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2023年7月3日 公開

【フランス全土で暴動】一体何が起きた?デモが過激化した理由

北アフリカ系の少年の射殺事件をきっかけにフランスで広がった暴動は、3日未明も続いている。さらに自治体の首長が狙われる事件が発生。オリンピック会場にも火災し、これまでの拘束者は3000人以上。今回は、なぜここまでデモが過激化しているのか?国際情勢担当のキアラシ記者と、国際政治学者で、NewsPicksプロピッカーでもある鈴木一人氏(東京大学公共政策大学院教授)が解説します。(17分/出演:鈴木一人、キアラシダナ/制作補:王芸杉/ディレクター:柳橋泉紀、山口泰右)
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約20年前に、本ビデオでも触れられているパリ郊外(Banlieue)の大学に留学していたため住んでいたことがありました。その当時からBanlieueの治安は良くなく、日が暮れたら例え男性でも一人で歩くなと言われていました。確か10年前でも、アフリカの移民系の若者の失業率は20%台など非常に高かった記憶があります。

数十年前から存在していた移民問題に加え、最近は出身問わず年収格差で問題が増えています。フランスは税金が高く、パリは特に物価も高くなっているので、富裕層を除いては生活の質が下がっていると言われています。しかも、富裕層の一部は税金から逃れるために、国外に移っています(オランダやシンガポール、ドバイなど)

今年に入って年金問題もあり、コロナ禍が落ち着いて行動が自由になった今、残念ですが暴動が起きやすい状況だったのでしょう。

アメリカと異なって社会的な共感が得にくいというNewsPicks内の解説に概ね合意します。ただし、フランスの政界・経済界が一部大学(グランゼコール)卒のエリートに支配され続けており、移民問題・貧富の格差を解消する見通しが見えなく、フランス全体としての治安や住みにくさの悪化が進むと思います。
フランスが揺れに揺れています。
少年や移民を中心とする抗議者が町に繰り出し、来年のオリンピックの会場が火災になりました。発端は6月27日に北アフリカ系少年が警察官に射殺された事件。理不尽さに怒る人たちがSNSなどで広がり、一時は暴徒化しました。アップルストアが壊され、物が盗まれる光景は先進民主主義国の代表であるフランスの光景としては異様にも映ります。
このような大規模な抗議運動やその発端を見ていると、2020年、アメリカや世界を揺るがしたBlack Lives Matter運動が思い出されます。
ここまで怒りが広がった根っこはどこにあるのか、これからフランスはどうなるのか。国際政治学者・鈴木一人教授の明快な解説も交えて動画にまとめました。
いまちょうどパリにいて、郊外に滞在しています。少なくともパリの中心部は大きな混乱は見られません。夜も交通量多いです。

地下鉄やバスが止まると困るなということでUberを多めに使っているのですが、ドライバーの大半は中東系ないしはアフリカ系の移民の方でした。色々と話してみたのですが、どなたも「この平和なパリを見てみろ。ニュースは煽りすぎ。マクロン政権に不満のあるメディアが、こうなったのはマクロン政権のせいだというメッセージを送りたいんだよ」的なことを言っていました。もちろんこれは一面の見方だと思いますが、移民層でも受け止め方は様々のようです。

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