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2022年10月30日 公開

【電力危機】ドイツのZ世代を直撃したら、答えがヤバすぎた

取材班はオランダからドイツへ。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーをめぐる環境が激変する中、その影響が直撃したドイツ。ロシアからの天然ガス輸送を制限され、この冬を前に危機感が高まる各地を訪れた。危機の中でドイツ人が見出した「未来」とはーー。運転開始直前で「廃墟」になりつつあるパイプライン「ノルドストリーム」など、カオスの最前線を取材。[32分/出演:森川潤、柳橋泉紀/ナレーション:向井慧(パンサー)]【11.10訂正】8分23-28秒 日本とドイツの「エネルギー依存度がそれぞれ9%、40%」という表現がありましたが、正しくは「「天然ガスのロシア依存度」でした。訂正してお詫びします。
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ご覧になった方は、驚きも有ると思いますが、
ドイツを良く知ると、不思議は有りません。

私が思うに、ドイツ人も日本人も先の事が
心配になる民族で、明日を考えずに今日を
楽しむ発想は出来ません。

即ち不安な民族では無いかと思います。

違うのはそのリアクションで、ドイツ人は
不安だからこそ、決めた新たな方向に向かい。
日本人は、問題を最後まで引き伸ばそうとします。

必ずしもどちら良いかは分かりません。

ただそう言う違いなのだと思います。
ノルドストリーム。

どれだけエネルギーに興味がない人でも、今年、この8文字はニュースで見たことがあるんではないでしょうか。

ドイツの北東の端、もともと原発があった場所にできたこの天然ガスパイプラインの片端は、ロシアによるウクライナ侵攻を機に、世界のエネルギー危機の「象徴」する場所として世界中に知られるようになりました。

先進的な再エネシフトを掲げる一方で、その移行期間を埋める存在として、ロシアのガスに依存したドイツは「失敗」したのか。実際に、現地でいくつもの取材を重ねながら、その答えを探りにいきました。

特に、船上でパーティをしていた10代の女の子たちの言葉には、言葉を失うほどインパクトを感じました(通訳者にも注目してください笑)。

この動画シリーズで一番重いトピックとはなりますが、旅を通して、今のエネルギー問題が学べる構成にもなっているはずです。ぜひ、ご覧いただければ幸いです!
人間は、理想と現実の間を漂うものだと思っている。理想としては省エネをして、再エネ。ただ、現実に冬を迎えて、寒さが来たときに、それが感情を含めてどう作用するか。
動画の中でのインタビューも一つのリアルだが、下記のような調査・方針もある。

ドイツ原発、延長論強まる 世論8割が「活用」支持
https://newspicks.com/news/7425064
ドイツ、最後の原発3基維持へ政策転換
https://newspicks.com/news/7447456

原子力ルネッサンスと言われた時期があった。そして福島の事故があった。ただそれから10年、脱炭素のナラティブが強まる中で、EUとしては原発をグリーンな投資先と認めた。
技術進化と併せて、人間の感情が収まったり、別の現実を突きつけられるのもある。

原発「グリーンな投資先」と認定 EUが方針、低炭素移行で役割
https://newspicks.com/news/6525908

そのなかで、実際に支払うコストだけでなく、エネルギー安全保障という観点でも、依存へのリスクコストも含めた補助金政策の設計が、今後より一層進むだろう。動画のなかでの、ソーラーの製造についての中国依存への言及が印象的。2007年頃に、ドイツがFITをはじめ最初にバブったころにはQcellsなどドイツメーカーがあったが、その後中国メーカーの低コストにやられて、結果的には補助金は実質的に中国の太陽光メーカーを育てる原資になったともいえる(Qcellsは韓国Hanwhaに買収された)。
そしてこれは、これまで進んできた平和や協調が前提の国際分業の終わりも示唆・象徴していると思う。
ドイツのZ世代の答えがオトナですよね。

パンデミックのもと、ロックダウンやマスク着用義務化をしなかったスウェーデンでも政府の対応の是非について聞かれた小学生が「使用済みマスクが大量のゴミになって環境に負荷を与えるから着用は強制すべきでない」「集団免疫を獲得するためにも政府対応は正しい」と自分の意見を堂々と回答しているのが印象的でした。

国によって違えどヨーロッパ全体的に似たような傾向ではないでしょうか。

もちろんみんながみんな同じではないでしょうが、取材先でたまたま見かけた若者をとっ捕まえて突撃インタビューしてもオトナの回答が返ってくるくらいなのでドイツ全体の傾向も推して知るべきといった感じです。
我慢してでも、自然エネルギーを推進する道を選ぶドイツ人。シニアも若年層も意識が高い。学ぶところが多い。
自分の便利が奪われることに文句を垂れるんじゃなくて、じゃあこの冬は節電するしかないね、エネルギー自給率を高めよう、一時的には原発やむなし、など、痛みがあっても環境変化に適応するのは当然だし変化をきっかけに前に進もう、と若者までもが考えているのが印象的でした。
ドイツ国民の再エネに対する意識の高さに驚きました。我慢をしてまでもエネルギー問題に真剣に取り組んでいこうとする意欲を見習って、節約といった自分にできることをしていきます。

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