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EUと中南米、政治・経済協力強化へ ウクライナ情勢では相違も
小川 百萌上智大学
この政治・経済協力を受け中南米やEUの脱米ドル化のきっかけになるのではないかと考えた。ロシアのウクライナ侵攻でバイデン政権がドルを武器化した経済制裁を行ったことで世界的にドル依存の危険性に気付き、ブラジルと中国、フランスが米ドルを外した取引協定を締結した。また、ドル覇権を支える石油取引にサウジアラビアが人民元決済を示唆するなど、脱ドルの動きは世界中に拡大している。ブラジルとアルゼンチンは米ドルに依存しない貿易決済手段の検討している。さらにEUは以前から米ドル依存の危険性を主張しユーロを用いている。これらのことから共通通貨作成など懸念点はあるものの、中南米やEUの脱米ドル化が加速するのではないかと考えた。
アマゾン森林破壊が半減=政権交代1年で一定の成果―ブラジル
小川 百萌上智大学
・ボルソナロ政権下の2020年から2021年の1年でアマゾン熱帯雨林の森林伐採が22%拡大。過去15年で最も加速度が高かった。国際的な批判を浴びるも経済発展を優先させ伐採を続けた。この問題を巡り、国連に国内問題であると主張したり、フランスとの外交も悪化した。
・ルーラ政権下では就任直後からアマゾン熱帯雨林の伐採を前年と比較し半減させた。
・アマゾン熱帯雨林は多様な動植物、資源、先住民族が存在し、地球温暖化を引き起こしている炭素を吸収する重要な場所となっている。そのためアマゾン熱帯雨林の保護・開発はもはや一国の経済・環境問題にとどまらず、世界全体の問題である。外交にも地球の未来にも関わることを踏まえ、大切に扱っていかなくてはならないだろう。
ブラジル連邦議会や最高裁襲撃 前大統領支持者4千人、警察鎮圧
小川 百萌上智大学
・極右であるジャイル・ボルソナロ前大統領の支持者たちにより起きた。
・要因としては昨年10月の大統領選で、僅差でルーラ大統領が勝利したこと、ボルソナロ前大統領が敗北を認めなかったことが挙げられる。
・ルーラ大統領は2017年に汚職で有罪となり、1年半服役した。判決は禁錮9年以上だったが、のちに取り消されたことも非難の対象になっており、ボルソナロ前大統領の支持者らは不正選挙であると主張している。
・このような大規模な襲撃に至った要因としてボルソナロ前大統領とその支持者らが極右で非常に過激であることも考えられる。
・米国や南米、ボルソナロ前大統領と環境問題、大統領夫人への発言で外交関係が悪化したフランスの大統領らは今回の襲撃はクーデター未遂だと非難している。
・これらや以前のルーラ政権を踏まえ外交や格差是正の改革、そして大国ブラジルの統一、民主主義の徹底に期待したい。
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