1on1でいきなり将来の話なんか聞かれても困る
こんにちは。広木です。メンバーにのみ公開の話に挑戦してみます。
今日はマネジメントにおける1on1の話をします。
1on1について少しネットで調べてみると「上司と部下がキャリアについての話をする場面だ」と書いてあったりします。
ですが、あまり踏み込んだ会話をしたことがない上司にいきなり「将来はどうしたいんだ?」などと聞かれても多くの人は回答に困ってしまうのではないでしょうか。
多くの人は将来設計やキャリアと言った高尚なことよりも、もっと漠然とした近々の出来事による不安や、卑近な人間関係での悩みも多いものです。
むしろ、キャリアについてばかりを聞かれると高尚なことで悩んでいない自分に対して後ろめたい気持ちになってしまうのではないでしょうか。
将来やキャリアといった漠然とした課題について最初から会話をすることはあまりおすすめしません。
もちろん、メンバーからキャリアの話がしたいと求めてきた場合は別ですが。まずは以下の図にあるように仕事をする上での基礎的な不安について十分に会話ができてからの方がいいでしょう。
プライベートなことに立ち入らない範囲で、仕事をする上での基礎となるような健康・ストレス・人間関係・成果などに対する不安がある程度解消されたタイミングでこそ、将来の話を行うことができるのです。
ですが、ちまたには良い1on1のユースケースとして将来の話といった自己実現に関する話や、マネジメントとはキャリアアップを含めて面倒見ることだと言った金科玉条が存在して、新任マネージャたちを惑わせてしまいます。
そうなると、気合いを入れて鼻息荒く将来はどうしたいの?といわれてしまった部下も大変です。1on1をして会話する時間を取るからには一定の信頼関係をつくっていくことが何よりも大事です。
次回は、1on1を通じたマネジメントのステップに注目してその話をさせていだきます。
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