【2024年版】新社会人が押さえるべきOpenAIの最新動向
こちらのトピックス“生成AI最前線「IKIGAI lab.」”は、学び合うことを目的としたオンラインビジネスコミュニティ「OUTPUT CAMP meets AI」のメンバーで運営しています。
新年度を迎えて、新たな環境に踏み出した皆様、おめでとうございます。
あっという間に過ぎていく日々に対して、年度の変わり目は心機一転できる貴重な機会だと思います。
今回は、新たな一歩を踏み出す私たちにとって、どんな変化が訪れるのか、OpenAIのトピックを中心にまとめます🙆♂️
ぜひ自分ごととして、何ができるかを考えるキッカケになれば幸いです。(最近OpenAIに関するニュースが多くて忘れてしまう自分の備忘録でもあります)
OpenAIの最新動向
✅ オープンAI、東京にアジア初の拠点を開設し日本語対応強化
・「ChatGPT(チャットGPT)」を手掛ける米オープンAIは今月、東京オフィスを開設する
・サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は昨年4月に来日した際、日本オフィスの開設と日本語サービスの拡充を検討していることを明らかにしていた
・オープンAIは東京オフィスの開設を通じて日本語サービスを拡充する
なお、 アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の日本法人で12年間社長を務めた長崎忠雄氏が、日本法人に移籍するとの発表がありました。
どのポジションなのかは明らかではありませんが、組織体制含めて注目です。
✅ マイクロソフトとオープンAI、1000億ドル規模のデータセンター計画
・米Microsoftと米OpenAIは、事業規模が最大で1000億ドルとなるデータセンターの建設を計画している。AI用スーパーコンピュータ「スターゲート」が含まれ、2028年の運用開始を目指す。
・同サイトによると、このプロジェクトは既存の大規模データセンターと比較して100倍程度コストがかかる見通しで、Microsoftが資金を拠出する可能性が高い
・スターゲートは米国に設置され、両社が向こう6年で開発を計画しているスーパーコンピュータの中で最大のものとなる
対抗するAnthropic
✅ AI新興企業のアンソロピック、アマゾンが27.5億ドルを追加投資
・米アマゾン・ドット・コムは人工知能(AI)スタートアップ企業の米アンソロピックに27億5000万ドル(約4200億円)を追加投資すると明らかにした
・アンソロピックは提携の一環として、アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)のデータセンターを業務運営に使うほか、アマゾンが製造するコンピューターチップを使用することに同意している
・一方でアンソロピックはアルファベット傘下のグーグルとも緊密な関係にあり、同社の半導体使用を確約している
✅ AWS、Accenture、Anthropicがパートナーシップで、エンタープライズAI導入を加速
・戦略的パートナーシップの一環として、1,400人以上のAccentureエンジニアがAWS上でAnthropicのモデルを使用する訓練を受け、エンドツーエンドの実装サポートを提供・Amazon、Accenture、Anthropicは、保健医療、政府、銀行などの規制が厳しい業界でカスタマイズされた人工知能モデルの採用を促進する
合わせて下記記事もご覧になると、生成AIに関する電力のビジネスチャンスも理解できます。
▼【厳選6社】データセンターの「電力消費」がビジネスチャンスに
・ChatGPTを使うには、ググることの10倍近くの電力が必要・半導体のそばに取り付けたプレート状の冷却材の中で液体を循環させ、チップそのものを冷やす技術に注目が集まる
・予備電源もグリーンにするために、天然ガスや蓄電池を用いた発電に注目が集まる
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OpenAIを中心とした各企業の動向から予測されるのは、エンタープライズ版の導入が本格化するということです。
ChatGPT有料版の場合、個人利用であれば月20ドル。
3名以上で使うTeam利用であれば月35ドルです。
エンタープライズ版は、価格未定です。
AIジャーナルにて、オリジナルの早見表が掲載されているので、詳細は下記からご確認ください。
Claude3有料版も個人利用の場合は月20ドルであり、ChatGPTから乗り換えた方もいます。
企業もChatGPT・Claude3・Copilot・Geminiのどれを選択するのかを決めるフェーズに移りつつあります。
そのため、各生成AIの特徴を見定めて、投資する必要があると思われます。
ChatGPTとClaude3やGeminiを徹底比較した記事は下記をご確認ください。
各サービスが常にアップデートされていくので、今のうちに特徴を掴んでおくことをおすすめします。
追加機能と明らかになったOpenAI技術
ChatGPT有料版でできること、無料版でもできる音声入力については、下記記事をご覧ください。
従来の機能が更に使いやすくなるアップデートが発表されたので、ぜひ活用方法を探っていきましょう!
