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2020年2月25日 公開

【現地レポ】Uber、メルチャリ…日本の「西海岸」福岡市は今

スマートシティ構想を掲げる福岡市。2010年に就任した高島宗一郎市長が目指すのは「シアトル」だ。Uber、LINE、メルチャリなど多くの企業が参入した実験都市の今を現地ルポで紐解く。(10分/取材:岡ゆづは/聞き手:池田光史/デザイン:國弘朋佳、黒田早希/ディレクター:栗原良介、栁橋泉紀/演出:小西健太郎、池田光史/企画:泉秀一)
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スマートシティの実現を阻む最大のものが規制であり、その規制を守る行政とその規制によって守られている業界団体であることが端的に分かる動画でした。

スマートシティの利便性を享受するのは市民であるが、それを実現するための行政や開発事業者にはインセンティブがないため、「スマートシティって誰得なの?儲かるの?」という問題が厳然として存在する。

そのため、現時点で住民が居住し、生活や経済活動が営まれている既成市街地に導入するレトロフィット型は抵抗が大きい。だから全くの更地でまずは「実証実験」でグリーンフィールド型でやっていくことが現在主流となっている。日本ではこの福岡のSmart Fukuoka Eastしかり、トヨタのWoven Cityしかりだし、海外だとトロントのSidewalk Labの開発もグリーンフィールド型だ。

しかし現実には、さまざまな都市問題は既成市街地に存在しており、その問題を解決する手法としてのデジタル化、スマート化は実際は行政メリットを多いはずで、都市の更新インセンティブもあるはずなのだが、なかなかそうしたことにはなりにくい。

そうした状況を変えるには、目に見て分かりやすいパーソナルモビリティやキャッシュレスのようなテクノロジー導入をただ闇雲に進めるにではなく、明確なビジョンを元にしたKGIを導入しつつ、その成果を参画する事業者もシェアしつつ、事業を永続的に運用出来るようなファイナンスのあり方も必要となる。

こうしたことは既に都市のデジタルトランスフォメーションを睨んで議論されていることであるが、福岡市のような政令指定都市を中心とした中枢都市規模でより多く進むことで、向こう10年の日本の都市のあり方を変えていけるにではないか、と個人的には考えています。

追記1:かつての同僚、LINE Fukuoka COOの鈴木さんの活躍振りも見れて嬉しかったですw

追記2:こういう取材動画、良いですね!さすが岡記者と池田編集長!!福岡市出身者として、また都市のデジタルトランスフォーメーションを課題とする者として興味深く拝見しました。
キャッシュレスやモビリティなど、実証実験といえば福岡でやっているイメージがあります。そうした市をあげての実験の進捗は今、どうなっているのか。高島市長にお話を伺ってきました。
地方のスマートシティやコンパクトシティの最大の課題は「稼ぐ力」です。いくら便利になってもコストがかかるだけでは意味がありません。産業振興につながらないと持続的になりませんから。

その点、福岡は便利になったエリアにスタートアップが集まる魅力があるので、他都市との競争優位性に使えますね。産業振興のエコシステムを支えるのがスマートシティという発想ができているところがスゴイです。

それでもやっぱり規制や既得権益、そして「変わりたくない文化」が大きなハードルなんですね。
「特区」に指定すればすべてが自然にうまく行く
訳ではないということがよく分かる特集。
緻密な計算とトップの強い意志、様々な関係者の
インセンティブ調整をどう進めていくか。
これは福岡市に限らず、前後どこでも起こっている事で、
大事なことが詰まっているので、ここから何を学ぶか
という姿勢で観てほしいと思います。
インタビューから、高島さんが本当に苦労して構造改革に向き合っているんだなということが伝わってきました。

・「便利になんてならなくていい。逆に問題が起きたときに責任を取りたくない。便利になっても給料は上がらないし。」と"全員"が考えている人たちのなかでやっている。

・規制によって業界は形作れている。どういう仕組みで規制が作られているのか、守られているのか、根本へのアプローチがないと難しい。
福岡のトライアルをコンパクトにまとめたレポートです。現地の体温が伝わってくる。

キャッシュレスの状況も、わかりやすく。屋台のキャッシュレス受付状況を足で稼いでデータ化しています。
大分舞鶴高校のOBで大先輩の高島市長。福岡は間違いなく日本の魅力的な都市の一つ。個人的には福岡のみならず、九州で一つになれるか、九州全体で資産を捉えられるかがポイントになりそう。しかし今は韓国やアジアからの観光客も減っており、インバウンドのみならずな魅力的事業創出は必須。

弊社も福岡にグループ会社があり、エンジニアデザイナーを中心に50人を超える社員がいます。もっとシナジー出せると思っており、色々チャレンジしていく予定です。

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