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日本電産社長「EVモーター、車会社の内製なくなる」
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
モーター会社のトップ。だから「そういう将来を目指す」という点での発言(その文脈で、経営者発言で重要なのは何かという下記記事も併せて)。
実際にそうなるか?モーターについての経験(特許含めた研究開発はもちろん、量産にかかる部分など)はずっとやっているし、なかでも日本電産は業界の中で勝ち続けているわけで強いだろう。ただモーターは種類も多い、だから日本電産も買収をしてきた。
あと、モーターはコア部品ではあるが、今の自動車においても様々にシェアが高い部品はある。モーターが内製になったとしても、車体含めたインテグレーションの設計、大量の部品を用いるサプライチェーンの構築、販売力、いずれも簡単ではない。
サプライチェーンについては、電子機器はEMSの活用が進んでいるので前例はある。ただ、発注元から考えるとAppleは一つの会社だし、様々な会社があってもAndroid系はOS・チップを中心に一定の汎用度がある。可動部の量(その公差設計やインテグレーションなど)含めて、世の中一般論として機械系がEMS方式にシフトしにくい背景だと思っている。
Magnaが自動車でのEMSポジションだが、Mercedesなどが委託しているのは少量生産モデル。多品種少量生産モデルを受託するビジネスモデルは成立しているが、こういう企業があっても大量生産には至っていないのが電子機器とは大きく違う。
https://newspicks.com/news/5535421
物流ロボットの「Quicktron」がシリーズC+で約103億円を調達 AMR企業初の科創板上場を目指す
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
Amazonが買収したKIVAやニトリなどで導入されているバトラー(①)と同じタイプで、倉庫でのピッキングを棚を移動させることで効率化させるタイプのロボット。
中国企業だとGeek+などがある(②)。2017年にAlibabaの倉庫の記事をPickしていた(③)がそこに出ていて、多分これあmでにAlibaba系も出資していると思う。ドイツKIONが出資しているのは注目。
①https://newspicks.com/news/4279533
②https://newspicks.com/news/4813636
③https://newspicks.com/news/2433911
中国がレアアースの統制強化へ ハイテクで対立の米国牽制、日本企業にも影響か
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
ちょうど数日前に、中国のレアアースについてのインフォグラフィクスがあったので併せて(①)。
レアアースごとに、中国からの輸出のどれだけを占めるかが分かりやすい。例えばセリウム(半導体や液晶の研磨剤や触媒などで使用)は日本が過半、ジスプロシウム(磁石やコンデンサー)も同様で、韓国が3割となっている。ユーロピウムはオランダが多いが、多分ASMLのステッパー(半導体の露光装置)で用いられるガラス用(ただガラス部分=レンズはドイツのZeissのはず…港としてオランドが大きいとかもあるかも)?
多くのレアアースの輸出先は日本が過半を占め、一部が韓国が2-3割で続く。日本の高機能素材での強さと原材料調達というチョークポイントも示唆している。直接米国に向けているものは少ないが、、米国が台湾TSMCや日本などに中国向け輸出のプレッシャーをかけて間接的に影響を与えるのと同様、日本が材料を調達できないとグローバルのテック生産に影響を与える領域。
ただ、2010年の輸出規制でレアアースを使わなかったり著しく使用料を下げた開発も進んだ。また①にもあるが、それによってレアアースの開発が多少なりとも他国で進むようになった(ただ今は価格が下がったから、どれだけ進捗しているのかは分からない)。
②のJOGMECの資料も、数年前のものではあるがわかりやすい。主なレアアースや各国の生産量なども出ている。
①https://www.visualcapitalist.com/chinas-dominance-in-rare-earth-metals/
②http://mric.jogmec.go.jp/wp-content/uploads/2018/03/material_flow2017_REE.pdf
経産省、新電力の経営支援
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
下記の経産省の通知も併せて。大場さんもコメントされていて、また下記でコメントしたが、200円というのは平時に加えるとかなり高い
https://newspicks.com/news/5539044
(以下転載)
200円/kWhという水準がどれくらいか見るために、JPEXのスポット市場の価格帯を見てみる。
今日受け渡し分は朝や夕方の時間では一時超えている(夜間など低い時間は50円/kWhくらい)。明日受け渡し分(土曜日というのはあるが…)は朝や夕方のピークで100円、日中は5円などで先週土曜日と比べると下がっている。過去ではたとえば11月11日とかは5~10円という値幅。
電力は保存できない(なので約定供給量はあまり変わっていない)、また供給が足りない時に一気に流れ込むものではあるが、ものすごいボラだし、水準感が全く変わっている。
http://www.jepx.org/market/index.html
TDK、蓄電池などに5200億円 電子部品大手がEVシフト
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
3年で5200億円、1年で約1700億円。
TDKの過去数年の年間設備投資額はざっくり1700億円(研究開発費は約1200億円)、ただ電池が含まれるエナジー応用製品だけを見ていくと600~800億円。
5200億円という数値が連結か、それとも電池を中心としたこちらのセグメントだけの話か分からないが、連結とすればこれまでと同じ、セグメント中心とすると約1000億円の上乗せ。
なお、電池専業のCATLは年間大体1000~1500億円。セグメントに上乗せとすると、大体同じような設備投資の規模になっていく(今後CATLも加速するかもしれないが…)。

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