Coffee Break with Startups: 2023年ベスト10
3月14日に『Coffee Break with Startups』をスタートしてから、約10ヵ月で160本の記事を公開してきました。
今回はそんな160本の記事から厳選したベスト10をご紹介します。
☕️coffee break特別編
1️⃣大谷翔平が移籍するドジャースはスタートアップ投資もすごい
12月10日、大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースと10年で総額7億ドル（当時約1014億円）と、北米のプロスポーツで史上最高額の電撃契約を締結したことが発表されました。
このドジャースは独立系VCと比べても引けを取らないほど、高いパフォーマンスをあげているベンチャーキャピタル、「Elysian Park Ventures（エリシアン・パーク・ベンチャーズ）」を運営しているのです。
2️⃣スタートアップ界で絶賛される静岡銀行が面白い
最近、スタートアップのCFOやベンチャーキャピタル（VC）が、「デットといえば、しずぎん（静岡銀行）」と口を揃えて絶賛しています。
そんなしずぎんは、このベンチャーデットを2022年度：約30億円→2027年度：1000億円規模へと、5年で33倍以上にまで拡大することを目指しているんです。
3️⃣電動キックボードの米「Bird」、最速ユニコーン→IPO→破産申請
当時史上最速となる、立ち上げから1年足らずでのユニコーンとなり、勢いそのままに2021年にIPOした米Bird Global。
しかし、2023年9月に上場廃止、2ヵ月後に破産申請を行いました。
4️⃣ChatGPT、リリース1年でこんなに変わった
ChatGPTの初期版がリリースされたのは2022年11月。2023年はさらに勢いを増し、テクノロジー・スタートアップ業界はOpenAIを中心とした、AI一色の1年となりました。
現在までにリリースされた新機能や動向を時系列でまとめました。
5️⃣ベネッセ・HRBrainを買収。スウェーデンの投資会社EQTとは
北欧最大のPEファンド「EQT」がベネッセの2000億円のMBOに参加、HRスタートアップのHRBrainの過半数取得と、2023年に入って初めて日本での投資活動を本格化させました。
なぜ今、EQTが日本で投資を始めたのかについて、まとめています。
6️⃣大人気「スイカゲーム」生みの親、実は東大発スタートアップ
2023年、Nintendo Switchの年間ダウンロードランキングで1位になったスイカゲーム。
中毒性の強さから、1度プレイすると、なかなかやめられないこの人気ゲームは東大発のスタートアップから生まれました。
7️⃣スズキが250億円の出資。エリーパワーってどんな会社？
11月にスズキがリチウムイオン電池の共同開発に向けて、エリーパワーに総額250億円を出資することを発表しました。
2023年、国内スタートアップで最大の調達を行なったこの企業は、住友銀行（現：三井住友銀行）で副頭取などを務めた吉田博一氏が69歳で創業しました。
8️⃣最高時速452キロの車を3Dプリンターで生産するスタートアップ
米「Divergent Technologies（ダイバージェント・テクノロジーズ）」は、AIベースの設計×3Dプリンティング×完全自動ロボットでの組み立てにより、最高時速452キロの車を生産しています。
11月にはシリーズDで2億3000万ドル調達を発表し、自動車業界だけではなく、航空宇宙・防衛生産向けの開発にも取り組んでいきます。
9️⃣Thrasio（セラシオ）：ECブランド再生で史上最速の黒字ユニコーンが破産へ
ECブランドを継続的に買収しながら、マーケティング・オペレーションを効率化してさらなる成長を目指す、“ECロールアップ（アグリゲーター）事業”の先駆けであるThrasioが破産申請の準備を進めていることが明らかになりました。
世界各国から革新的なビジネスモデルとして注目されていたスタートアップがなぜこのような状況に追い込まれたのでしょうか。
🔟建設テック「クラフトバンク」が爆速成長。鍵は"徹底的なカスタマーサクセス"
2024年4月から建設業界でも時間外労働の上限規制が適用されます。かねてから建設業界では長時間労働が常態化していましたが、近年では深刻な人材不足・高齢化・建設資材の高騰にも直面しています。
そんな危機的な状況を救うべく、クラフトバンクは"徹底的なカスタマーサクセス"を行いながら、爆速成長を遂げています。
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2024年はさらに面白い記事を公開できるよう精進していきます。
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では、みなさん良いお年を！
サムネイル画像：archivector/iStock / Getty Images Plus
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