ホーム
1フォロー
1559フォロワー
家電の買い方が変わる? パナソニックも参入した“メーカー再生品”の可能性
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
英語圏ではいわゆるRefurbish(リファービッシュ)として知られている領域です。これまでの3R (Reduce、Reuse、Recycle)に加わる新たなRのの一角としてこのRefurbishが挙げられることもあり、循環経済やサステナビリティにおいて重要な領域です。
この領域の課題は日本語のカテゴリー名称が定まらないことだと思っています。記事タイトルは「メーカー再生品」とありますが、パナソニックのサービス名称は「Factory Refresh」、ヤマダ電機は「リユース家電」、日立は「リファービッシュ」としているようで、名称に揺れがあります。ユーザーに認識され、一定の市場を形成するためには、このカテゴリーを指す一般名称の定着が必要なのではないかと思います。
「パタゴニア」が自社製品の中古ウエアなどの買い取りを開始
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
パタゴニアはアメリカで公式のユーズド品の買取とリセールを、記事にもあるWorn Wearブラントの一環として行なっています。この取り組みは日本におけるプロトタイプ的な実践と見ることができるのではないでしょうか。こうしたパタゴニアの取り組みをまとめて、日本マーケティング学会の『マーケティングジャーナル』に「購入後のカスタマージャーニーをデザインする― パタゴニアのサーキュラーエコノミーへの取組み ―」というケース論文を書いたことがあります。まさに購入後のカスタマージャーニーの整備が重要になりつつあるということだと思います。
【調査】一流アスリートが行う「儀式」の効果とは
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
こんな翻訳記事がNews Picksに出るとは!Ritual(儀式・儀礼)は以前から興味を持っていたことと、著者のマイケル・ノートンの記事をHarvard Business Reviewの英語版で見かけたことから、この書籍もKindleで購入してざっと目を通していたところでした。この翻訳記事のオリジナルも目にしていました。
実は他にも、『RITUAL: 人類を幸福に導く「最古の科学」』と『「儀式」で職場が変わる――働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア』という2冊の書籍が最近立て続けに翻訳されていて、Ritualが静かに盛り上がってきたのではないかと思っていたところでした。
パーパスを始めとした企業文化の形成にRitualが役割を果たすことがあり、関連する実践も世界では行われています。合理的世界の先に、呪術世界から継承されてきたRitualが果たす新たな役割があるのではないかと思います。
胸にとめるAI秘書「Humane Ai Pin」発売。まだポンコツすぎる
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
Ai Pinのレビュー記事を海外メディアでよく見かけるようになりましたが、この記事同様かなりの酷評ですね。Ai Pinの後にCESで発表された同じカテゴリーのrabbit r1はまだ出荷されていないようで、こちらがどうなるのか気になるところです。大きな期待とともにローンチした一方その期待に答えられず消え去ったGeneral Magicをふと思い出しました。General Magicは大失敗に終わったものの、Androidの開発者Andy RubinやiPodやiPhoneに携わったTony Fadellを輩出したことでも知られています。大きな時代の変化のためにはいくつもの失敗の犠牲が必要なのかも知れません。
パタゴニアの「味噌」づくり 世界最高水準のオーガニックを形に
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
パタゴニアの食品ブランドであるプロビジョンズ。グローバルの取組で、日本のオリジナル製品としてはこれまで日本酒などもつくられてきました。パタゴニアに限らずIKEAなど、強い社会的存在意義を持つブランドがこれまでとは領域の異なる食品ビジネスを始めていることが示唆的です。パタゴニアの味噌は、パタゴニアの店舗だけではなく、FOOD&COMPANYや福島屋といった同じ志を共有する流通での販売が始まっていることも特徴的です。まさに共通のパーパスを起点に「大きな船」として多様なステークホルダーとともに、あるべき世界を目指すという新しいビジネスのかたちが見える兆し的な事例だと思います。
NORMAL
投稿したコメント