2分で完成!面倒な報告書が一瞬で書けるGPTsを大公開

2024年2月24日
全体に公開

こちらのトピックス“生成AI最前線「IKIGAI lab.」”は、学び合うことを目的としたオンラインビジネスコミュニティ「OUTPUT CAMP meets AI」のメンバーで運営しています。

突然ですが、皆さんは「報告書やレポートに追われてやりたい仕事に手が回らない」「伝えたいことが簡潔にまとまらない」など悩んだことはありませんか?

展示会のレポートや作業報告書、業務日報など、普段から決まったフォーマットで「報告書」を書く機会は多いように思われます。

業務日報を書く女性(Mgdjoneyで生成)

今回は、

①そんな報告書を一瞬で書けるGPTsの使い方

②生成AIの凄さを印象付けて、組織導入に前向きになってもらう体験談

をお伝えします🙆‍♂️

・弊社にもChatGPT有料版を導入したいのに、なかなか上司に伝わらない

・生成AIを使った業務効率化をどうアピールすればいいのか分からない

そんな悩みを抱えている方には、特におすすめです!

ビジネスパーソンなら一度は必ず書くであろう報告書をテーマに、業務効率化と生成AIの活用方法を学びましょう。

参加した展示会の概要

ここからは、私が実際に参加した展示会の例を用いて、報告書を作成していきます。

私が参加したのは、1月26日に東京ビックサイトで行われたスマート工事EXPOです。

製造業のAI・DXの動向を調査すると共に、生成AIがどれだけ入り込んできているのかを見てきました。

スマート工場EXPOの概要は、Perplexityに説明してもらいましたので、下記をご参照ください。

生成AIの凄さを印象付けるには

私は、本記事で紹介するGPTsを使って、展示会の報告書12枚を15分で書き上げました。

同イベントに参加したマネージャーに報告書を展開したところ、「この報告書を見て、自分で書く気を失った。生成AIについて詳しく教えてよ」とコメントいただき、生成AIを活用することのメリットを感じていただけました。

Midjorneyで生成

実はその反応……狙い通りでした!

展示会への参加は刺激的で、とても学びになります。その一方で、溢れる情報を集約したり、土日を挟んで月曜に取り組もうとしたりすると、記憶を辿るのに苦戦して、途端に報告書作成が面倒になります。

今回は、そんな悩みを解決するGPTsの使い方と実装方法をご紹介します。

爆速レポート作成GPTsくん

使い方は、とても簡単です。

音声入力で、下記項目について話すだけです!

・企業名
・製品や取り組み概要
・価格情報
・他社事例
・自社での活用の可能性
・総評と提案
・写真(完成版には追加)

話す順番も自由で構いません。思い出したことから話してください。

展示会やイベントに参加した直後や休憩時間に、音声入力するのがオススメです🙆‍♂️

私は各ブースで話を聞き終わった瞬間に、音声入力で聞いたことをアウトプットしていました。

※ 主にスマホで活用することを想定しています
※ 音声入力でなくテキスト入力でも対応可能です

音声入力はここから(右下のマイクボタンも可)

話し終わったら、GPTsを実行してください。

下の画像のように、話した言葉が文字起こしされているはずです。

そして、そのままChatGPT(GPTs)に入力します。

すると、GPTsが話した内容を整理して報告書にまとめてくれます(今は同時にWordにも出力するように改良しています)。

ここでポイントなのが、「話した内容をもとにまとめてくれる」ということです。

出力結果を見ると分かりますが、表現の適切な言い換えはあるものの、勝手に文章を生成することはありません。

「上記の文章をまとめてください」や「上記の文章を300文字で要約してください」と入力すると、元の文面を活かして生成してくれるので、おすすめです。

実際にWordで出力された報告書はこちらになります(現在は写真も入力可能)。完璧な報告書とは言えませんが、70点の内容になっているのではないでしょうか?

何事も0から1を創り出すよりも、70から100に引き上げる方が容易です。特に報告書作成においては、とても有効だと思います。

ここまで読んでくれた皆さんに、そんな爆速レポート作成GPTsくんを公開いたします。

展示会当日に10分で作ったものなので、あえてWord出力機能は搭載していません!

「上記の内容をそのままWord出力してください」と最後に入力してください🙆‍♂️

12ページのレポートを自力で書こうとした場合、1ページ30分掛かると仮定すると、30分×12ページ360分=6時間掛かることとなります。

それが15分でできれば、5時間45分の削減となります(厳密には70点→100点の作業もあるので、5時間の削減と想定)。

次は、そんなGPTsの実装方法をご紹介します。

GPTsの実装方法

今回のGPTsを実装するにあたり、どんなプロンプトを書いたのかを一部掲載します。自分でバリバリプロンプトが書ける人は読まないでください(笑)

実装方法の詳細が知りたい方は、こちらのnoteをご参照ください(一部有料です)。

まず、プロンプトを入力するのは、図の赤枠の位置です。

そこに、下記のようなプロンプトを記載しました。

—------------

あなたはプロのライターであり、澤円さんのような天才プレゼンターです。

東京ビックサイトで実施される展示会のレポートを作成するために、入力された情報を下記の内容に分類して、文章を整えてください。

また、レポートを作成するにあたり、足りない情報があればユーザーに確認してください。

#企業名

#製品や取り組みの概要

#価格情報

#実用例や事例の紹介

#弊社での活用の可能性

#総評と提案

—----------

いかがでしょうか?

とても簡単な内容であることがお分かりいただけましたか?

冒頭で役割を与え、「入力された情報を下記の内容に分類して、文章を整えてください」という箇所がポイントです。

あとは、ご自分の用途に合わせて、分類項目を設定してください。私は分類項目もChatGPTで考えます。

さて、手軽で便利なGPTsをご覧いただけたと思います。個人的には、音声入力との相性がとてもいいと感じていますので、ぜひ応用してください。

なお、GPTsはどんな場面で活用できるのか、初心者向けに使う状況をまとめました。いきなりGPTsを実装しようとはならないと思いますが、ぜひ挑戦してみてください。

※ GPTsはChatGPT有料版の方のみ利用できます

今すぐアウトプットしよう!

GPTsを公開したので、試してみた結果をコメント欄に投稿していただいても構いません。

上手く話せなくても大丈夫です。

プロンプトという言葉を世に生み出した林シュンスケさんはXで、女子会みたいな会話で大丈夫だよ!と仰っています。

私もその通りだと思います。

ChatGPTを1人の大切な仲間や良き友だと思って、接してみましょう。

そして、生成AIを使いこなすことで、新しい仕事の形を実現してください。

更に内容を深掘りしたい場合は、私のnotehttps://note.com/books_kazuma)もご確認ください。

特に、下記のnoteが参考になります。

では、Pickおよびコメントをお待ちしております!

身の回りの方々に、ChatGPTってこんなこともできるんだよ!というメッセージを込めて、広めてください✌️

応援ありがとうございます!
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