何もしないことをする、フィンランドの冬休み
明けましておめでとうございます!
Hyvää uutta vuotta (ヒュバー ウーッタ ヴオッタ)!
皆さんは、年末年始リラックスできましたでしょうか?私は、毎年と同様にフィンランドへ帰国して家族とゆっくり過ごしました。今回のトピックスも、実は実家のリビングルームで書いています。
東京の賑やかな、可能性に溢れている生活は好きですが、やはりお休みは国へ帰ってスローライフを過ごせるのは、私にとって一番の疲れの解消法です。今回の冬休みも、相変わらず何もしないをすることで手いっぱいでした。
シンプルライフ
今回の冬休みの大半は森の中のコテージで過ごしました。だいたいの一日の流れは次のようでした。
・ 遅くまで寝てゆっくり起きる。
・普段より特別な朝ごはんを食べる。
・何もしないことをする。たまには編み物をしたり、テレビを見たり、お菓子を焼いたり。とにかく好きなようにシンプルに過ごす。
・冬の森を散歩する。
・ランチを作って食べる。
・コーヒーを飲む。
・また何もしないことをする。
・サウナを温めてゆっくり入る。たまには雪ダイブも。
・夕食を作って食べる。試してみたかったたくさんのレシピにようやく挑戦できました!
・映画を見る。
・寝る。 コテージはなぜかどこよりもぐっすり眠れる。
家族と過ごせるこういうシンプルな毎日、海外に住んでいる私にとって、非常に貴重で特別です。
リアルに夢中
もう一つ大事なことを言いますと、こういうふうにシンプルなこと、リアルなこと、生活そのものに夢中になれることは私にとってとても貴重で、心も体も頭もリセットできます。
普段の日常生活の中、パソコンで仕事したりスマホをいじったり、画面を見る時間はやはり長いです。お休みのときは自然でゆっくり散歩したり、ハンディクラフトや料理をしたり、趣味をのんびり楽しめる余裕ができます。時間の余裕よりも、特に感じるのは心の余裕。一旦止まって、忙しく感じる毎日から離れて、リアルな生活を家族と楽しむ。私にとってこれができるのは故郷のフィンランドこそ。
何もしないこと、シンプルなことと言っても、振り返ってみると最終的に休みの間色んなことをしましたが、正直いうと感覚的に何もしなかったです。この感覚は、リラックスできた証拠だと個人的に思います。
フィンランドの冬
リアルと言えば、毎年冬休みの大きな楽しみの一つ: フィンランドの冬そのもの。
今年は嬉しいことに12月から南フィンランドも雪が多く積もっています。毎日のように真っ白の森を散歩したり、フィンランドで人気スポーツであるクロスカントリースキーをしたり、そり遊びをしたり。
そして、私は特に好きな雪かき!夜中雪が多く積もった、通りにくくなった道を少しずつきれいにするの、すごくシンプルなできことですが、なぜかこの達成感が好きです。長い冬の最初から最後まで雪かきをするのは大変だとわかっていますが、こうやって休みに限って雪かきができる私にはただの楽しい作業です。
フィンランドの冬は日照時間が短くて、日の出は9時過ぎで日の入りは16時前です。でも毎日少しずつ長くなる明るい時間、夜家の中で過ごせる長い時間こそ、フィンランドの四季のコントラストが感じます。
2023年もよろしくお願いします
フィンランド人の冬休みの過ごし方は人それぞれですが、とにかく自然と共存する、家族でシンプルな日々を過ごす人が多いです。
さて、今週から私も仕事を再開しています。長い休みを過ごさせていただいたおかげで心も体も充電できて、そろそろ日本へ戻る予定です。でもその前、もう少しフィンランドの実家、コテージ、森の中からリモートワークをさせてください。今日も昼休みの雪かき、楽しみにしています。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
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