使ってみてよかった機能があれば、コメントしていただけると嬉しいです。
✅ OpenAIの「Voice Engine」は15秒分の声データを元に本人そっくりに喋る
・テキスト入力と15秒分の音声サンプルで、元の話者によく似た自然な音声を生成できる。感情的なリアルな音声で、母国語以外の言語も話せる
・2022年から開発していたこのモデルは、既に同社の「Text-to-Speech API」や「ChatGPT」アプリの音声チャット機能、ChatGPTのテキスト読み上げ機能「Read Aloud」などで採用されている
・OpenAIは、こうした合成音声が悪用される可能性を認めており、広範囲にリリースをするかどうかを検討するために、慎重にテストを行っているという
✅ DALL・E3に編集機能が追加!
OpenAI公式ページ(https://help.openai.com/en/articles/9055440)
・編集する画像の領域を選択し、チャットで変更内容を説明することで画像を編集できる。選択ツールを使用せずに、会話パネルで希望の編集を求めるプロンプトを提供することもできる
・DALL・E によって生成された画像を選択すると、ChatGPT モバイル アプリにアクセスできる
・画像の上にある [元に戻す] ボタンと [やり直し] ボタンを使用して、画像を元に戻したりやり直したりすることも、[選択をクリア]を選択して完全にやり直すこともできる
私もDALL・E3の画像修正機能を使ってみました。
自分の画像生成GPTsで「颯爽と後ろ姿を見せる猫」と入力して、後ろ姿ではないですが颯爽とした姿の猫さんと女性が生成されたので、こちらを修正しました。
猫さんを「飼い主を気遣って後ろを向くゴールデンレトリバー」に変更します。
変更したい箇所を囲い、プロンプトを入力します。
プロンプトを実行するとゴールデンレトリバーが生成されました。
絵のテイストそのままで生成できるのがとても魅力的です。
次に、「Beautiful Days」という文字列を入力するようにプロンプトを指示しました。
Beautiful Stockと生成されてしまいましたが、プロンプトの工夫や何回も実行することで、生成可能だと思われます。
自分の意図した位置にテキストを挿入することができれば、サムネイルや広告など活用できる幅が広がります。
深掘りは別の記事で書かせていただきます。
DALL・E3編集機能の魅力は、言語で指示が通りにくかった具体的な位置やモノの指定が簡単になり、画像テイストをそのままに修正を加えてくれる点です。
それに加えて、修正したい画像を選んで生成できるため、自分の意図したことがより正確に実現できるようになりました。これからの活用方法にも注目です。
✅ サインアップせずにChatGPT無料版が利用可能に!
・ChatGPT3.5が185カ国でサインアップなしで利用可能となった
・サインアップしないで使用すると、過去の対話履歴にアクセスしたり、特定の設定を永続的に保存することができないなど一部の機能やカスタマイズオプションが制限される
・AIの可能性に興味はあるが、アカウントをセットアップする手順を踏みたくない人も試せる
✅ その他追加機能はAIジャーナルをチェック
意外と使われていない機能から、最新のアップデートで追加された機能まで、計14個の機能を記事にまとめました。
部分修正可能な引用機能・チャット履歴のエクスポート方法・GPTsのバージョン管理方法など、知っておくと役立つ知識が集約されています。
「実はこんな機能も便利だよ!」というものがあれば、ぜひコメントください。
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生成AIがより身近になり、より使いやすくなるアップデートが目白押しです。
特に、ChatGPT3.5が185カ国で登録なしで利用できてしまうのが驚きでした。
生成AIを使うハードルが一気に下がり、インターネットのようなインフラとして、活用される未来が間近に来ていると思いました。
そんな未来では、スマートフォンで生成AIを気軽に使えるようなインターフェースが重要視されると予想します。スマホで活用できる生成AIに関しては、下記記事をお読みください。
インプレスのThink ITで生成AIの連載スタート!
この度、株式会社インプレスのThink ITでIKIGAI lab.コミュニティメンバーが「Gen AI Times」という生成AIニュースを連載することとなりました。
半歩先の未来をエスコートするというコンセプトのもと、AI・生成 AIに関するニュースや実践から得られたノウハウを提供いたします。
本トピックスメンバーとは異なるIKIGAI lab. コミュニティメンバー8名が記事を執筆いたしますので、私たちとは違った切り口や生成AIの活用方法を味わっていただけたら幸いです。
私、髙橋和馬は監修として携わっています。
今すぐアウトプットしよう!
今回はOpenAIを中心に最新の動向をまとめました。
目まぐるしくアップデートが繰り返される中で、単なる機能の利便性に収まらず、私たちの生活にどう影響するのか考えるキッカケになれば幸いです。
新年度となり、環境が変わったり、心機一転新しいことに取り組みたくなったりと変化が起きるタイミングは今です。
生成AIを少しでも学んで身につけたい方は、ぜひ一歩踏み出しましょう🔥
今後も生成AIに関する最新情報や実戦の中で得られたノウハウを記事にしていくので、生成AI最前線「IKIGAI lab.」をフォローいただけると幸いです。
また私自身もnote(https://note.com/books_kazuma)やXでも生成AIについて発信しているので、ぜひご覧ください。
そして、執筆の励みになるので、ぜひフォロー&コメントをお願いいたします!
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