【投資家必見】日経平均4万円時代のAI活用術

2024年3月5日
全体に公開

こちらのトピックス“生成AI最前線「IKIGAI lab.」”は、学び合うことを目的としたオンラインビジネスコミュニティ「OUTPUT CAMP meets AI」のメンバーで運営しています。

生成AIの世界では、毎日のように新しいニュース・リリースが発表され、そのキャッチアップだけでも大変ですよね。

そんなみなさんに最新情報をお届けするべく、本トピックスでは、週1回の頻度で生成AI情報がザーッと追えるAIジャーナルを発信しています。

最新AIニュース

✅MicrosoftのWindows 11 Copilot がさらに賢く、便利に

https://techcrunch.com/2024/02/29/microsofts-windows-11-copilot-gets-smarter-with-new-plugins-and-skills

Windows 11ユーザーはデスクトップ上でより多くの日常的なタスクにCopilotを使用できるようになります。

Microsoftは2月29日(現地時間)、CopilotによってWindows 11の設定を変更できるようにするスキルと、OpenTable、Shopify、Kayak などのサービスのプラグインを3月下旬に公開すると発表しました。

これによって、以下のようなタスクをCopilotに指示して実行できるようになります。

・バッテリー セーバーのオン/オフなどの操作
・ライブキャプションとテキスト読み上げナレーターを起動
・ゴミ箱を空にする
・OpenTable を介したレストランの予約

これらのスキルは、大きなアップデートではないものの、CopilotがPC上でより複雑なタスクを自動的に処理できるようになる将来を示唆しています。

MicrosoftはPC上のあらゆるタスクをAIによって、自動化することを目指しており、既存のWindowsアプリにAI機能の統合を進めています。

現時点では、写真アプリの生成消去機能、Clipchamp ビデオ エディターでビデオから無音部分を自動的に削除する機能のみです。

今後、さらに多くのアプリにAI機能を統合していくことを目指しています。

✅ChatGPTで音声出力機能が登場

ChatGPTのweb版で、生成した文章を読み上げる音声出力機能が登場しました。

ChatGPTで生成された文章の左下に🔊マークが表示され、クリックすることで文章が読み上げられます。

早速、Xでは音声出力機能を利用した便利なニュースチェックの方法なども解説されています。

深掘りトピックス

✅日経平均4万円時代、投資にAIを活用する方法

3月4日の東京株式市場で日経平均株価(225種)が史上初の4万円を突破し、話題を集めました。

投資家は複合的な情報をもとに、複雑な投資判断をしています。すべてをAIに置き換えることは難しく、AIが最終的な意思決定をすることは望ましくありません。

一方で、膨大な情報を収集したり、意思決定に必要な情報を整理する目的では、AIは人間のサポートをできる可能性はあります。

今回は、ChatGPT Plusユーザーであればすぐに使える「GPT Store」の中から、投資家が活用できるGPTを3つ紹介します。

1️⃣最新の株価情報を効率的に収集「StockGPT

株価に関するニュースや市場動向を収集することは、投資判断をする上で最も重要なことの1つですが、Google検索だけでなくGPTでも可能にしてくれるのが「StockGPT」です。

ブラウジング機能を利用して、リアルタイムの情報が収集できるようになっているのが特徴です。

日経225の分析を依頼すると、こんな回答が返ってきました。私は専門知識がないので、この回答を評価することはできませんが、生成された文章に引用元のリンクが掲載されるので、最終的には正しい情報なのかをチェックして使う必要があります。

2️⃣チャート画像をもとに分析「Chart Analyst

マルチモーダルであるChatGPTの特徴を活かして、ユーザーがチャートの画像を提供するだけでポジション分析をしてくれるGPTです。

AI関連で最も話題になっているNVIDIAのチャートを提供してみました。

生成された回答では、822ドル、700ドル台など数字を読み取れていることがわかります。

この情報だけでは投資判断ができるレベルではないですが、専門的な知識を持っている人が質問することで様々な回答を得られる可能性はあります。

3️⃣ウォーレン・バフェットのようにアドバイスしてくれる?

Warren Buffet's Wisdom」はその名の通り、Warren Buffetの提唱する投資戦略に基づいてアドバイスをもらえるGPTです。

バフェットの有名なフレーズや表現を学習しており、バフェットが言いそうなことを回答してくれます。

一方で、特定の株に対する見解や予測のようなアドバイスは避けているため、どの株を購入したらいいかのような質問への回答を提示してくれるものではありません。

AIでこんなこともできる

画像生成、動画生成AIの精度は日々進化しています。

特にOpenAIの動画生成AI「Sora」のクオリティには驚いた人も多いと思います。

今週、XではSoraで生成された動画がドローン映像にしか見えないと話題になりました。

AIがここまでのクオリティになると、フェイク動画と気づかない映像がどんどん生成される恐れもあります。

AIの使い方は、これからの教養の1つとしても重要性が増すことになるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。記事の感想やご意見をコメント欄でお待ちしています。

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