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認証不正、トヨタに国交省が立ち入り-制度見直す契機と冷めた声も
Bloomberg
阿部 務某上場企業 内部統制部門 部長
>トヨタの豊田章男会長は3日の会見で、過去にあった販売店での車検不正を挙げ、性能や精度が向上した現代の車ではまず必要ないと考えられる整備項目を省いたところ不正となったというエピソードを紹介。今回の会見の場で自身が話せる内容ではないと前置きした上で、安全な車づくりのために現場が行う試験と認証プロセスで求められている手順などの間にギャップも感じると述べた。 こういう国が設定する審査項目って、時代錯誤のものが確かに存在してそうなイメージ。 クルマの故障による事故が起きるリスクの回避のための審査なのだから、当然ながらリスクアプローチで重大な事故等に繋がりやすい項目かどうか、審査項目を年一回程度の定期的に見直すことをしてあるべきだとは思います。 技術の発展もあるのだから、同じ審査項目で何年も審査するのは普通におかしい。 リスクは常に変化するもの。なのに、審査項目という内部統制が一定で良い訳がない。 固有リスクが変化しているのに内部統制が一定だと、結果として統制リスクの影響度が変化してしまうので、実は受容できないほどの統制リスクの高さになっていることに気づけていない、なんてことがあり得る。 逆に、今回のように審査手続き自体に不備があっても、実際には統制リスクが高まっていないケースもあり得る。これは固有リスクが下がっている故に起きることで、それは言い換えればリスクが変わっているのに内部統制の設計を変えてないことを意味している。 それではリスクアプローチとは言えない。
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