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佐藤 ハリー個人
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私には中小企業の経営状況や業務管理の現状に関する知見がないため、筆者が言及している大企業と中小企業のご業務効率の差について理解することはできません。ただ、もし事実だとすれば中小企業には改善の余地が大きく残されていることになります。そこに、大企業の「システム」を導入すれば、確かに効率化が図られ、収支状況も改善する可能性がありそうです。 さらに「事業承継」は日本全体の問題になっており、国もそれを認識し、事業承継を支援する体制が整ってきています。このことは個人M&Aに追い風となることは間違いないでしょう。 本書を読んで一番ハードルが高そうだと感じる部分はそこから先の部分です。 買収の手段のひとつとして、買収先候補の企業で取締役として2年間働き、その間に企業調査と引継ぎを受けるという方法。これはなかなか現実的と言えないように思うのですが、実際はどうなのでしょうか。買収先の社長と相当な信頼関係が必要だと感じます。買収が決まったわけでもない取締役にそこまで情報を提供してもらえるのでしょうか。 また、もう一つの「取引先を買収する」という手段。これについては現在勤務している企業の協力が不可欠になるように思います。現在の企業にもメリットがあるとしても、その戦略を知った同僚たちは良い気分がしないように思います。周囲への説明など、相当な下準備が必要になりそうです。 まだまだ日本社会でM&Aが浸透していない印象のため、様々はハードルがあることが想定できますが、だからこそチャレンジする意義があるのかもしれません。環境が全て整ってからでは出遅れてしまうでしょう。数年後を見据えて、いまのうちから選択肢のひとつとして検討を進めることは非常に有効だと思いました。
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