マスク氏ツイート、テスラは事前承認義務違反とSECが指摘-DJ
コメント
注目のコメント
会社内部の情報を知る人間が、重要事実についての情報公表前に株式の売買等を行った場合には、「株式市場が正常に機能しなくなり、経済システムに重大な影響を与える」ので、かなり重い罰則を伴う法律が整備されています。
有価証券の価格を変動させる目的で虚偽の情報を流すことは、「風説の流布」として禁止されている行為であり、「虚偽か、虚偽とは言えなくとも合理的でかつ事実ではない情報」を流布させると罰せられます。
マスク氏自身が垂れ流す「虚偽の確証のない自社の情報」については、「株式市場が正常に機能しなくなり、経済システムに重大な影響を与える」ため、社会問題となるものの、それにより自身が利益を上げるなどの証拠がなければ立件することができず、本当に悩ましい問題です。自社の機密をさらけ出すことは一般に自社に不利益になるため、これを実行する人がいること自体、ほとんど想定されていないと思います。
企業としてのテスラは企業の社会的責任を全うするため、マスク氏を経営陣から排除させることを検討すべき事案ですが、そういうガバナンスも機能していない状態のように見えます。
結局、証券取引委員会が裁判所を通じて「事前承認義務」をマスク氏だけに課し、違反した場合に罰金を納めてもらう措置が「経済システム維持」のために、「できることの限界」ということになるのでしょう。本当に、そのようなツイートはやめればよいのにと思いますが、稀有な天才経営者の考えることは、平凡な人間には理解できそうにありません。予想的中(笑) https://newspicks.com/news/5853124?ref=user_143212 というか当たり前ですね次は罰則規定ですね、たぶん和解文書には無いと思います、そもそも一発退場カードがあるので。ただ時価総額世界トップ10レベルの企業にてToo big to banという事もあり難しいかじ取り。天下のSECもここまでクレイジーな経営者がここまでの覇者になる事は想定外だったのでしょう。
文脈としては、2018年のTesla非上場化に関するTweetから始まる。全体の流れは①が分かりやすい。
まず、投資家をミスリードしたのではないかという点から始まり、SECが提訴した(②)。和解勧告拒否(③)などを経て、会長辞任と併せて和解(④)。
ただその後も、SECを挑発したり(⑤)しており、和解合意に違反しているとSECが感じるケースが多くあった(⑥)。直近では、それを十分抑えられていないとして、株主が取締役を提訴している(⑦)。
①https://newspicks.com/news/3353589
②https://newspicks.com/news/3345583
③https://newspicks.com/news/3348123
④https://newspicks.com/news/3349825
⑤https://newspicks.com/news/3362822
⑥https://newspicks.com/news/3702846
⑦https://newspicks.com/news/5683845