖化など、私企業のインセンティブでは簡単に解決できない問題を、多くの人たちの協力とブロックチェーンによるインセンティブで解決しようというプロジェクトが増えています。この会社はCERNのカーブアウトで、ガチなやつです
暗号資産を組み込んだビジネスモデルが面白いですね。個人がセンサーを買って設置しデータを送ることで、暗号資産がもらえる。企業は暗号資産を買って、データを取得する。企業からの売り上げと個人の報酬が暗号資産を通じて連動しているということですね。他のビジネスでも活用できるモデルですね。
大気汚染がもたらす健康被害や負の経済効果への意識は世界的にこれから高まっていくと考えられる中で、大気汚染度の見える化が進み、そのデータが民主化されると、問題解決に熱心な地域とそうでない地域とで、街としての魅力度の評価が変わることになるでしょう。

一方で、海洋ごみ問題と同じく、大気汚染はヘイズ(野焼き等に起因する煙害)のように国境を越えた問題とも捉えられます。こういった仕組みによって「空気を読む人」が増加すれば、近隣国・近隣地域の大気汚染が自分事化し、結局はグローバルに対処していく必要があるという空気感が醸成されるきっかけともなりそうです。

オリジナル番組ラインナップ

音声番組ラインナップ