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森永康平のリアル経済学

森永康平のリアル経済学

フォロワー1677人
26本の記事
身近なテーマをマクロからミクロまで様々な角度から分析して解説をします。週1回、サクっと読める内容・文量を投稿します。
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森永 康平
株式会社マネネ CEO / 経済アナリスト
フォロワー1677人
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身近なテーマをマクロからミクロまで様々な角度から分析して解説をします。週1回、サクっと読める内容・文量を投稿します。
AI時代の投資詐欺
全体に公開
みなさん、AIを活用していますか? 猫も杓子もAI、AIということで、多くの方がAIに強い関心を持っていることを日々実感する機会が多々あります。たとえば、先日は電車の中でオジサンたちが「ChatGPTがー」と言っているシーンに1日のうちに何度も遭遇しましたが、このようなことからも、AI時代の到来を確信するのです。 さて、最新の技術や流行に敏感なのが詐欺師でありまして、早速詐欺師たちがAIを活用しているという報告を受けました。私、森永康平 a.k.a.戸柱康晃のもとには日々DMが届きます。その多くは大学生からのタレコミなのですが、「こういうLINEがきたので、YouTubeのネタにしてください」などと情報提供をいただくのです。いま格闘技のトレーニングで忙しいので、あまり詐欺師と対決するYouTubeを撮れていないのですが、いずれは再開したいと思っています。
タンス預金が最強なのか?
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 3月に入り米国でシリコンバレー銀行、シグネチャー銀行、シルバーゲート銀行と相次いで銀行が経営破綻したことを受けて、あまり金融や経済に興味がない方から、「日本でも銀行が経営破綻を起こすのではないか」と心配する意見を聞きます。また、そのような事態に備えて、銀行に預けるのではなくタンス預金にしておいた方がいい考える方もいるようです。何が正解かを考える前に、まず米国で何が起きたのか。そして日本でも同様のことが起こりうるのかなど、少し俯瞰して理解を深めましょう。 米国で起きたことのおさらい  まず、前述の3行のうち、シルバーゲート銀行とシグネチャー銀行は顧客の多くに暗号資産関連企業を抱えていたことから、昨年11月に暗号資産交換業大手のFTXトレーディングが経営破綻したことによって経営が悪化したことが破綻の原因でした。一方で、シリコンバレー銀行の場合は主要顧客の多くがスタートアップ企業であったのですが、金融緩和によって顧客側は融資以外の資金調達が容易に出来たため、本来の銀行業務である融資行で稼げなかった同行は米国債やMBS(住宅ローン担保証券)などで資産の半分以上を運用していました。
経済アナリストはどのように就活を乗り切るのか?
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今回は、トピックスのオーナーとの間でリレー投稿として「私がもう一度、キャリアを踏み出すスタートラインに立ったなら」というお題をもらい、書き進めたいと思います。 前回は古田清悟さんが【もし私が今就活するなら】という記事を書いてくださいました。 読んでいただいた方に少しでもヒントを与えられるよう、私も自身の就活を振り返りながら、こういう考え方もあるんじゃないの?という問いを投げかけていきたいと思います。 行き当たりばったりの就活  いまから十数年前の就活時代を振り返ってみます。当時、私は大学院に進学したかったので、周りの同級生が就活をしているときは院試の準備に時間をかけていました。ある日、普段は家にいない父親と会う機会があり、「お前、就活はどうなってるんだ?」と聞かれたので、「院に行きたいから就活はしてない」と答えました。すると、「最低でも3年間は民間で働きなさい。それでも院に行きたいなら、そのタイミングで会社を辞めて院に行きなさい」と言われました。言われたことはソレだけですが、おそらく「社会の仕組みや仕事の現場を知らないままに学問だけ極めても机上の空論を振りかざす学者になってしまうぞ」と言いたかったのでしょう。あまり親の言うことをきかない子どもでしたが、なんだか、その時だけはやけに腹落ちして、就活をすることを決めました。
インフレ時代だから金に投資する!と意気込んでいた友人との会話
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 老後2,000万円問題がワイドショーで騒がれてから久しいですが、どうもこれがキッカケで資産運用に興味を持つ人が増えた気がしています。そして、最近は日本では物価上昇、いわゆるインフレを体感した人たちが資産を守るべく、改めて資産運用に興味を持ち始めています。来年からNISAが新しくなることも影響しているのかもしれません。私はFP(ファイナンシャルプランナー)の資格は持っていますが、FP業務は一切していないですし、いわゆる投資助言業もしていませんから、私の所に資産運用の相談をもってこられても困るのですが、それでもよく聞かれます。先日、「インフレ時代だから金に投資する!」と意気込んでいた友人が、自分が投資した瞬間にそれまで絶好調だった金価格が下落に転じ始めた、と連絡をしてきました。金価格の動きを見ていると、自分の投資行動が監視されているのではないかと思ってしまうと陰謀論めいたことを言い出したので、正気に戻ってもらうために、逆にそれまで金価格が好調だった理由を2つほど列挙したら、正気に戻ってくれました。せっかくなので、読者の方にも共有しておきましょう。
日銀総裁の報道で盛り上がってる意味が分からない人が読む記事
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 日本経済新聞が6日の早朝に「日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診 政府・与党が最終調整」という記事を配信したことで、私の周りを含めて金融業界の方はざわざわしております。一方で、金融業界に属していない知人や友人は、報道でそこまで騒ぐ意味が分からないと言います。今回は日銀総裁人事に関する報道について私に寄せられたユル~イ質問にざっくりと答えてみます。 日銀総裁って誰がやってもよくない? 日銀総裁が誰であっても私たちの生活には影響はなくて、影響があるのは株とか為替の取引している人だけでしょ?という質問を受けました。そういう感覚になるのも分からなくはないですが、実際はそんなことありません。新総裁が黒田さんの政策を維持するということであれば、現状と変化はありませんが、仮に金融緩和を解除し、次第に利上げをするということになれば、住宅ローンに適応される金利は上昇しますから、返済負担は高まりますし、事業をやっている方からすれば借り入れをする際の金利負担も高まります。金利変動に伴い為替も大きく動きますから、海外旅行しづらくなったり、海外から輸入するものの値段が安くなったりするなど、生活にも変化を与えます。

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