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2023年11月22日 公開

【解説】AIの大波乱「アルトマン事変」を完全キャッチアップ

今年の顔、ChatGPTを開発したOpenAIのサム・アルトマンCEOが突然のクーデターで追放されて数日。事態は二転三転し、混沌としている。登場人物も多く追いつけないという方に、ここまで何が起きたのか、これから何が起きうるのか、結局この「事変」はどんな意味を持つのか。発生から事態を追い続ける編集部記者による絶対わかるニュース解説。
※この動画は11月21日午後5:30頃に収録しました
(出演:中川雅博、森川潤/バナーデザイン:浅野春美/撮影:川村拓希/制作補:王芸杉、佐藤烈/ディレクター:小西健太郎)
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当事者たちが発言していることを「真実」としたときに導かれる仮説と、動画に対して補足的な情報を。

当事者たちは、発言したことが真実でなければ、法廷などで当然不利になる。もちろん、発言したことは「それぞれの理解」であって、真実でない可能性は当然あるが、一旦真実と仮定してみる。

①OpenAI取締役会のリリースに「アルトマン氏は取締役会のコミュニケーションが率直ではなく、取締役としての素養に疑義を抱かざるを得ず、取締役会としてOpenAIを率いる能力に自信を持てない」とある。キーポイントは、取締役としての責任・資質をコミュニケーション面から疑義を提示して、取締役ではなくリーダーとしての自信がないという別の論点に実はなっている点。

②シアー氏が就任の際に「承諾する前に今回の事案についてチェックした。取締役会がサムを解任したのは、安全性についての不一致ではない、全く別の理由だった。私は取締役会が事業化について支援がなく、このポジションを受け入れるほどの覚悟は持っていない」とTweetしている点(下記でコメント)。AIの安全性や、OpenAIが事業を加速させることではない、という点が注目。
https://newspicks.com/news/9219150

③今のところ報道で、これらと整合する事案としては、別会社で半導体を作ろうとしていた点。それに関するコミュニケーションをしていなかった=率直でなかったと捉えられ、かつ利益相反になりうる。

アルトマン氏、解任前にAIチップ事業で多額調達目指した
https://newspicks.com/news/9211932

動画への補足として、ヒントン氏や最近の氏のAIへのリスクに関しては、下記がオススメ。そこでのコメントで今年3月くらいの動画があり、言葉も平易なのでそちらも併せてみるのがオススメ。

きっかけは「ジョーク」だった──ジェフリー・ヒントンがAIは人類の脅威になると考えるようになった経緯
https://newspicks.com/news/8470099
動画:https://www.youtube.com/watch?v=qpoRO378qRY

あとはAI倫理、効果的利他主義、Anthropicなどについては、下記。
https://newspicks.com/news/9211886
うーん、仲良しの喧嘩が無知な社外取締役によってこじれただけかと思ってましたが、これはEffective Altruismと資本主義の宗教戦争なのか。

WSJやEconomistなどでは取締役会の特殊性が指摘されています。そうだ、OpenAIはもともとNPOだったんだ。
AIの発展の全部を見てきた人(サッキーキーバー)が、AIを怖がっているのは重く受け止めなくてはいけないと言っているーー怖くなってきました。ニューズピックスでは、引き続きAIやOpen AI、Microsoftなどの動向を注力しえ、追って参ります。引き続きよろしくお願い致します。
利益相反  マイクロソフトはOpenAIの他の株主にとって天使か悪魔か

取締役会としてなんらかの重大な問題を発見したので、大株主のマイクロソフトに相談する事もなくceoを解雇。

その後にマイクロソフトが介入し、マイクロソフトがアルトマン氏を直接雇用しようとする動きをみせました。

問題は、OpenAIの他の株主から見ればマイクロソフトがアルトマン氏とその他のスタッフを雇う事でOpenAIの企業価値が大きく減る事です。

つまり、マイクロソフトはOpenAIの株主として、他のOpenAIとの間で利益相反を起こしている可能性があります。

そうなると、OpenAIの他の株主はマイクロソフトに対して法的手段を取る可能性がもあり、予断を許さない状態だと思われます。

利益相反というキーワードが難しい状況を浮き彫りにします。

マイクロソフトはOpenAIの他の株主にとって天使か悪魔か
今回のサツキーバーの活動やヒントン教授がGoogleを退社したことなど第一人者たちがAIの将来性に警鐘を鳴らしていることは頭に入れておく必要があるように思いました。

GPT-5がこの先発表されるか不透明な状況ではありますが、公開されればAGIに限りなく近づいたものになるとも言われています。短期的なビジネス的利益を追求した結果、長期的に人類を滅ぼしてしまうような合成の誤謬を犯してしまわないよう一ユーザー・開発者として注視していきたいです。
Effective Altruism(効果的利他主義)とは、ジェレミー・ベンサムの言う「最大多数の最大幸福」のようで、捉えどころのない、計測の難しい概念ですね。
生殖医療の技術が発達してきた時の議論に似ている気がします。
倫理的な線引きをどうするか、そういった対立だったのでしょうか。

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