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2019年7月1日 公開

【アプリ研究】アマゾンも勝てない、中国の「出前アプリ」の正体

日本の数歩先行く中国のアプリサービスを現地で使ってみた。
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今、中国出張のため成田空港に向かっている最中のピック。
この出前アプリ、中国でカンファレンスやパビリオン出展の多い私には重宝します。
出展しているブースを離れられない時も大丈夫。
アプリで注文すると、コンベンションセンターの該当ブースまで、出来立てのお弁当を届けてくれます。
そして、中国の良いところは出展者がお昼時に堂々とブースで食事してても問題ない雰囲気😅日本だと、きっちりしてるので、お客様から見える場所では食べないと思うけど…

お昼時には、レストランの前には注文が入る前から宅配ライダー達がたむろしてます。レストランは料理ができたら店の前のライダー達に渡す。
この出前アプリの凄さは、もちろん、ITプラットフォームだし、それを使いこなす中国国民達に支えられてるのだけど、それ以上に、宅配ライダーの数が山ほどいるという、オフラインの物理的な労働力の豊富さに支えられていると感じます。

人手不足な日本ではもうできない「人海戦術」こそ、中国ITプラットフォームを支える強さなんだよな…と感じます。
中国は世界でもっとも多くのユニコーン企業の「生息地」。にもかかわらず、実は日本人を始めとした外国人は、その凄さやビジネスモデルを理解できていません。そこには大きな理由があります。

① 中国の銀行口座がないと使えない、②中国の携帯番号がないと使えない、③中国に物理的にいないと使えない。この3つの条件をクリアできないために、時価総額1000億円〜数兆円規模の、中国のリアルなサービスが、全然わからない訳です。ついでに中国語限定のサービスも多く、これらを使いこなしている人がほぼ皆無なわけです。

そこでNewsPicksは、中国ネイティブな協力者とともに、中国のユニコーン/次世代ユニコーンを徹底解剖する「アプリ研究所」を創りました。動画があれば、そのインターフェースやデザイン、挙動も分かるようになります。まだまで実験フェーズではありますが、第1回は10兆円近い規模に膨れ上がっている「出前エコノミー」です。

中国の国民的な出前アプリ、メイトゥアンの時価総額は今や5兆円前後。すでに中国内だけで2020年に13.9兆円市場といわれる、この新しいマーケットを紹介します。ぜひ御覧ください。
私も上海で実感したのは、この注文を受けて雑居ビルの様々な店に注文を取りに行き、集合住宅の玄関まで届けに行くという作業は当分はロボットには代替できなそう(&人間がやった方が安上がり)ということです。
こちらの記事から引用。
(この作業は現状では)「新世代農民工」と呼ばれる人たちが担っており、大学まで行くようになった若者たちは、絶対にこうした仕事をやりません。
日本の大学生のようなアルバイトは、こちらの大学生はほとんどやりませんから。だから今後、中国では無人化、自動化のテクノロジーの開発がどんどん進められていくでしょう。
https://newspicks.com/news/3929251/
ワイマイも非常に奥が深い産業であり、配達員の方は、農村部から出稼ぎに来ている若者がメインですが、ひと世代前までは深センを中心とした製造業の工場で働いていた層と言われています。中国の人件費が高騰するにつれ、世界の製造業ん工場が東南アジアに移っていく中で、こういった数千万レベルの出稼ぎ層が大量失業してしまうんじゃないかと懸念された中で、ECやワイマイのデリバリー業に「転職」して、ことをなきえたという形になります。
軽いテンポで楽しい動画でした。中国スタッフにお願いするしかないフードデリバリー。本当に色々な種類がありすぐ届いて便利。そして加工食品でないので美味しい。中国スタッフもランチに出なくなった、と言っています。それを支えるのは大量に安価に運ぶバイク便ネットワークであり、なかなか他国では真似が難しいモデルでもあります
こうしたアプリって、「良い」評価をもらうとメリットがあるのですよね。情報や評価が可視化され、データとして蓄積されることに日本ではアレルギーが強い。しかし中国の人たちにとっては「良いことをすれば誰かが認めてくれてメリットになる」ことで大きな効果があるそうです。データの力も使いようですね。

ちなみに日本の某タクシーアプリの運転手さんに聞いたら「評価で褒められることはない」そうです。逆にクレームは怒られる。これではモチベーションは上がらない。
「30分で何でも届く」現象は、先日特集のあったGrab vs Gojekのインドネシアも同じ。マッサージもクリーニングも届きます。ITの進化の上に、大量の人口と安い人件費がもたらす利便性。
https://newspicks.com/news/3993450?ref=user_2380185

Meituanでは食事のデリバリーだけでなく、ホテルの宿泊や映画のチケット購入など、あらゆるサービス予約が可能。実は「サービス消費」は個人消費の7割を占め、物販より遥かに大きいです。スマホシフトに伴うこれら「サービスのEC化」は巨大な成長市場。なお、Meituanの最大株主はTencentです。

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