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太陽系外の「金星」発見 地球との違い、手掛かりに―国立天文台
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
「金星」というラベルは、そのまま解釈しない方がいいかと。
>大きさや熱などの環境が金星によく似ていると考えられる惑星を発見し
とありますが、わかっているのは惑星のおおよその質量、サイズと、公転半径だけ。そこから推定される地表の環境は、激しく大きな誤差があります。とりわけ大気によりけり。
実際、太陽系の金星だって、元々は雲が太陽光を反射するのでその下は住み良い温度で、金星人が住んでいるんじゃなかろうか、なんて1960年代まで思われていました。灼熱地獄だとわかったのは結構最近なのです。(そこから温暖化のメカニズムが発見された。)ましてや系外惑星のことですから、その環境はほぼわからない、と言って良いかと。
【ミニ教養】アメリカが日本より「100倍ダメ」なところ
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
>それは、米国は何も建設できない国である、ということだ。
ははは、まさにその通り。そして何も建設できないのに、なぜかロケットは飛ぶから不思議(笑)
うちの職場でも、いつもどこかのエレベーターが壊れてて、「JPLはエレベーターは動かせないけど宇宙探査機は飛ばせる」と自虐を言ったりしてます(笑)
建設に話を戻すと、Bostonのbig digも酷かった。LAに移住して11年、ロサンゼルス国際空港は絶え間なく工事中だけどちっとも便利にならん。
> 家でも、発電所でも、道路でも、地下鉄でも、なんでもとにかく作れない。それは費用の問題も、技術の問題も、行政の問題もいろいろな要因が重なり、結果的に、あらゆるものが遅延し、途中で終わる案件も少なくない。
まさに。
アジア人の「つり目」嘲笑 英BAが客室乗務員を「人種差別」で解雇
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
一度、中米を旅行中に面と向かってやられたことがあります。相手が子供だったので許しましたが。子供がやっているということは、周りの大人がやっているのでしょう。アジア人差別はそういうことにうるさいアメリカ合衆国より、中南米の方が露骨です。
アメリカ国内、とりわけアジア天国のカリフォルニアで直接的な差別に遭うことは稀です。ですが、(あくまで感覚的にですが)アジア人に対して侮蔑的な態度を取るのは、白人よりもむしろ黒人やヒスパニックのような他のマイノリティーに多い気がします。マイノリティーなのにアジア人だけ白人と同等の経済的地位を享受しているのが気に食わないのかもしれません。もっとも、我々としては、それは稼いだお金を惜しみなく教育に投資した結果であるのですが。
SpaceX「スターシップ」が月に降りるまでに必要なこと
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
まあイーロンが言った通りのスケジュールで何かが実現することはありません。2023年には前澤さんが月周回旅行に行っているはずでした。
月へ行くために10回以上に渡って軌道上で推進剤補給せねばならないのが最大の課題です。しかも超低温の液体酸素・メタンなので、放っておいたらどんどん蒸発します。だから軌道上推進剤補給は時間との戦い。おそらく数日間隔でポンポン打ち上げられるようにならないと月には行けません。多分、2026年というタイムラインは相当厳しいんじゃないかな。
> 「Rapid Unscheduled Disassembly(RUD、予定外の急速な解体)」と呼ぶといったユーモア
や、ユーモアじゃなくて実際にそう言います(苦笑)
NORMAL
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