「会社にサウナを作ろう(オフィスサウナのすゝめ)」①

①会社にフィンランド大使公認のサウナを作った男

みなさん初めまして。三星グループ代表の岩田真吾さんから紹介いただいたSauna_holicこと森實敏彦です。私は株式会社タマディックという設立63年の総合エンジニアリング企業の社長です。サウナが大好きでサウナ中毒。週に10回ほぼ毎朝行き、人にはサウナで会い、サウナを求めてどこにでも旅行し、仲間とテントサウナチームを作り、週末は大自然の中でサウナし、ときにはサウナイベントに出テンするくらいサウナと共に生きています。

　2021年にプリツカー賞受賞者で世界的建築家である坂茂氏の手による日本初の木質高層免震ビル「タマディック名古屋ビル」が完成し、その最上階に日本初の「フィンランド大使公認」の「LUOVA SAUNA」を作りました。

坂茂氏設計「タマディック名古屋ビル」

会社にサウナ？？、それがフィンランド大使公認ってどういうこと？ということで各界から見学体験の申し込みがひっきりなし、メディアの取材申込も多数来てます。20年会社を率いてきてこれほどみなさんに注目いただけたことはありません

LUOVA SAUNA

　みなさんの注目度の高さはそのまま昨今のサウナブームの盛り上がりを表しています。

すくなくとも「サウナが会社にある＝変な会社」ではなく、目的や意味を持って作った新しいことをやっている会社なのだと興味をもっていただけているようです。

　私自身、サウナを上手く使うことによって身体が健康になり、心もいつも軽くいられるようになり、経営者という仕事にありがちな多くのストレスや過密なスケジュールとも上手に付き合うことが出来る様になりました。ポジティブな仲間が増えたことでよりさらに環境は良くなっています。なんならつらいこと、嫌なことも全部忘れて生きています。サウナは経営者だけではなく多くのストレスに晒されている現代のビジネスマンにもとても有効な自己管理ツールだと思います。

フィンランドHARVIA社製ストーブ

　そして1000人を超える社員たちにも、サウナで健康になって心が解れたような良いコミニュケーションを知って欲しくて会社にサウナを作りました。そのためにフィンランドまで企業サウナを学びにいき、世界幸福度ランキングで5年連続1位のフィンランドの幸福度の高さと働き方を見て、結果として日本で初めてのフィンランド大使公認のサウナが出来ました。

MUUTOS HALL テラス　アフターサウナはここで

　そしてこれは自社だけのことだけではなく、日本の多くの企業でも「会社にサウナがあること」を体験してもらうチャンスだと思っています。知っているのと体験しているのは違います。ぜひ体験してそして会社にサウナを作っちゃう企業が増え、多くの方が健康になったり、心と体のバランスの取れた状態になる、その拠点が街の温浴施設ではなく会社だっていいじゃないか。そう思ってます

今回の連載では私がどのようにサウナをビジネスに活用しているか、そしてなぜフィンランド大使公認のサウナを作ることになったのかとお話ししたいと思います