馬場 憲之

15年前、アメリカはオレゴン州ポートランドでワイナリーとソービーアイランドという農村地帯を訪問し、豊かな暮らしをしている人々と出会い、感動し、このカルチャーを日本で作りたいと決心しました。 本書は、やりたいことを強く願って突き進んでいたらできるようになってたという、至ってシンプルな話です。最近は色々な場所で講演をさせていただく機会が多くなり、講演後の質疑応答で「もし失敗したらどうしましたか？」とか「借金は怖くなかったですか？」といった質問が多いのです。 みんな大なり小なり、夢とまでは言わないものの、やりたいことが1つや2つはあると思います。「でも、どうせできないから」とやる前から諦めている人も多くいるのだと感じます。まるで決まったレールを走るしかないような、そのレールを脱線したらどうしようとか。 でも人生は一度きり、やりたいことを恐れずに思い切ってやってはいかがでしょうか。新しいレールを自分で敷いて走ってみてはいかがでしょうか。 そういった方々の背中をちょっとだけ押す書になれればと執筆いたしました。また、独立して1人で戦うまでは行かない方がいれば、一緒に働けないか、仲間を増やせないかと思ってます。 つい先だって3年半ぶりにアメリカを3週間旅をしてきました。そこには変わらぬ雄大な自然と都市の革新的な進化を感じました。全てとは言いませんが、ポジティブに生きて豊かな人生を謳歌しようと奮闘しているアメリカの人々にジェラシーを感じました。 別にアメリカで生きることが幸せなわけはない、今いる場所で我々は、我々の努力で豊かに生きていけると思うのです。 ぜひ一人でも多くの方にお手に取っていただき、少しだけでも前向きな気持ちになってもらい、また、一緒に働く仲間が増えれば嬉しく思います。