ライブコメントを表示

ライブコメント
コメントを非表示
VIDEO
2022年10月23日 公開

人類の到達点。「巨大化」という異端のイノベーション【第2話】

10/23(日)公開。NewsPicksの取材班が地球を旅し、気候変動やエネルギー危機など、人類の課題に挑む人々を追う特別番組、第2話はフランス、オランダから。日本をはじめ世界中に設置される計画の「世界最大の洋上風力タービン」。エッフェル塔並の高さを誇るその実物に、日本メディアとして初潜入。壮大なスケールで世界を変えようとする人々の姿に迫る。[25分/出演:森川潤、柳橋泉紀/ナレーション:向井慧(パンサー)]
出演者:
コメントする
Pick に失敗しました
人気 Picker
第2回目は、とうとう東京タワークラスにまで巨大化した「風車」について。この300メートル間近の洋上風力は、2030年までに日本の秋田、千葉沖にも立ち上がるのですが、限られた人しか登れないその実物に、日本メディアとして初めて登りました。

「再エネ」という言葉の優しい響きから想像しにくい、圧倒的な人工物感、スケール感を一度体感してみてください!

ちなみにこの動画に登場しているGEの大西さんは、明日からの「Change to hopeカンファレンス」で登壇してくださいます。

日曜のひと時にお楽しみくだされば幸いです!
風力発電はデカい!いつかは実際に行ってみたい…うらやましい!!

動画でもデカさが分かりやすいが、ブレード1本100メートルというのは、777とかジャンボ(長くて70メートルを超えるくらい)よりももっと長い。それを3つ、ブン回してるのが現在の世界最大級の風力発電機。そしてそれをウィンドファームは大量に置く
これだけ大きいから、ロッテルダム港の動画にも出てくるが、支柱の設置とブレードの取り付けのために、専用船がある。欧州は遠浅の海で、工場がすでにあることと設置がしやすいので生産性が高い。日本は遠浅ではなかったり、バリューチェーンがないので輸送コストがかかるといった違いが経済性観点では影響してくる。

GE大西氏の「完全に駆逐された電源はない」という言葉が印象的。そして合流出来てよかった!!

記事と併せた補足を何点か。
・GEなのに、アメリカではなくてなぜ欧州なのか?元々GEも風力発電をやっているが、買収したフランスのAlstomの部分が大きいと思う。そして出てきたブレード製造のLM Windpowerは元々Alstomに納入していた会社で、GEが内製化進めるために買収した企業。

・エネルギーは風力の3乗。計算式としては下記記事が分かりやすいのが、体感できるのは自動車から少し手を出してみること。一般道と高速だと速度は倍くらい違うが、手にかかる力はもっと(抵抗は2乗)。そしてその力を回転に変えて、タービンを回すのが風力発電。なので、抵抗が大きくなるように風の方向に向けるのがとても重要。
https://yukiosakaguchi.hatenablog.com/entry/20130106/1357502824
ダイナミックだね。風力発電。
動画中でもGEの方が語られていたが再生エネルギー発電となると、どうしても自然から電力を何らかの方法で取り出すことになるので、自然現象とその何らかの方法の組み合わせが律速となる。
風力発電であれば、風をモーターと羽根で電力に変換するところが律速となる。太陽光ならば太陽の光を電力に変換する仕組みが結局は律速となる。自然現象を100%電力に活用できたら凄いのだが、実際には仕組み上どうしても難しい。
また経済性の問題もある。たとえば、太陽光では1枚のパネルの変換効率を上げる戦いを日本は仕掛けたが、結局世界の趨勢は価格が安いパネルに向かった。
風力発電もまた建設や運営コストはとてつもないことになる。建てて終わりではなく、海の上で運用するとなると、潮風による腐食など様々な問題が出てくる。30年後、使えなくなったら海の上からちゃんと回収されるのか?そのコストは誰が負担するのか?そのゴミは?もとても気になる問題だ。
取材の大変さが伝わってきました。なかなか予定通りにはいかないものですね。
いまDOEプロジェクトでやってるのは、150mです キックオフミーティングの時にDOEのプログラムマネージャーに、120m以下は今回のfundingの対象ではない、ときっぱり言われてしまいましたよ 記事にあるかは分かりませんが、メリケンでさえブレードを運ぶのが大変なんで、そこのカイゼンが今回のプロジェクトのキーネタなんです


記事見てません
スケールがすごくてワクワクする〜!

それにしても一基つくるのに一体どれぐらいのコストがかかっているのだろう……。思った以上に数も多いし、運用後のメンテナンスも今後どんどん大変になりそう。
あと風車自体もすごいけど、それを運搬する船にもびっくり。あんな積み方するんですね……。
ブレード一回転で1軒の2日分の電力を発電する、260mの世界最大の洋上風力タービン!すごいイノベーションです!

しかし、洋上にあれだけ並んでいる風車を見てしまうと、再生可能エネルギーだから環境にいい!と言えないのかも、とはやはり思いました。海の生態系への影響、風車の部品を各国に運ぶ際のカーボンフットプリントの問題、25年で運用が停止することによる廃棄物問題などを含めても、総合的には従来の方法よりも「環境にいい」のかもしれません。「環境にいいこと」を見極めるって難しい、だからこそ世の中も模索をしているし、いっぱい学びたいです。

余談です。フランスの電車がストライキで止まっていたのに、その公式ツイッターに間に合うのか聞いたら無理です、と5分で即レスが来てすごい。と言っていましたが、その対応の良さになんとも言えない矛盾を感じ、ツボでした、、、笑

オリジナル番組ラインナップ

音声番組ラインナップ