Matsunaga Takashi
バッテリー スペシャリスト
もらったいいね数: 47645
東京工業大学 材料科学専攻＆技術経営専攻修了。 シンクタンクにて素材メーカーの技術戦略や蓄電池ロードマップなどを作っていましたが、2018年4月よりバッテリー・ベンチャへ移籍。マテリアル・サイエンスとサブスクリプション・ビジネスの知見を活かして、新たな電池の使い方とサービスを研究しつつ、実装を行う。 matsunaga1016@gmail.com https://note.com/taka_matsunaga
… 続きを読む
ホーム
371フォロー
2152フォロワー
ひとりの男によって人類の価値観は一変した…20世紀最大の功績を残した天才学者が「辿り着いた答え」
Matsunaga Takashiバッテリー スペシャリスト
懐かしき構造主義誕生の振り返りなのでしょうが、21世紀も1/4が終わろうとしているので、そろそろ「構造」のひとことで片付けるのは止めたい。
また「（一人の）天才学者」というのも時代錯誤な認識で、アインシュタインにグロスマンが居たように、レヴィ=ストロースにもヴェイユがおり、その背景にはブルバキらが。
当時の「群論」から現代まで理論的な構造分析ツールが進化しているとすれば、今足りないものはフィールドワークでの新たな発見に対する数学の適用なのではないでしょうか。新たな発見が出来るフィールドも未開地では無く、都市のど真ん中に移りつつあるようにも見えます。
パナソニックＨＤ、電池事業売上高３兆円超の30年度達成を断念
Matsunaga Takashiバッテリー スペシャリスト
売上高なのでEV需要に直結しますが、薄利な電池製造での利益向上は原材料資源調達に掛かってきます。
今までは中国独占状態だったリチウム製錬を南米やオーストラリア、一部西欧でも行う計画は発表されてます。そしてテスラがマイニングにも乗り出すとか。
鉱物資源からの製錬も開始されますが、実はマイナーは利益貪ってるという分析もあったりして、テスラが内製しようとするのも頷けます。
そういった意味で、薄利なだけの製造プロセスに拘る理由が無ければ、バリューチェーンの上流または下流に進出して行かざるを得ない競争環境になりつつあります。
需要予測の精度を上げても限界があるので、今のうちにバリューチェーン構築の戦略を長期的に手を打ちたいですね。
LG Energy Solution hits 90% battery yield within a month of TN plant operation: report
Matsunaga Takashiバッテリー スペシャリスト
今年４月から生産を開始したUltium Cells（GMとLGESの合弁）のテネシー州にある第二工場「Ultium Cells Plant 2」で、歩留りが90%の生産効率を達成したとのこと。
これが品質を犠牲にしたもので無いはず（LGESはリコール費用をGMに支払った経緯が有ります）なので、オハイオ州の第一工場とミシガン州に建設中の第三工場でも、同様の歩留まりを達成出来るかもしれません。セルの種類にも依るので。
工場は２千億円以上を投資して35GWhの生産能力を持ち、スマートファクトリーシステムで稼働しているようですが従業員は1,200人居て、立ち上げが終了したら減らしていくものと思われます。生産したセルはCadillac Lyriq（https://www.cadillacjapan.com/future-concept-vehicles/lyriq）向けです。
NORMAL
投稿したコメント