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鹿児島県警に激震「県警本部長が犯罪行為を隠ぺいした」元警視正の男が主張
小川 一毎日新聞 客員編集委員
元警視正にしてみれば人生を賭けた内部告発だったのでしょう。警察はその告発について真偽も含めて誠実に丁寧に説明する必要があります。警察庁も鹿児島県警の調査がお手盛りにならないよう厳しく監察すべきです。
この事件で残念なのは、なぜ信頼できる記者や報道機関に接触して告発しなかったのかということです。資料を送り付けるだけではなく、その趣旨をきちんと説明して、プロのジャーナリストの力を借りるべきだったと思います。
一連の問題は昨年10月に九州のネットメディア「ハンター」が「資料流出」という形で報じ、現代ビジネスも別の資料について「流出」と報じました。しかし、加計学園の疑惑で、文科省の内部文書を当時の菅官房長官が「怪文書」と言い放ったように、生の資料だけでは状況を突き破れません。真実性と説得性のある文脈とともに伝えないと社会にも届きません。鹿児島県警担当の記者はたくさんいます。OBもいっぱいいます。文春砲も使えます。
どういう判断だったのかも知りたいところです。
静岡空港の新駅構想を要望へ リニア同盟会、国とJRに
小川 一毎日新聞 客員編集委員
リニアの工期の遅れもあって、これまでとは違うレベルの政治案件になりそうです。落とし所としてはあり得るのかも知れません。地理的には駅舎さえつくればいいので難しい話ではないようにも思えます、ただ、静岡空港は開港以来長く赤字が続き、そもそも新幹線も東名も第二東名も通る静岡県に空港が必要なのかという議論は今なおあります。また大井川の水量の問題とはトレードオフにはならないとも思います。
朝日新聞の以前の記事が参考になります。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASR8V7FQ9R88UTPB00N.html
「JR東海は掛川駅と約16キロしか離れておらず、現在のダイヤ構成を保てなくなるなどとして一貫して難色を示している。6月初旬、丹羽俊介社長は会見で、「既存の駅からの距離が短く、高速で都市間を結ぶ東海道新幹線の性能が発揮できなくなる。プラスの効果をもたらすことにはならない」と話した」
静岡知事に野党系鈴木氏が初当選 自民は3補選続き敗北、政権痛手
小川 一毎日新聞 客員編集委員
静岡県は、前知事の問題をはじめ、さまざまな地政学的、経済的な要因を持つ地域です。「もし無一文になったら、遠江の人は強盗をする。 駿河の人は乞食になる。 伊豆の人は詐欺をする」と言われるほど人々の気質も違います。ただ、それはさておき、選挙には流れがあり、地方選挙であっても地下水脈でしっかりつながっています。その意味で、政権には打撃でしょう。朝日新聞の出口調査では、自民党支持層の3割以上が流れたといいます。これは大きな数字です。わさわさ足を運んでまで自民党とは違うところに投票するという行為は重い意味を持ちます。1割動くだけで大変動が起きるとも言われる中、地殻変動が起きていると見ることもできます。今の自民党には船頭がいません。厳しい状況が続きそうです。
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