【革新】Nothing Ear、ChatGPT搭載でスマートイヤホン新時代

2024年4月23日
全体に公開

こちらのトピックス生成AI最前線「IKIGAI lab.」は、学び合うことを目的としたオンラインビジネスコミュニティ「OUTPUT CAMP meets AI」のメンバーで運営しています。

生成AIの世界では、毎日のように新しいニュース・リリースが発表され、そのキャッチアップだけでも大変ですよね。

そんなみなさんに最新情報をお届けするべく、本トピックスでは、週1回の頻度で生成AI情報がザーッと追えるAIジャーナルを発信しています。

最新AIニュース

✅MetaがLlama 3の次世代版をリリース

https://beebom.com/meta-launches-llama-3-models/

米国時間4月18日、MetaがオープンソースのLLM(大規模言語モデル)の次世代版であるLlama 3発表しました。8Bと70Bのパラメータバージョンがあり、さまざまな評価ベンチマークにおいて競合他社のオープンモデルを上回っています。

  • Metaの試験では、Llama 3の8Bと70Bが、GoogleのGemma、Mistral 7B、AnthropicのClaude 3 Sonnetなどの同程度のサイズのモデルを上回っています。
  • モデルは、Llama 2の7倍の大きさのデータセットで学習されており、15Tトークンと4倍のコードを含んでいます。
  • 最大の400B以上のパラメータバージョンは、「今後数ヶ月」でリリースされる予定で、GPT-4と競合すると予想されます。
  • Llama 3は、Meta AIアシスタントを介してプラットフォーム全体に組み込まれており、Facebook、Instagram、WhatsApp、Messenger、新しいmeta.aiウェブサイトで利用可能です。

✅OpenAIがGPT-4 Turboをアップデート

https://x.com/OpenAI/status/1778574613813006610

OpenAIは、ChatGPTプラットフォームの有料ユーザー向けに、GPT-4 Turboの言語モデルをアップデートしました。このアップデートにより、ライティング、数学的能力、論理的推論、コード生成などの分野で改善が見られます。

  • GPT-4 Turboは、よりコンパクトで会話的な応答を提供するように設計されてます。
  • 2023年12月までの情報でトレーニングされており、より広範な知識ベースにアクセス可能
  • ユーザーからの初期フィードバックは有望で、特にコーディングの分野で大幅な改善が報告されています。

GPT-4 Turboのアップデートは、OpenAIが生成AIの性能向上に継続的に取り組んでいることを示しています。ユーザーの要求に応える、より高度な言語モデルの開発は、生成AIの実用性を高め、様々な分野での活用を促進するでしょう。

深掘りトピックス

✅OpenAIが日本市場を強化

OpenAIが日本オフィスの開設を発表しました。日本法人設立の記者会見の様子はXでも話題を集めています。

OpenAIは、ダイキン、楽天、トヨタなどの日本企業をすでに顧客として獲得しており、ChatGPTのエンタープライズ向けバージョンを提供しています。

OpenAI Japanは、Amazon Web Services(AWS)で12年間働き、同社のクラウドコンピューティング部門を率いてきた長崎忠夫氏が代表を務めます。

OpenAIの知名度を高め、企業との取引を拡大することが、今回の拡張の目的のようです。

また、OpenAIは、日本語に特化した最新版のGPT-4言語モデルを開発しています。このモデルでは、日本語の言語的ニュアンスや文化的理解力が向上しており、特にビジネス環境での効果的な活用が期待されます。

XではOpenAIの求人情報も話題となっており、日本ではアカウントディレクター職とエリアマーケティング職が募集されています。

AIでこんなこともできる

✅【革新】Nothing Ear、ChatGPT搭載でスマートイヤホン新時代

https://jp.nothing.tech/products/ear

Nothing社は、最新のイヤホン製品であるNothing EarとNothing Ear (a)を発表しました。これらのイヤホンは、2021年に初めて導入された特徴的な透明デザインを踏襲しつつ、音質プロファイルとバッテリー寿命が改善されています。

特にNothing Ear (a)は、より手頃な価格帯で提供されながら、多くの機能を維持しています。

両モデルには効果的なアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載され、最大45dBのノイズを遮断できます。また、防塵・防水性能も備えています。

注目すべきは、Nothing社がこれらのイヤホンにChatGPTを統合する予定であることです。

  1. イヤホンのピンチジェスチャーでChatGPTを起動し、移動中でも音声で対話できる。
  2. Nothing OSにChatGPTのエントリーポイントを複数用意。スクリーンショット共有や専用ウィジェットなどを通じChatGPTにアクセス可能。

ChatGPTとの連携により、音声アシスタントとしての機能が大幅に強化され、ユーザーとのインタラクションがより自然で円滑になると期待されます。

音声入力をより便利にしてくれるデバイスとして、どこまで活用できるか気になりますが、個人的にはイエローデザインがかわいいのも魅力に感じました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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