工藤 啓

「　「僕が僕である理由」との題で発表した少年は、自分が血のつながりのない施設の夫婦に引き取られて育てられた境遇と、血縁上の家族にあった葛藤を告白。自分と家族の存在について悩んだ過去を打ち明けた。実の親と生活する周りの友達との違いにショックを受け、育ての親につらく当たり、非行に走った後悔を口にした。」

若者、子どもたちの夜間帯の居場所 #夜のユースセンター 地道に継続しています。試行的に立ち上げてから3年目に入りました。 できるだけ僕も顔を出すようにしていますが、毎回、たくさんのことを利用者から学びます。 最近の出来事、流行りのもの、夜の時間帯に自宅以外の居場所があるというのはそれぞれにとってどういうことなのか。 目的性を持たない場所だからこそ、聴かせていただけるものもありますし、出会える若者や子どもたちがいます。 これから夏休みに入っていきます。猛暑にもなります。自宅にいたくない、自宅にいられない若者も、少しだけ普段とは異なる場にいたい子どもたちも、それぞれのペースで過ごしてください。 視察・見学依頼もたくさんいただきます。こんな大人たちがいるんだということを知れるのは、利用者にとって、何かしらこの社会に対する視点の構成要素になってほしいです。 ■6月1日 ８年前に支援を利用していた卒業生が訪れるサプライズ！いつも来ている高校生たちは新しい友達を連れてきて、楽器の会に参加したりカードゲームやおしゃべりを楽しんだり交流が生まれました。イラストを描いていた若者はオリジナルグッズの商品化を考えていると教えてくれました。 ■6月8日 OBも加わり、居場所の重要性を感じられる1日。OBが持参したイナゴの佃煮が話題になり、見た目のグロテスクさに場は盛り上がり‥‥食べられる人が意外と多くて驚きました。見学の方々とボードゲーム「カタカナーシ」や「はぁって言うゲーム」も好評でした。 ■6月15日 新メニューとしてチャーハン弁当が登場！とても大好評でした。みんなで楽しい時間を過ごしました。以前、見学にいらっしゃったゲストも参加し、ニ胡という珍しい楽器で演奏を披露してくれ、素晴らしい音色に感動しました。 ■6月22日 朝からバーベキューでも盛り上がった日。何年ぶりかに友達を連れてきてくれた高校生たちは、男子も女子も恋バナで盛り上がっていました。「ザ・マインド」「偏見ゲーム」というゲームもこの日は好評でした。 ■6月29日 立川アスレティックFCの会場設営や商店街キャラクター「トコちゃん」のアシスタントボランティアに参加してきました。夜はまったりと始まりましたが、時間が経つにつれていつもの賑やかさに！

若者（親）支援や子育て支援でも、双子・多胎は基本的にメインターゲットになりません。幸せの象徴みたいな扱いの裏側で、親は疲弊しているのにです。 ちょっとした相談ができて、何かあったら連絡したら返ってくる、中原さんみたいな存在がいるだけで、結構救われます。僕のように。

ジョブトレに通うようになり、親も安心したのか関係は悪くはなくなっていたものの、 積極的に家に帰りたいとは思えなかったという阿部さん。仕事体験の後もジョブトレに残り、ゲームをしたり、スタッフや気の合う仲間とおしゃべりを楽しんだりしていたのだとか。この時間に阿部さん自身が救われたことが、のちの夜ユースにつながっていきます

「フットサルやボードゲーム、楽器によるセッションなど若者が気楽に参加できる「入り口」を用意し、それを全力で楽しむ。結果、人間関係ができ、安心できる居場所となれば、若者はおのずとスタッフを頼り始める。「支援」はそれから。育て上げネットはこれを「入り口の目的化」と呼んでいる」

「【斎藤】日本や韓国のように父親を疎外する構造がつくり出されるのは、父親が「夫婦関係のメンテナンスを怠っている」ということが非常に大きいと思います」

自治体としての導入についで、委託事業の仕様／要項を変更して、民間（受託業者）にも導入推奨すれば、広がって行くかもしれないですね。

「全国に４３カ所ある少年院の中で、高校の通信制課程が置かれているのはこちらの少年院だけ」

「4月は新たに、少年院を出院してすぐの少年3人とつながることができました。出院前から面接を重ねて状況を聞いていました。いずれも保護者のサポートが得られず、協力雇用主さんの元で住み込み就労を行う10代の少年たちです」

食事を一緒にするなかで、普段は話す機会のないひと同士が情報を交換できるかもしれませんし、無理に誰かと話すでもなく食事をしてもよいですし、ただ、そのような場は開かれていることが大切で、みんなで一緒に空間を共有できればいいじゃないかと。そんな現場の発想が起点で、下記のイベントを若者向けに作りました。