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2023年5月8日 公開

宇宙開発のロマンと現実【村木風海vs寺薗淳也】

「約20年後には火星に住める」そう豪語する、化学者・村木風海さん、
元JAXAで、宇宙開発の現実を知る惑星科学者・寺薗淳也さんが登場。

今後150兆円規模になるとも予測される“宇宙ビジネス”。

イーロン・マスク氏が率いるスペースX社による、史上最大の宇宙船「スターシップ」の打ち上げ、
民間初の月面着陸を目指した日本の宇宙ベンチャー「ispace」、
そしてNASAは2025年の有人月面着陸を目指し「アルテミス計画」を進行中。

今、世界規模で宇宙開発は行われ、文明の発展、宇宙空間の解明に始まり、
有用な鉱物資源の確保、火星への移住計画など、壮大な「宇宙大航海時代」に突入している。

非常にロマン溢れる話だが、そこには現実的な問題や倫理観、
そして国家同士の争いに発展しうるリスクもはらんでいるという。

宇宙開発の「ロマンと現実」。相対する2人の専門家は、どんな議論を繰り広げるのか?

※ライブ・オンデマンド配信ともにプレミアム会員のみご視聴いただけます。
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ロマンという言葉は宇宙産業の人には耳にタコができるくらい言われる言葉です。ロマンと言われなくなるのが通過点とも思う一方、SFプロトタイピングのようなロマンも兼ね備えた分野でもあり続けたいと思います。夢見がちと遠ざかるのではなく、現実味のあるロマンを感じてもらう、がより正しい言い方かも。やはり、夢も現実も適切に扱うべきなのは常と感じます。

その上で、感じたのがいくつか。
・村木さんの取り上げる事例は、どれも現実にあり研究されているものですが、それぞれを統合したら実現可能かは資源やステークホルダーとの関係、メンテナンス、など量的倫理的に考えるべきことを無視した発言が多かったは気になりました。軽量材料で滑走路を1000㎞を作るとかの話は、既存の航空交通管理、漁業権などの兼ね合いなどスペースポートに代表されるような行動を既に起こさなければ、無理であろうと思います。技術のいいとこどりだけで成立しないのが世の中ですので、そこをどこまで掘り下げていけるのがカギかなと思います。世界を変えるには、ちゃんとやり取りが存在するのは普段の実験から分かってらっしゃるはずなので、頑張って欲しいです。火星に人が行くということは、人命を扱うこと。生半可に夢を語るだけではいかんと思うのです。

・宇宙産業もある種のバズワード化しているのですが、やはり中長期的な採算を取れるのはあアーリーアダプターとしてリスクを恐れない投資と開発をするところだけが生き残るはずです。ispaceもリスクを恐れず、必要な投資を集めた上で世界初の挑戦をしています。どの分野でもそうですが、儲かりそうの一辺倒で脛を齧るようではみんなを悲しませます。

・最後の方で衛星事業や輸送がシェアを占めているとありますが、現状は「地上設備」「衛星データ」という地上インフラ・成果物による付加価値が8割以上を占めています。輸送による利益の絶対量やニーズが増えるのは間違いないですが、成果物一つを活用して得られる価値はデータの方が確実に大きいので、そこだけ相違のないように。
https://www.sjac.or.jp/pdf/publication/backnumber/202209/20220905.pdf

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