冬ならではのサウナの楽しみ「アヴァント」
もい!
ただいま日本へ帰りました。長くフィンランドに滞在できて、日照時間の短い毎日から日本へ戻って、今日みたいなブルースカイの快晴はまぶしいほどです!フィンランドも日本も、それぞれ冬ならではの魅力があると実感します。
季節を問わず湖でクールダウン
皆さんは、Avanto(アヴァント)というフィンランド語、聞いたことがありますか?
フィンランドは、サウナで体を芯まで温めたら思いっきり湖へ飛び込んで桟橋でぼーっとして自然の中でリラックスします。こちらは個人的に一番のおすすめのサウナの楽しみ方です。但し、こちらは夏だけに限りません。
そうです、真冬でも湖で気持ち良く泳いでいるフィンランド人が多いです。
凍った湖でリラックス
フィンランドには18万以上の湖があり、そのほとんどは冬の間完全に凍っています。凍った湖に適度なサイズの穴を開けて、氷をくりぬいて、水温0度~4度の湖に入ります。この穴をAvanto(アヴァント)と言います。
湖に面しているフィンランドの多くの公衆サウナは、冬期間アヴァントを作ってサウナの入場料でアヴァントも楽しめるようにします。また、湖沿いのコテージを持っている人は、自分で「マイ・アヴァント」を作ったりします。サウナで体を十分温めてからアヴァントに入るのは一般的な楽しみ方ですが、実はサウナなしで、アイススイミングのみを楽しむフィンランド人も少なくはありません。
寒すぎて怖い!
寒すぎて体や心臓に悪いんじゃない?!と最初のアヴァントは怖く感じるかもしれませんが(私もそうでした)、実際に入ってみると、さすがにすごく寒いです。w
ですが、深呼吸をしながら入って、冷水で体を一瞬リラックスさせて、少しだけ泳いでみたら、湖から上がった後最高の良い気分になります。本当に癖になります。私自身、一回入ったら少なくても3回ぐらいサウナ→アヴァント→サウナを繰り返したくなります。湖から上がると体の芯から不思議な暖かさが全身に一気に広がり、外の気温が零度であってももう全く寒く感じません。不思議な気持ち。生きている気持ち。
ストレスの軽減や免疫力のアップなど、アヴァントは様々な健康メリットがあると言われています。睡眠の質も良くなって、アヴァント後のご飯もより美味しく感じると個人的にも感じました。但し、本当に寒くて健康に良いと言われてもやはり体に負担もかかるので、心臓病などのある方はアヴァントに入る前にお医者に相談してください。
入っても入らなくても良い、自由にアヴァントを楽しむ
アヴァントはフィンランド人みんな大好き!と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
周りに聞いてみたところ、半分ぐらいは体験したこともなくて、体験している人の中でも“年に一回ぐらいで十分”とか、“一回は入ってみたけど別に”という人が多いです。逆に、“アヴァントがないと暗い冬は乗り越えられない!”や、“通勤途中たまに(サウナ無し)アヴァントに入ってそのまま職場に向かう”とか、ルーティンのようにアヴァントに入っている人と全く入らない人にだいぶ分けられています。
私自身、初めてアヴァントに入ったのは実は丸2年前です。でも気持ちよすぎてすぐハマりました。今回のフィンランド滞在、いくつかの公衆サウナでアヴァントをエンジョイしてきたので、また今後のトピックスでご紹介します。
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