【森永康平✖️Z世代】いま聞きたいお金のハナシ

2023年3月9日
全体に公開

こんにちは!Brand Design インターンの伊東瑞紀です。

突然ですが、皆さんは現役大学生のお悩みNo.1がなにかご存知でしょうか。

それはズバリお金です!!!(世知辛いですね)

auじぶん銀行の調査(2022年)によると、現役大学生の6割がお金について悩んでいて、日本経済や自身の将来について不安を感じていると答える学生の数も増えています。

わたし自身「NISAってなに?」「年金がもらえなくなるって本当?」「海外に出稼ぎに行ったほうがいいの!?」など、お金についての不安や疑問がたくさんありました。

そこで今回は、経済アナリストで「森永康平のリアル経済学」トピックスオーナーの森永康平さんにお金について相談する機会をいただき、悩める大学生3人のぶっちゃけ質問にお答えいただきました!

対談内容はこちらで記事にしていただいたので、ここでは3人(伊東、上野、川合)の学びと感想を共有させていただきます💡

大学生3人それぞれのお金事情

「大学生の稼ぎで貯金は難しい」というのは共通認識でしたが、わたし以外のお二人はつみたてNISAを利用しています。

川合さんは「早ければ早いほうがもらえる額が大きい」と聞いて20歳から始めたそうです。

また、よくわからないものは怖いという保守思想のわたしとは対照的に、上野さんは「よくわからないからとりあえず始めてみよう!」と考えてNISAを利用することにしたそうです。

始めることでわからないことも自分ごとになり、身をもって勉強できるので、とりあえず飛び込んでみるという姿勢はとっても大事だなと思いました。(わたしは調べず行動せず不安なまま損をしていて恥ずかしくなりました😇)

これが聞きたい!リアルなお金の悩み

ここからは3人が実際に伺った質問と森永さんのお答えを一部抜粋して紹介していきます!

これはわたしが一番聞きたかった質問です。

貯金の目安をどのように算出すればいいのか全くわからず、ゴールがないと頑張れないな...と思っていました。

これに対して森永さんは「半年間食べていける額を貯金するといい」という明確なアンサーをくださいました。

仕事をやめてから再就職するまでの期間を半年として、その間に必要な額が手元にあれば生きていける!というとにかく合理的な考え方で目から鱗が落ちました。

半年間で必要な額を計算するために、まずは1ヶ月ごとの支出をしっかり把握するところから始めようと思います。

お金について漠然とした不安が募るばかりだったのですが、森永さんから「不安の種は言語化・数値化して対処可能なものにする」ことが大事だと学びました。

今の貯金では将来的に不足が生じるとしても、不足が生じるかもしれない状態と不足額を明確に把握している状態では、安心感が違います。

いくら不足しているかがわかれば、減らすべき支出や運用すべき額を算出でき、対処可能な不安になりますよね。

上野さんからの質問です。

キャッシュレスが普及している今、使った金額が目に見えなくなったことで支払いに対する心理的ハードルが低くなっている感覚があるそうです。

ポイント活用のお得感やデータで支出が記録できる利便性がある一方で、お金を使っている実感が減り、無駄遣いが増えてしまっていると感じる方も多いのではないでしょうか。

これに対して森永さんは、大人は自己管理するしかないので、お金の使いどころや使用額をしっかり把握することが大事だとおっしゃいました。

貯金の話にも繋がりますが、目に見えない形であれ使う額はしっかり数字で記録し、支出を管理することが重要ですね。

一方で、子供のうちは現金でお金に触れ、貯金箱を使ってお金の増減を目に見える形で実感することが大切だそうです。

上野さんは早いうちからキャッシュレスに慣れた方がいいのでは?という考えでしたが、お金の増減を貯金箱の重さで感じるなど、まずはお金の大切さを自分で実感する必要があるのだという気付きがあったそうです。

川合さんからの質問です。

SNSを中心に出回っている、年金がもらえないかもしれないという噂。「まあうちらの世代は年金もらえないから!」という自虐ネタにまでなっています。

老後に2000万円が必要と言われているけれど、その真相はイマイチわからず、騒がれているからなんだかヤバそうという印象ばかり抱いていたそうです。

これに対して森永さんは「年金はもらえるけど、減額されるのでもらえないつもりで考えていた方が精神的にいい」と答えてくださいました。

ですが、必ずしも2000万円必要なわけではないそうです。

人によって生活水準が違うため、それぞれの暮らしに必要な額を計算する必要があり、一律で2000万円が絶対!なんてことはないと強調されました。

"老後2000万円問題"というフレーズが独り歩きしていますが、川合さんは根拠のない情報に踊らされずに自分の生活を見つめることが大切だと再認識したそうです。

対談が終わり...

伊東:"老後2000万円問題"もそうですが、お金についてメディアの煽りやSNSの影響を受けすぎて過剰に不安になっていました。不安を対処可能なものにするよう心がけたいです。

川合人には人のお金との向き合い方がありますよね。

伊東:「これをしないといけない」はないけれど、「これをしておけば大丈夫!」もない。お金についてしっかり勉強する必要がありますね。

上野:大学生はそもそも大金を稼いでいるわけではないので、ないお金を増やそうとするのではなく、今できるのはお金の勉強をするマインドを備えることかもしれません。講義を受けたり大学図書館を利用したりもできますし。

川合:確かに機会を生かしきれていない感じがします。SNS以外からの情報収集もしていきたいです。

伊東:不安が先行して貯金・運用についての質問ばかりしてしまいましたが、大学生のうちは窮屈に考えすぎずに色々なことにお金を使って挑戦してみてもいいと言ってもらえたのも印象深いです。

上野:肩の荷が降りる感じがしましたね。

川合:森永さん自身もサイコロを振りながら出た目に沿って生きてきたとおっしゃっていましたし、「こうあるべき」を描きすぎず日々勉強しながら変化を楽しんでいけたらいいなと思います。

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