第2世代発表!テスラが開発する人型ロボット「Tesla Bot」オプティマスとは?
トピックスオーナーの前田謙一郎です!
早速ですが、今日テスラから第2世代の発表があった人型ロボット、「Tesla Bot」オプティマス(Optimus)についてまとめたいと思います。ご存じテスラは自動車だけでなく蓄電池やソーラーなども手がけているわけですが、ロボットの開発も行っています。以下が本日発表になったオプティマス第2世代の写真。
このロボットは、テスラ車の自動運転機能である「オートパイロット」のドライバーアシスタンスシステムやカメラ、AIソフトウェアやセンサーを使っており、車で開発した技術によって作られています。そして、第2世代は3月に公開された第1世代から大幅な進化を遂げました。
イーロンは、「オプティマスは最終的に数百万単位で量産される非常に優れた能力を備えたロボットになるよう開発され、乗用車よりずっと安くなると思う」と述べています。
オプティマスは人間に変わり、危険な作業や繰り返し作業、退屈な作業を実行できる、汎用の二足歩行自律人型ロボットなることを目指しているのです。
オプティマス第2世代はこんなに進化
以下のような改善点がなされています。
・テスラが開発したアクチュエーターとセンサー
・30%以上早く歩き、10kg軽量化される
・バランス性能の向上により、スクワットの動きができる
・新しく開発された手。動きがより滑らかになる(人間の様に滑らか!)
・全ての指先に触覚センシング、卵を指で掴んで、もう一方の手に渡し、入れ物に入れるなどきわめて人間に近い動きをする
実際にテスラが公開したビデオを見ると歩く動きはスムースになり、新しい手の動きや首の動きはかなり人間に近くなっています。実際に以下の動画で確認してみてください。
There’s a new bot in town 🤖
— Tesla Optimus (@Tesla_Optimus) December 13, 2023
Check this out (until the very end)!https://t.co/duFdhwNe3K pic.twitter.com/8pbhwW0WNc
Tesla Bot オプティマスのこれまでの進化
このオプティマスの最初のバージョン、バンブルビー(Bamblebee)が発表されたのは、昨年2022年の9月30日の年次AIイベント、「AIデー」でした。当時、実際にイーロンから紹介されて出てきたオプティマスは短い間でしたが、ステージ上を歩いて、手を振ったりしました。また、事前に撮られた動画では物を運んだり、テスラのオフィス内で植物に水をやったりもしていたのです。
その後、今年の3月に第1世代の発表があり、今回の第2世代ではより白と黒を基調とした外観になりロボットらしくなりました。以下が新旧の比較です。また、当初発表されたスペックは身長173cm、体重73kgということです。
ちなみに、このオプティマスのコンセプトは2年前、2021年のAIデーで同じように発表されたのですが、その時は、第2世代に似たボディースーツに人が実際に入ってダンスをする、、というとんでもないパフォーマンスでした笑
しかしながら、このたった2年間でここまでのロボットが出来上がるのはテスラもロボットの開発に力を入れていることの表れですし、実際に信じられないくらいの開発スピードだとx.com上でも話題になっています。
オプティマスの今後は?
イーロンはテスラが、まもなくこのロボットを自社の製造業務で使用する予定だと述べています。そのコンセプトの通り、危険な作業や繰り返し作業、退屈な作業を実行できる、ロボットは工場などの生産性を上げることは間違い無いでしょう。
また、イーロンはオプティマスが過小評価されており、実際に有用性が確認できたら需要は100億から200億台に達する可能性があるとも述べています。
ちなみに、今回のGen2の動画の最後には、オプティマスが踊っているオチがついていました。この辺のジョークが効いているのもテスラらしい。動画は今後のオプティマスにご期待くださいで終わっています。
テスラのオートパイロットやAI技術はロボットに使われ、またロボット開発で培ったテクノロジーは車の自動運転にも反映できるでしょう。今後のオプティマスの進化に期待です!
カバー画像:x.com @Tesla_Optimus
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