これからの企業経営は物流が鍵になる!

2023年6月27日
全体に公開

2024年問題とも呼ばれる物流会社の残業時間枠短縮の制度改正が目の前に迫っています。

物流会社は、消費財メーカーのような華々しさはなく、又、総じて利益率が低く、職場も3Kの典型などと言われ、今まで注目されることが少なかったのですが、にわかに注目度が高まっています。それもそのはず、政府の統計によると将来的には30%の人材需給ギャップが生まれる予測になっており、今まで当たり前に届いていた商品が届かなくなるなど、深刻な社会問題のリスクが予見されています。物流業界で働く人、更には物流会社を起用している人がProactiveに且つ協調して生産性を高めていかなければ、この社会問題を解決することは出来ません。

あらゆる産業や国、上流から下流工程に跨るビジネスを展開している商社の物流部門で、時には荷主の立場で、時には物流会社の立場で、そして現在は量子アニーリング技術を活用した物流課題解決ビジネスの責任者として経験してきたことをベースに、この社会課題を考察し、データやAI/量子コンピュータといった最新技術を活用した解決策のヒントを提供していきます。

又、商社に勤めながらもキャリアのベースにはトヨタ式(*)があり、これまで手掛けてきた改善の取り組みも紹介し、更に、最新の海外物流情報も提供していきたいと思っています。

人手不足や人件費高騰で悩まれている方にとってヒントになる情報提供を心掛けますが、サプライチェーンやロジスティクスを改善することはムリ・ムダ・ムラの排除と同義であり、これは排出ガスの削減にも繋がります。更には、現場で働いている人の幸せにも繋がります(繋げたい!)。

こんな方に見て欲しい!そしてご意見も下さい!

その観点では、物流に従事する方だけでなく、幅広い業種業態の方に読んで頂けると嬉しいです。勿論、課題解決のためには、物流業界で働く人のMind-setやSkill-setのUpdateも必要になるので、物流会社や物流領域のテック企業の皆さまとも積極的に交流が出来る場になれば望外の喜びです。

月に2回程度の投稿をする予定です。今後、どうぞ宜しくお願いします。

(*)私のトヨタ式のメンターは鈴村尚久さん。長年ご指導を頂いています。

トヨタ生産方式の逆襲 | 本の要約サイト flier(フライヤー) (flierinc.com)

トップ画像:UnsplashのAdrian Sulyokが撮影

応援ありがとうございます!
いいねして著者を応援してみませんか



このトピックスについて
樋口 真章さん、他213人がフォローしています