福田淳 新社長 独占インタビュー裏側

10月3日、The UPDATEで、ジャニーズ問題について議論してから2ヶ月。旧ジャニーズ事務所が設立する新会社の社長として、福田淳さんが就任されました。

12月8日にファン向けに「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」という新会社名と福田淳さんの社長就任について発信されました。そして次の日の12月9日の早朝には、NewsPicks Studiosにお越しいただき、独占インタビューをさせていただく形となりました。NewsPicksをなぜ最初のインタビューの場に選んでいただいたのか、というと、「情報・発信の信頼性」「ビジネスについて的確に話せること」「安心のコミュニティ」などを挙げていただきました。安心しながら発信できる場として考えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

【緊急】スタートエンターテイメント福田新社長が独占告白

SMILE－UP.（旧ジャニーズ事務所）所属タレントのマネジメントなどを行う、新会社の社名が「STARTO ENTERTAINMENT」となることが発表された。そして新社長は、株式会社スピーディの福田淳氏が就任。 今回は、NewsPicksが、就任を発表したばかりの福田淳氏本人を緊急独占インタビュー。 岡田准一、二宮和也、King&Prince平野紫耀など、退所者が続出しているが、契約するタレントは決定しているのか？ また新社長就任にあたり、世間から向けられる懸念の声。福田氏本人は、どう捉えているのか？など、様々な疑問を本人にぶつけていきます。 ファン、芸能界、スポンサー企業など、メディア全体に大きな影響を与えるであろう、今回の新社長就任。 果たして、福田氏は何を語るのか？ ※プレミアム会員のみ全編ご視聴いただけます

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インタビュー内でも話したのですが、The UPDATEでジャニーズ問題について企画をしたのが、9月の下旬頃。福田さんがのんさんの事例を交えて芸能事務所のガバナンスについて発信されていたことから、エージェントの代表をされている福田さんにお声がけをさせていただきました。

10月3日というタイミングで、The UPDATEを配信することを決めていたところ、10月2日に旧ジャニーズ事務所が記者会見をするというニュースが飛び込んできました。構成をすぐに変え、東山さんが補償会社と新会社の両方のトップを担うのは現実的なのか、エージェント制になって何が変わるのか？など多岐にわたって議論しました。

ジャニーズ問題に企業はどう向き合うべきか？

ジャニーズ事務所は10月2日に行った記者会見で、「SMILE-UP.」という新しい社名への変更を発表しました。会見では、マネジメントと育成業務から完全に撤退し、新たなタレントマネジメント会社の設立を明らかにしました。 果たして、今回の記者会見では世間に納得させる方針を出せたのか、今、そしてこれからジャニーズ事務所が直面する課題は何か？さらに、同じような問題が起きないためにメディアや広告主はどう変わるべきか？関係者と有識者を交え、徹底議論します。 ＜ゲスト＞ 浜田敬子（ジャーナリスト/AERA元編集長） 福田淳（株式会社スピーディ 代表取締役社長） 橋田康（元ジャニーズJr./株式会社PROFエンターテインメント代表取締役） 高田敦史（元トヨタ自動車 レクサスブランドマネジメント部長/A.T. Marketing Solution代表）

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芸能界のスキャンダラスな内容ではなく、あくまで会社のガバナンス、コンプライアンスなど組織面での課題について、また未来についてどのように動けばいいのか、など建設的な話が多かったと思います。そして、タレントがトップの構造であるべき、というご指摘。ビジネスをされている中であたり前のことができていない、という懸念。のん(能年玲奈)さんのエージェント代表としても、思うことがあったのだと思います。

The UPDATEで、一番最初に福田さんにお越しいただいたきっかけは、2020年12月1日に配信した「タレントはDXでどう稼ぐのか？」の回。なんと約3年前でした。

その際も、タレントが最下位になっている芸能界の構図を変えなければならないとおっしゃっていました。のんさんは私が中国に行った際にも広告をたくさん見ましたし、まさにタレントのDX化の例として成功されているのだと。

エージェントとして契約の透明化、普通の会社がやっていることを、そのまま再現するというお話をされました。

トークのプロが出ている中で、喋るのが恐ろしい・・・とおっしゃっていた

武井壮さんは「タレント側のリテラシーを高めないといけない！」と訴え、西野亮廣さんはYouTuberの今後について、韓国エンタメの事情をよく知るカンハンナさんも交えて、白熱した議論となりました。「芸能事務所は必要なのか？」など議論し、業界内でも話題を呼びました。

タレントはDXでどう稼ぐのか？

テレビや広告で活躍していた俳優、芸人などの人気タレントが芸能エージェントから独立するケースが増加。さらに、芸能界の収入構造が変化する中、タレント自身がビジネス戦略と共に経営を率先しなければならない、タレントの新時代がやってきています。一方で、コロナショックによって打撃をうけているテレビ業界からYouTubeなどに主戦場を移すも、上手に稼げないと葛藤を抱えるタレントも。果たして、DX時代に芸能プロダクションは必要なのか？タレントに必要なセルフブランディングとは一体何か？タレントの西野亮廣氏、武井壮氏、カン・ハンナ氏、そしてスピーディ代表取締役社長 福田淳氏を交え、徹底討論します。

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その後、 Web3、NFTブームが来た2022年、福田さんがNFTアートを購入されているという事例から「NFTとは一体何なのか？本当に価値があるのか？」という議論をしました。当時NFTは突如現れたアートの新しい形として、実際にNFTアートをプリントしたものをお持ちいただいて、その価値を解説していただきました。

NFTアートにかける情熱が伝わる表情ですね

なぜNFTが数十億円の価値があるのか？ブロックチェーン上で本物かどうか証明されるとは、一体どういうことなのか？等、ビジネスでの活用方法でも疑問が湧いている中、まだハテナが多かったNFTの世界について、かなり早い段階での議論となりました。

NFTは本当に価値があるのか？

突然、世界で沸騰しているNFT(非代替性トークン)。米アーティストBeeple氏の作品は75億円、TwitterCEOの初ツイートは3億円超で落札され、国内でもせきぐちあいみ氏によるNFT作品が約1300万円で落札…NFT市場は急拡大し、30日間で10億ドル以上を生み出している。しかし“異常”とも言える高値取引が相次ぐ中、NFTは一過性のバブルか、そもそもデジタルデータの保有に意味があるのかという懐疑的な声も。村上隆氏もNFT作品の出品取りやめを発表するなど、先行きが不透明な中、なぜNFTは盛り上がってきたのか、デジタル資産として投資すべきか、デジタル化で今後価値が変わるものとは何か徹底討論。

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インタビューでも話したのですが、福田さんはスカパー！などテレビ局の立ち上げもやられていましたし、アートにも精通されている、さらにエージェントの代表もやられているということで、今回の新会社で必要なピースが全て揃っていると思います。

12月9日の取材時、「これから囲み会見に行ってきます。その前にNewsPicksで一旦リラックスしてから臨みます」とおっしゃっていた福田さん。ジャニーズが作ってきたコンテンツ、知的財産がすべてなくなってしまうという危機感から社長就任を決意されたということでした。

報道などを見ていますと、ファンの皆さんや世の中からの風当たりが強い部分も感じますが、福田さんと何度もお会いしている私からしますと、こんなに真摯に問題や課題に向き合う方はいらっしゃらないと思います。

井ノ原さん、そして木村拓哉さんなど、タレントの方々から支えてもらっていると話される福田さんからは、何としてもタレントを守るという気概が感じられました。

新たな挑戦を一緒にみていきたいですし、芸能界全体に透明性が広がるような組織をつくられるのだ、と期待しかないです。これからも応援しています。