【驚異】AIツールでリサーチと記事作成がここまで進化!

2024年6月4日
全体に公開

こちらのトピックス"生成AI最前線「IKIGAI lab.」"は、学び合うことを目的としたオンラインビジネスコミュニティ「OUTPUT CAMP meets AI」のメンバーで運営しています。

生成AIの世界では、毎日のように新しいニュース・リリースが発表され、そのキャッチアップだけでも大変ですよね。

そんなみなさんに最新情報をお届けするべく、本トピックスでは、週1回の頻度で生成AI情報がザーッと追えるAIジャーナルを発信しています。

最新AIニュース

✅GoogleとMagic Leapが提携、拡張現実(AR)の可能性を探求

https://www.cnbc.com/2024/05/30/google-augmented-reality-startup-magic-leap-strike-partnership-deal-reuters.html

Googleと拡張現実スタートアップのMagic Leapは戦略的技術提携を発表しました。

  • 提携の詳細は不明だが、Magic Leapの光学技術デバイス製造における専門知識とGoogleのテクノロジープラットフォームが組み合わされる見込み
  • Googleはこれによって、ARの世界に再び足掛かりを得る計画をしている可能性

Magic Leapとの提携は、Google独自のAR開発プロジェクト「Project Astra」とも合致しています。

先月初めに、Googleは年次開発者会議のイベントのビデオで、「Project Astra」 と呼ばれる AI エージェントを披露しました。

これは、メガネのプロトタイプを装着した人が、その人が見ているものについてエージェントに質問してもらうというものでまさにMagic Leapの技術を想像させるデバイスです。

Googleは過去にもスマートグラス「Google Glass」でARに参入しましたが、プライバシー懸念などから普及には至りませんでした。

今回の提携により、GoogleのAI技術とMagic Leapの先進的なARデバイスが組み合わさることで、より実用的で魅力的なARアプリケーションが生み出される可能性があります。

✅OpenAIが学校や非営利団体向けにChatGPTを提供

https://openai.com/index/introducing-chatgpt-edu/

OpenAIは、ChatGPTの大学向けバージョン「ChatGPT Edu」と、非営利団体がChatGPTをお手頃価格で利用できるプログラムの提供を開始しました

  • ChatGPT Eduは大学が学生や教職員にAIを安全に導入するためのもので、高速なGPT-4oモデルをベースに構築  
  • GPT(ChatGPTのカスタムバージョン)を構築し、大学のワークスペース内で共有する機能を提供
  • 非営利団体向けの「OpenAI for Nonprofits」プログラムでは、月額20ドル/1人あたりの割引料金でChatGPT Teamへのアクセスを提供

教育機関や非営利団体でのAI活用が促進されることで、これまでAIに馴染みのなかった層にもその恩恵が広がることが期待されます。

一方で、AIの誤用や悪用を防ぐためのガイドラインづくりや啓発活動など、倫理的・社会的な課題への取り組みも重要になるでしょう。

深堀りトピックス

✅GoogleのAIが不正確な検索結果を出した理由

https://www.theverge.com/2024/5/30/24168344/google-defends-ai-overviews-search-results

先日、Googleが一般公開したAI検索結果機能が、「石と食べやすくするように、ピザに接着剤を塗るべき」など奇妙な回答を連発し、物議を醸しました

グーグルの検索部門責任者リズ・リード氏が5月30日に公開した社内ブログ記事で、この問題は「データの欠落」と「ユーザーによる意図的におかしな質問」が原因だと主張しています。

データの欠落」とは、あるトピックに関する信頼できる情報がウェブ上に十分存在しない状態を指します。
特に最近の出来事や限定的な話題の場合、参考にできる一次情報が少ないため、AIが不適切な結論を導き出してしまうリスクがあります。

一方でGoogleは、ユーザーが意図的に奇妙な質問を投げかけ、AIを「からかって」いるケースもあると指摘。

例えば、「どの哺乳類の骨が最も多いか?」といった質問は、それ自体は正当だが回答には膨大なデータが必要です。

こうした所謂「ハルシネーション」への対応はAI開発の大きな課題の1つです。

Googleは今後、無意味な検索クエリや風刺に対してAIが表示されるタイミングを制限するなど、AIの挙動を改善していく方針です。

AIでこんなこともできる

✅Perplexity Pagesで検索結果を記事化

https://www.perplexity.ai/hub/blog/perplexity-pages

AI版の検索エンジンツールである「Perplexity」が5月30日、新機能をリリースしました。

Perplexity Pagesは、リサーチ結果を視覚的に美しく、包括的なコンテンツに簡単に変換するための新しいツールです。

深い記事、詳細なレポート、有益なガイドなど、検索した結果を記事形式で1つのページとしてまとめて共有することができます。

シームレスな作成:Pagesを使えば、情報を簡単に作成、整理、共有できる。トピックを検索すると、よく構成された美しい記事が即座に生成される

カスタマイズ可能:一般読者向けか専門家向けかに応じて、Pageのトーンを調整できる

ビジュアル:Pagesが生成する画像や自分のコレクションの画像を使って、記事を魅力的なものにできる

Pagesは、あらゆる分野のクリエイターが知識を共有できるようにすることを目的としています。

教育者は学生のための学習ガイドを作成し、研究者は成果をわかりやすく発信し、趣味人は情熱を共有するためのガイドを作成できます。

具体的にどんな記事が生成できるのかは公式サイトの事例から確認できます。

生成AIは汎用性が高いため、アウトプット形式の変換が簡単にできます。

こういったアウトプット形式の拡張するためのAI機能は、今後も増えていくと想定されます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。記事の感想やご意見をコメント欄でお待ちしています。

AIジャーナル」は毎週、火曜日に配信しています。

気になる方はぜひ、トピックスをフォローしてチェックしていただけると嬉しいです。私のXでも最新のAIニュース・活用事例を発信しています。

応援ありがとうございます!
いいねして著者を応援してみませんか



このトピックスについて
樋口 真章さん、他2795人がフォローしています